カナダで働く、暮らすってどんな感じなの?カナダで保育士として生きて行くって実際どうなの?
そんな疑問をお持ちの方へ、日本でお話する機会を設けたいと思います!
私Harukaが保育士としてカナダで経験したことをベースに、 現在のカナダの保育事情や、これからカナダに行ってみたい! 日本以外で保育士として活躍してみたい!と思っていらっしゃる方に役立つ情報をご案内します。
これからセミナー開催までの間は、当日にお話する内容のご案内を兼ねてカナダの保育に関わるいろいろな情報を随時更新して参ります。
どうぞ皆様お見逃しなく!
👇2019年9月セミナー向けの連載記事はこちらです👇
セミナー当日はブログに書けなかったお話や、私自身の具体的な例などたくさん紹介できればと思っておりますので、是非こちらからお申し込みください。当日お会いできることを楽しみにしています!
セミナーを開催する人物。私のプロフィール記事は以下のリンクからご覧いただけます。
知ってるよ!って思った方ごめんなさい。でも私が初めてカナダに来たとき、私はカナダのことをなんにも知らなかったので(恥)まさか陸路でアメリカに行ける程近いなんて思っていませんでした。島国日本の感覚だと、陸続きの国境ってなんか馴染みが無いんですよね。
私が一番最初にカナダにやってきたのは19歳の頃。ただただ海外に行ってみたくて大学の夏休み期間中に短期留学してみようと考えていました。海外=英語=アメリカ!ぐらいの考えしかなかった私は、当初アメリカのシアトルに留学する予定でした。しかし、その当時日本で何かの感染症が流行っていて、大学は学級閉鎖続き。期末試験や夏休みの日程がずれ込んでしまったために、当初予定していたアメリカの短期留学に参加できなくなりました。
留学がキャンセルになってがっかりしていたところ、父の知り合いでカナダに留学経験のある方にバンクーバーを進められ、時間も無いので決めてしまおう!くらいの感覚で、ろくな下調べもせずバンクーバーへ降り立ちました。たった1ヶ月の超短期留学でしたが、これが私の人生のターニングポイントになるとは・・・!今もカナダにいるわけですから、何があるか分かりませんね。
アメリカのお隣の国=英語圏と思いがち(私はそう思ってました)ですが、英語とフランス語両方が公用語です。そのためカナダで売っている商品は基本的に全て英語とフランス語の二ヶ国語表示。
ちなみにカナダ人のフランス語とフランス人のフランス語は別物らしいです!バンクーバーの位置するブリティッシュコロンビア州は英語圏ですが、保育園でもフランス語を取り入れるところがありますし、小学校に入るとフランス語の授業があります。
私もカナダの永住権を取得した移民の一人ですが、バンクーバーはカナダの中でも特に移民が多い都市です。留学生にも人気です。様々な国のレストランが充実しているので、食に困ることはありません。アジア系のスーパーもたくさんあるので、日本の食材も手に入りやすいです。
私の働いていた保育園でもバックグラウンドは人それぞれ、本当に国際色豊かでした。余談ですが、カナダではDNA Ancestry Testが話題です。自分のルーツがどこにあるのか鑑定してもらえるDNAテストなのですが、これ、移民大国カナダだから流行るんだろうなと思いました。日本人は多分ほとんどの人が韓国かモンゴルになるんじゃないかと思います。
私がやったら、結果を見てもただ納得するレベルで、はっとする驚きは無いんじゃないかな。
カナダ=寒い=雪国!と思っていませんか?私は思ってました。もちろん雪がたくさん降る地域もありますが、バンクーバーについてお話すると、雪は殆ど振りません。日本でいうと東京と同じくらいの感覚です。
雪は降りませんが、雨がたくさん降ります。バンクーバーは”レインクーバー”と呼ばれるほど雨が降ることで有名です。夏の時期はとてもカラッと晴れていて、でも日陰に入れば涼しくとても快適なのですが、夏以外は雨のシーズンです。バンクーバーの自然はこの雨によって保たれているんだろうなぁと思います。こんなにも雨の降る地域なので、ちょっとくらいの雨ではみんな傘をささないです。保育園では雨でも関係なくお外で遊びます。子どもたちには、”Muddy Buddy”という全身をカバーするレインコートがあるので、雨でも無敵です。
