【2019秋セミナー向け連載】カナダの保育、良いところと大変なところ。 | ホイクペディア | 海外保育士の留学情報サイト

【2019秋セミナー向け連載】カナダの保育、良いところと大変なところ。

Haruka

この記事を書いた人 Haruka
2019.08.22

【告知】

Now Loading...


カナダの保育を広めようと活動している私ですが、今回は、私がカナダで保育士として働く上で、「ここが良いな」と思うところと、逆に「大変だな」と感じたところをお話していきますね。

この連載では、私Harukaが保育士としてカナダで経験したことをベースに、 現在のカナダの保育事情や「これからカナダに行ってみたい!日本以外で保育士として活躍してみたい!」と思っていらっしゃる方に役立つ情報をご案内します。

👇2019年9月セミナー向けの連載記事はこちらです👇

セミナー当日はブログに書けなかったお話や、私自身の具体的な例などたくさん紹介できればと思っておりますので、是非こちらからお申し込みください。当日お会いできることを楽しみにしています!

 

保育士の一日のスケジュール

保育士のお仕事のスケジュールを私の経験を元にお伝えします。

保育園の開園時間

月曜日から金曜日 午前7:00から午後6:00まで
基本的にこの時間で運営している園が大多数だと思いますが、私が過去に働いたことのある園では午前6:30から開園しているところもありました。中には、土曜日と日曜日だけ空いている保育園などもあります。

シフト勤務でローテーション式

私の働いていた園では3種類のシフトがあり、これを週毎にローテーションしていました。ちなみに従業員は保育士3名と、アシスタント1名で、休憩を1時間ずつ交代で取ります。

  • Opening
    午前7:00 – 午後3:00
  • Mid
    午前8:00 – 午後4:30
  • Closing
    午前10:00 – 午後6:00

アシスタントは毎日固定で 午前9:00 – 午後3:00
※保育園、雇用形態によっても違いますので、私の例はご参考までに。

次の『カナダの保育のいいところ』でも書きますが、残業が発生した場合はもちろん残業手当が出ますし、福利厚生も充実しています。セミナー当日は実際に私が受けていた待遇について詳しくご紹介しますので是非お越しください。

 

カナダの保育のいいところ

“Inclusion” 個性を尊重した偏見のない受け入れ体制

多国籍、異文化交流

カナダならではの特色として、やはり多国籍文化であることが挙げられると思います。それぞれ違うバックグラウンドを持った人たちが集まっているので、”郷に入っては郷に従え” という感じではなく、それぞれのルーツや文化が尊重されています。保育園でも、各家庭ごとの文化の違いを目にすることはたくさんあります。話す言葉が違うのはもちろん、食べ物が違ったり、祝日の過ごし方や、古い言い伝え、トイレットトレーニングの方法なども違って面白いです。私も移民の一人ですが、
移民や外国人労働者の受け入れにハードルが無いのも、カナダの良いところだと思います。
文化からは少し話がそれますが、家庭環境について言えば、保育園では様々な家族のあり方を目にします。同棲婚のご両親、シングルペアレントのお家、養子の子、ホスターケア*にいる子などなど。多様であるということは “違いが目に付きやすい” ということでもあると思うのですが、それをジャッジしない。”偏見や先入観を持たずに個々と接すること” が重視される体制が、私は好きです。
*ホスターケア:家庭環境に問題があったり、虐待などで保護された子が一時的にホスター(里親)家族の元で暮らす制度。養子とは別。

障がい児教育にも壁がない

カナダでは、特別支援学級や養護学校がありません。障がいを持った子も通常の学級に通います。小学校以上の児童は、専属の先生がアシストに付き、普通学級で勉強できるようなサポート体制が整っています。保育園でもグループに何人かは障がいを持った子がいます。保育園児でも、サポートが必要と認められた場合には専属の先生が付きます。サポートが必要と認められなかった場合でも、保育園がその子を受け入れるためにどんな対応ができるか、専門のサポートワーカーからアドバイスが受けられます。
カナダで保育を勉強してから、”障がい” という言葉に違和感を覚えるようになりました。障がいってなんだか差別的に聞こえてしまうのです。カナダでは “Special Needs” という言葉が広く使われています。”特別なアシストは必要だけれど、彼らも他の子どもたちと変わらない” という考えの元に成っており、障がいで区別せず受け入れる環境と設備が整っているのもカナダの魅力です。

働き方・福利厚生面

残業は基本的にない

基本的に残業は無いですが、もし残業が発生した場合は、通常の時給の1.5倍の残業手当が支払われることが州の規定で定められています。
Closingのシフトで、保護者がお迎えに来ない!なんて場合は、残業も止む終えません。この場合は各園の規定に沿って手当が発生します。保護者から支払われるペナルティーなど、具体的な部分はセミナー当日にお話できればと思っています。

持ち帰り仕事がない

私は趣味でサークルタイムに使用するパペットを自宅で制作したりしますが、仕事で必要なものの制作は、全て仕事中手の空いた時間に済ませるようにしていました。連絡帳や日誌などの書物仕事が無いので、手の空いた時間は、イベントや翌日のアクティビティーの準備に使っていました。

お休みが取りやすい

お仕事から離れてリフレッシュすることも重視されているので、みんな交代でお休みを取る体制が整っています。以前の記事でも触れましたが、私は去年2週間のお休みを2回取得しました。病欠についても、”Sick day” という有休休暇が付与されています。子どもたちとふれ合っていると、保育士ってどうしてもいろんな病気にかかりがちなので、これはとても助かります!

