ホイクペディアのKanaです。今回のブログは前回のブログに引き続き、コロナ禍におけるECE界の現状をお伝えします。
それでは、どうぞ!
コロナ禍におけるECE界の現状 (リンクから各項目にジャンプできます)
2020年3月の緊急事態宣言から10ヶ月程が経ちました。私がECEの現場にいての肌感覚から言いますと、今まで以上にECE業界の需要は高まっています!更なる(新しい)人材不足(ECE実習生を含め)に加えて、パンデミックの影響も考えられるであろうECEの休職や退職も少なくないと思います。また、場所によっては通常よりも沢山のスタッフを雇って、安全対策をより徹底してオペレーションをしているデイケアやプリスクールもあります。
政府やECEの団体は、ECE Assistantのオンラインコースキャンペーンを打ち出したり、無料でのProfessional Development Workshop(ECEの資格を更新する為に必要とされるワークショップ)を提供したり、ECEの人材確保を支援しています。不安定ではある世の中ですが、今だからこそECEになる就職活動のチャンスでもあります。
特にSub Teacher(臨時の先生)の需要はとても高いかと思います!今までとは違い、体調が悪かったり、何らかの症状があれば出勤出来ないので、万が一のために臨時の先生は本当に助かります。
「エッセンシャルワーカーだから」、「仕事だから」とはいえ、これらの”New Normal(新しい常識)”は私たちECEの身体と精神にかなりのダメージとなりました。通常以上の掃除量や衛生面の徹底を含む身体的労働、自分の家族を含め自身の健康面の心配や子ども達の健康と安全を守る義務感から膨らむストレスと不安。責任と義務を全うする必要性もある立場の職業ではありますが、こんな状況だからこそ個々の権利と選択を尊重してECEがより働きやすい現場になるのが理想です。
まずは自分の心と身体が健康で充実感があってこそ、子ども達によりよい教育を提供できるかと思います。混乱しそうになったら思い悩まずに、自分自身の健康を第一に考えて、然るべき場所や人に助けを求めるのも一つの手段ではないかと思います。それぞれの現場でECEが一丸となり、お互いにサポート・ケアし合って、悩みや疑問を相談する事で”New Normal”に順応する努力をしています。
参考:コロナ禍における仕事に関する安全対策などのQ&A、メンタルヘルスについて
[BC PUBLIC SERVICE COVID-19 RESPONSE FAQs]
なんだか、ECEを目指す学生の方やカナダでの就職を考えている方達には、ビックリ!?する内容があったかもしれませんが、少しでもECE業界の現状がお伝えできたらという思いから、コロナ禍で私が経験しているエピソードをまとめました。
バンクーバーでは至る所でクリスマスイルミネーションが輝いていて、クリスマス音楽を耳にするとワクワクした気持ちになりますね。それと同時に、本格的な冬場に入り、益々寒くなることが予想されます。どうぞ皆さま風邪対策を万全に”My Bubble”内で素敵なクリスマスシーズンをお過ごし下さいませ。
前回・今回のブログに加えて、ECE業界に関する質問や疑問、コメントなどがありましたら、お気軽にホイクペディアにお問い合わせください。一緒に保育の現場を盛り上げていきましょう!Please stay safe, healthy and be kind.