現在カナダで保育士になるため、カレッジに通っています、現役学生のSachikoです。今日はカナダのカレッジで学んだ保育園での“ヘルシーなスナック(おやつ)”についてのお話です。
Early Childhood Education basicコースの科目の Health, Safety and Nutritionにあたります。
このコースでは、子供の健康・安全管理・栄養という3つの主要なトピックについて学びます。今回の記事では栄養のトピックに関する、保育園でのおやつについて紹介したいと思います。カナダではおやつのことをスナックといいます。ほとんどの保育園でスナックタイムといって、ランチタイム以外に子どもたちがおやつを食べる時間を設けています。この授業を通してスナックタイムのメニューの計画の仕方などを学び実際にヘルシーなスナックをつくりました。
毎日ヘルシーなスナックを食べることは子どもたちにとって重要なことです。なぜなら、子どもたちが遊び学び成長する上で大切なエネルギー源となるからです。保育園では子どもたちが成長に必要なすべての栄養素をランチやスナックを通して摂取できているかを確認する必要があります。カナダの保育園では、Canada’s Food guideに沿ってメニューの計画と食品の安全が徹底されています。
カナダの保育士必読 → Canada’s Food guide
ヘルシーなスナックとはCanada’s Food guideをもとに下記4つグループから少なくとも2つの種類を満たしている必要があります。
大人にとってもおやつを食べる時間は至福ですよね。子どもにとってもそれは同じです。スナックタイムは食べ物の味や見た目を楽しむことはもちろん、友達と会話をしたりリラックスするための貴重な時間です。子どもたちがスナックタイムを楽しめるように私たち保育士も工夫する必要があります。以下その一例を紹介します。
保育園で長年勤めていた先生から“ 私たち保育士が保育園で働く際に一番に確認しなければいけないのはその保育園の子どもの「フードアレルギー」”だと教わりました。というのも、これは子どもの命に関わることだからです。新米スタッフだとしても、スナックを準備して子どもたちに食べ物や飲み物を与えることはあります。どの子どもがどんなアレルギーを持っていて、どれほどの重度なのかをまず確認しましょう。特に多いフードアレルギー例はピーナッツ、卵、牛乳、甲殻類、魚、大豆などがあります。
とってもシンプルでとっても可愛いので子どもたちも一緒に楽しみながらつくれると思います。
材料はパン、バナナ、クリームチーズ、レーズン(ブルーベリーを使うとより食べやすい)です。Canada’s Food guideの中からGrain Products、Vegetable & Fruits、Milk & Alternativesの3つのグループを使用しています。今回は使用していませんが、基本的には保育園でのスナックは砂糖やチョコレートの使用は避けます。甘さをいれたい場合はアップルソースなどを使います。
バナナの皮をむいてスライスしていきます。
パンにクリームチーズを塗ります
バナナをパンの両端と真ん中に置きます。レーズンも3つ目と鼻をつくるために置きます
完成~!!スナックタイムの前にシロクマに関する絵本を読んだりお話をするとより子どもたちが楽しめるかなと思います。
子どもたちが健康的な生活をおくれるよう食育することも保育士にとって重要な仕事の一つです。 私は保育園でボランティアをしているのですが、子どもたちは大人の発言をよく聞き、行動をよく見ています。そのため私たちが食に対してポジティブな姿勢を見せること、栄養についてしっかりとした知識を伝えることはとても大切だと思います。この授業を通して改めて子どもたちが食を楽しみながら健康にすくすく育つ環境つくりを心がけたいなと思いました。
他にもEarly Childhood Education basic コースでは様々なことを学ぶことができます。現役学生としてどんなことを学んでいるのかこれからも発信していきたいと思います。