知らない人に話しかけられることが多いです。例えば電車が止まってしまった時に、『何が起こってるの?』って聞かれたのをきっかけに、待ってる間ずっと喋ってたり。
私がカナダに初めて来た時、ガイドブックの地図を道端で見ていたら(当時はGoogle mapなんてなかったのです)、『どこ行きたいの?』『迷っちゃったの?』なんて話しかけられて、英語もできなかったのでカタコトで学校に行こうとしていることを伝えたけれど、理解してもらえず・・・そしたら他の知らない人も手助けに来て、最終的に4人の大人に囲まれて、親切さに感謝しつつ、ちょっとたじろいだ思い出があります。
レストランのサービスもフレンドリーです。日本ではお客様には丁寧に!っていう感覚がありますが、カナダのサーバーは『オーダー決まった?オッケー、何食べたい気分?』みたいな感じで、友達かと思うくらいフレンドリーです。
例えば電車は5分位なら遅延案内も無しに遅れます。でも次の電車が来るのを待てばいいだけなのでみんなあんまり気にしません。
一度、住んでいたお部屋のカーテンがレールごと外れて、アパートのオーナーに修理を頼んだことがありました。オーナーはすぐに確認に来てくれたものの、『修理は来週にならないと来ないから、それまでこれでどうにかして』と、シーツと画びょうを渡されました。
今住んでいる家のテレビとWifiの設置を業者に頼んだときも、頼んだプランと違う機種を持ってきて、『今は在庫が無いからとりあえずこれで。来週交換に来るね』と言って去っていき、次の週になっても一向に連絡が無いのでこちらから連絡すると『あぁそうだった、すぐ行くね!』くらいの感じでやってきました。
と、こんな感じのエピソードが山程あります。日本のサービスの速さ、正確さを求めるとがっかりしてしまうことも多々ありますが、まぁ気にしないでおおらかにいることも大切なのかなと思うようになりました。
私の場合、これは特に服装においてなのですが、日本だと”人にどう思われるか”や、”年齢相応の服装”を気にしていました。今も日本に帰るときには、少し服装に気をつけるようにしています。でもカナダでは服装、露出、一切気にしていません。
例えば、夏場はショーパンにキャミソール+ビーチサンダルで平気で外出しますが、日本だと”こんな服装はビーチでしか許されないだろうな”とか、”こんな薄着(特に私の年齢で)で外に出ちゃまずいんだろうな”と思ってしまいます。
私が日本で就職活動をしていた時、女性の身だしなみとしてお化粧が含まれていました。女性のお化粧もエチケットとされるんですね。今思うと謎でしかないです。素顔で出かけて何が悪い!って感じです。
年齢についても気にならないです。特に日本人は若く見られる傾向にあるので得してます!日本では、年齢によるプレッシャーを少なからず感じていました。誰に何を言われたというわけでも無いのですが、社会的なスタンダード、適齢期をどこかで気にしていましたね。
残念ながら祝日の数は日本よりも少ないカナダですが、みんなバケーションとなるとガッツリお休みを取得するので、個人のお休みが取りやすいです。日本で働いていたときは、有給休暇があっても周りの人がお休みを取っていないと自分もお休みを申請しずらかったり、単発のお休みは取れてもまとまったお休みは取りずらい、なんてことがありましたが、カナダではそんなことが一切無いです。
前回日本に帰った時は2週間仕事を休んで帰国したのですが、母には『この前もお休み取ってたのに、そんなにお休みできるの?』とびっくりされました。有給休暇は雇用先によって規定や制限が違いますが、有給休暇を使い切ったからといって個人のお休みが取れなくなることもありません。ご参考までに私は昨年2週間のお休みを2回取得しました。
世界で最も住みやすい都市ランキングで常に上位を誇るバンクーバーですが、家賃が高いです。アパートを借りるのに、バチェラータイプの部屋(一人暮らし用のワンルーム)でも最低$900/月はします。このため、ルームシェアをする人が多いです。
物価が高いとも言われるバンクーバーですが、私の個人的な感覚では家賃以外の物価は日本と比べてもそこまで高くないと思います。
※私の感覚的な部分も含まれますので、ご参考までに。
ここまで、カナダ、バンクーバーの基本的な情報を私が最初に感じたことを思い出しながら綴ってみました。次回以降の記事では、英語力についてや、保育士のお仕事、普段の生活、お財布事情についてお話ししたいと思います!