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コロナ禍におけるECE界の現状 第一弾

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ホイクペディアのKanaです。皆さま、いかがお過ごしですか?あっという間に2020年も師走ですね。日本のこたつでみかんや焼き芋、それからお鍋や豚汁(食べ物ばっかり。。。)が無性に恋しくなる時期です。皆さんの冬の定番料理は何でしょうか?そんな事を考えてテンションを上げつつ、、、

今回のトピックはズバリ!!第一弾、コロナ禍におけるECE界の現状についてお話ししようと思います。私の体験談をふまえながら、自分なりに調べてまとめたので、一つの参考記事として気楽に読み進めてみてください。
それでは、どうぞ!

コロナ禍におけるECE界の現状   (リンクから各項目にジャンプできます)

緊急事態宣言

緊急事態宣言が発令された2020年3月にはECE界にも激震が走りました。現場のスタッフ、それをサポートする組織は切磋琢磨して今に至ります。ECEはエッセンシャルワーカー(必要不可欠な職種の従事者)として位置づけされています。違う職種のエッセンシャルワーカーのお子様を受け入れる為にも、緊急事態期間でも閉園しないデイケアは存在しました。私が働くプリスクールは3月23日から8月31日まで閉園になりましたが、オンラインで定期的にクラスをしたり、毎日オンラインでサークルタイムを実施していました。

オープンしているデイケアには本当に必要としている家族(エッセンシャルワーカーとして働く親)のお子様が優先対象となっていましたので、この期間中は出来る限り在宅が推奨されていました。普段より通園する子どもが少なくなった状況になったとは言え、エッセンシャルワーカーとして働かないといけない立場のECE。仕事場では徹底した掃除と安全管理をして、刻々と変化する情勢の対応に追われながら先行きが不透明な日々を過ごすことになりました。

緊急事態宣言により、一時休園することになったプリスクールやデイケアのスタッフは一時解雇扱いとなるケースもありました。このような状況は、ECEにとって経済的、肉体的、精神的にとてもチャレンジとなる期間でした。

参考:コロナ禍での政府の対応について記事

[Ministry of Children and Family Development]

[Why are daycares still open?]

子ども達の生活

緊急事態期間中、閉園になったデイケアやプリスクールに通っていた子ども達の多くは突然学びとソーシャルの場所が無くなり、大きなストレスと見えない不安を抱えながら毎日を過ごしていたかと思います。後に、園が再開した時には多くの子ども達は戻ってこれる事を心待ちにして、素直に先生の言うことを聞けたり、楽しく遊びに集中出来る子が増えたかのように感じました。

新しい規則で保護者を含め、許可された人以外は屋内に入れないので朝のお見送りやお迎えが園の入り口の外で行われる事になりました。密にならないように、時間差で登校したり下校をするプリスクールもあります。一方で、保護者が園内に入れない事で変化もあります。例年だと教室の中でお見送りする保護者に泣いて困らせる子ども達も、ほとんどの子ども達が朝の「行ってきます」がスムーズに出来て、自分で荷物を持って一人で問題なく教室へ入ります。

環境が変わっても適応能力を存分に発揮するのが子ども達です。そんな姿を見て私たちECEは感心しながら、このような状況でも日々子ども達の成長と発達に勇気付けられます。

安全対策

ECEの業務の一つは掃除・片付けです。安全な遊びと学びの場所を提供する為にも、掃除、消毒、予防を徹底するガイドラインが状況に応じて更新されながら、確立されています。それを元に更なる掃除の徹底が毎日の日課となっています。

おもちゃ、食器、棚、テーブル、椅子、トイレ、台所、床・カーペットなどなど、掃除をする場所は子どもやスタッフが接触した面すべてです。新しい安全計画のガイドラインが出来た当初は、ECEというよりもクリーナー(?!)として出勤している感覚にもなりました。

それでも、これらのガイドラインは子ども達をはじめ自分自身を守る為の仕事の一貫だと割り切ってとにかく1日1日をクリアしてく日々です。ECEが参考にしている政府からのガイドラインのサイトを2つ紹介します。それぞれのデイケアに応じてやり方に違いはありますが、現場では毎日これらのCOVID-19 Safety PlanをECEは順守しています!

参考:BC州 疾病管理センターガイドライン

[Child care safety guidance for parents, operators and staff]

[Guidance for Child Care Programs that Remain Open]

その他パンデミック前と比べて変わった仕事内容

他にもコロナ前と変わったことの例としては、私が働くプリスクールの場合、サークルタイムの時は広いジムに移動して、スタッフはマウスシールドを装着して行なっています。また、子どもとの身体接触は必要以上には避けて、タッチやハグの代わりに”high elbow”や”blow a kiss(の仕草)”など工夫をしています。

各クラス時間も通常より30分短くなり、次のクラスまでの間は徹底した掃除の時間になりました。毎朝、スタッフと子ども達は健康チェックと手洗い・手指消毒がルーティンです。どんな天気でも窓やドアを開けて換気を行なっています。

スナックはスタッフが果物を切り分けてクラッカーなどを子ども達に取り分けます。イベントなどでの手作りのお菓子の差し入れは当面禁止です。スナック中は、子ども達が座る間隔もなるべく離して、スタッフ同士も距離が近くならないように教室の壁にはソーシャルディスタンスや人数制限のポスターが貼ってあります。

出来る限りの努力をしつつ、子ども達がのびのびと遊び学べる場所になるように工夫をして仕事に臨んでいます。このように、政府からのガイドラインを元に、個々のデイケアやプリスクールで独自のポリシーやルールを作成して、運営しています。新しい日課になって4ヶ月あまりが経ちますが、今ではこの新たな日課が当たり前になりつつあります。

次回のブログは第二弾として、現在のECE需要の状況とECEのフィジカル・メンタルヘルスについて語ります。お楽しみに☆

この記事を書いた人
主にカナダBC州で保育留学をお考えの皆さんのお手伝いをさせていただいています。カナダ保育に関するご相談はお問い合わせフォームからお気軽にくださいね!
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