今日はカナダの保育カレッジで学ぶ“緊急時の応急処置”についてのお話です。
Early Childhood Education basicコースの科目のHealth, Safety & Nutritionにあたります。
深刻な緊急事態というのは頻繁に起こるものではありません。しかし万が一そんな事態が発生してしまったときに、保育士の私たちも迅速に正しい行動を取り子どもたちの安全を守ることは大切なことですよね。そのため私たちも日頃から研修を受け訓練し知識とスキルを身に着ける必要があり、下記のことが徹底されています。
例えば、緊急時計画書には緊急時の電話番号や災害が起こった時の避難経路を記したフロアマップなどを記載する必要があります。また避難訓練はシーズン毎に行い、実際に火災が発生したときなどを想定しリアルな状況に近い設定で子どもたちと訓練をします。
First Aidとは誰かがアクシデントでケガしてしまったときや病気になってしまったときの救急療法です。以前にホイクペディアでもこのFirst Aidについて分かりやすくまとめられている記事がありますので、ぜひご覧ください。Firs Aid Trainingとは?
そして私も保育園での実習を控え、First Aidの講習を受けてきました。まずは座学で応急処置に必要な知識を学びます。そしてその後実技として実際にアクシデントが起こったことを想定し応急処置のスキルを学びます。小さなケガや大きなケガ、発作や窒息してしまった場合など様々な状況の対応を勉強します。下記その一部を紹介します。
大人の場合、子どもの場合の心肺蘇生法の仕方を学んだり、AEDの使い方を勉強しました。
腕にガラスなどが刺さってしまったときに出血をおさえ炎症を防ぐ包帯の巻き方や、腕が負傷してしまったときに動かないように身体に固定する包帯の巻き方を学びました。
座学と実技を学んだ後、筆記試験を受け合格するとはれてFirst Aidの資格が取得できます。
私も無事に取得できました!
ただ緊急時にとっさに動けるようになるには日々の訓練が大切だと感じさせられました。
子どもたちと関わっていると思いもよらないような危険な行動を目にすることが多々あります。
命に関わる事故につながらないよう事前に防ぐことはもちろん、アクシデントが起こった時にも冷静沈着に対応できるようにしっかり学び続けていきたいと思います。
他にもEarly Childhood Education basic コースでは様々なことを学ぶことができます。現役学生としてどんなことを学んでいるのかこれからも発信していきたいと思います。
またホイクペディアでは保育士免許取得やビザ取得に関するご相談を随時受け付けております。
カナダで保育士にチャレンジしてみたい方、まずはお気軽にご相談ください!