上下関係の少ない人間関係

年功序列的な考え方が無いカナダ。先輩後輩等、上下関係を気にすることはほぼありません。経験値や、役職による差があったとしても、保育士であることに変わりはないので、同僚とはとてもフレンドリーに接していましたし、仕事上でも各先生の個性が尊重されていました。

 

カナダの保育の大変なところ

発達障がいのある子への対応に戸惑い

これまでご紹介した通り、保育園にも障がいを持った子がいます。サポートが必要と認められている子は支援があるのですが、軽度の障がいや、低年齢のために明確に診断されていない発達障がいがある子たちは、保育士による対応が求められます。これが特別なトレーニングを受けていない私では及ばないところが多々あって、とても戸惑いました。私の受け持ったグループの中に、診断はされていないものの発達障がいの疑いがある子がいました。その子は音にとても敏感で、私達は気にならない程度の雑音でも、『音がうるさくて耳が痛い』と耳を塞ぐことがよくありました。感情表現やお友達とのコミュニケーションが苦手で、苦戦した結果フラストレーションで叫んでしまう。音に敏感な反面、自分は何分、何時間でも叫ぶのです。本当にびっくりするくらい叫び続けるので、一度ご近所の方の通報を受けて警察が確認に来たことがあったくらい。その子の喉も痛むだろうし、他の子にとっても良くないので、なんとかなだめよう、気持ちを逸らせようと試みるのですが、一度叫びだすと自分でもコントーロールがきかない感じでした。サポートワーカーのアドバイスを元に対応しても「私がやってもうまくいかないんだけど・・・(泣)」ということが多々あって、すごく心苦しかったです。
先にお話した良いところと少し矛盾してしまいますね。障がいで区分せずに受け入れる環境だからこそ、「保育士もスキルアップが必要だなぁ」と思いました。私は将来的にSpecial Needsの資格を取りたいなぁと考えています。

閉鎖的、差別的な考えがある人も中にはいる

多国籍文化とはいえ、中にはどうしても閉鎖的な考えを持った人がいます。直接的に差別と感じる扱いを受けたことは無いのですが、「なんか、あのお母さんに避けられている気がする」と感じて気にしていたら、同僚の先生が、『あのお母さんは、ちょっと差別的なところがあるから気にしなくていいよ』って教えてくれました。悲しい事実ではあるけれど、仕方がないと思います。その方の育った環境や、教育によって生まれたものかもしれないし、人それぞれの個性というか、あり方なので否定はできません。

 

保育士のやりがい

保育士のお仕事は、体力勝負でもあり、大変なこともあります。でもその分、とてもやりがいの大きいお仕事だと思います。

子供たちからもらうパワー

子供と接するのって体力を使うので、本当にぐったり疲れてしまう日もある中、結局子供が可愛いってだけで不思議とパワーがでてきたりするんですよね!『I love you, Ms. Haruka!』なんて言われたらメロメロだし、子供たちと信頼関係を築けた時に一番やりがいを感じられます。ご両親に『うちの子は家でもMs. Harukaのことばっかり話してるんだよ』なんて言われると、その日一日いい気分で過ごせます♪
カナダではたくさんハグするので、ハグからパワーを貰うこともたくさんあります。子供とに限らず、先生同士やときにはご両親からハグされることもあります。ハグって、カナダとはいえ距離感が近くないとしません。なので、ハグされると単純に嬉しいです。

子供たちの成長に日々感動

こどもたちの成長をとても近い距離で見届けられるので、感動の多いお仕事だと思います。毎日見ていても小さな変化がたくさんあります。例えば、朝登園してきてお母さんと離れるのに泣いていた子が、今日は泣かずにバイバイできた、とか。頑張ってるなぁと思います。子供たちの頑張る姿って、私すごく弱いです。すぐ感動してしまう!

 

今回は少し長文になってしまいましたね。読んでくださった皆様、ありがとうございます!

セミナーでは、実際に保育士としてお仕事を獲得するための、お仕事の探し方や求人の募集状況について、お話したいと思います。
セミナーのお申込みはコチラから!

この記事を書いた人

Haruka

カナダBC州の専門学校を卒業し、保育士資格を取得。卒業後はカナダで保育士として働きながら、就労ビザ、永住権を取得。現在はホイクペディアのチャイルドケアアドバイザーとして、自身の経験を元にカナダの保育の良さを広めるために日々奮闘中。


ホイクペディアからの告知です

コメントを残す