こんにちは。クレアです。
突然ですが、ホイクペディア運営スタッフの友達のFacebook投稿を紹介します。
その友達は、2歳になる息子くんと一緒に夫婦でホワイトホースに数ヶ月前から住んでいます。
母親目線での、カナダと日本の保育の違いがわかる内容でしたので、
「これは皆さんにもお伝えしなければ!」と感動し、友達から許可を頂きシェアさせていただきます。
⇓お友達の投稿内容です⇓
長くなるかもしれません、書きたいことがあります。
息子の保育園のことです。カナダに来て、仕事を始めて保育園に行き始めてもうすぐ一ヶ月になろうとしています。
日本でも保育園に一ヶ月半ほど行っていました。日本の保育園で、とてもよく面倒を見てくださって毎日の連絡帳、トイレトレーニング、お遊戯、夏のお祭り、ピアノなど先生たちの仕事ぶりにいつも感心していました。日本で息子が通っていたのは、わたしの地元の田舎の保育園なので比較的おおらかで、先生たちもニコニコと接してくださり私としてはなんの文句もありませんでした。
ただ、カナダに来て日本の保育園のシステムに疑問を感じることがあります。ここに書いてもなんにもならないかもしれませんが、私が感じたこと、シェアできればと思います。
いま、カナダで通っている保育園はとても小規模なものでフルでこどもは14人まで。ですが、まだオープンしたばかりで10人にも満たないような感じで先生は2人。
まだハイハイをしている子もいれば、3歳以上の子もいます。
教室はひとつしかなく、年齢ごとに別れていません。ピアノはありません。壁で仕切られた奥の部屋にお昼寝スペースがあり、マットレスはしきっぱなしです。毎日ランチとスナックを持参。といっても、ごはんとスープなど簡単なものです。スナックは果物や、手作り、市販のおやつを持たせています。
印象としては一言で言えばとにかく自由です。
朝、子供を連れてくる時間はみんなバラバラ、お迎えの時間もバラバラ。
ランチは子供によって食べる時間も違うし、お昼にあんまり食べなかったから〜と迎えに行ったおやつの時間にランチを食べていたりします。お昼寝も寝たい子は寝るという感じです。
お絵かきで作品を作ったりもしますが、全員同じものを作るわけではありません。平気で服に絵の具をつけています。
迎えに行けばみんな好きなことをしています。
授乳をしているお母さんもいます。
迎えに行った親が、園の中で子供と遊んでから帰ったりもします。
朝、親と離れる際子どもが泣くと「泣いていいんだよ、お母さんと離れて寂しいね」と先生が抱きしめてくれます。
朝子どもとゆっくり話してお別れする時間があります。
保育園への持ち物は着替えとおむつとランチ、スナックのみです。
エプロンを何枚も用意したり、お昼寝布団は必要ありません。園について子どもの用意をあれやこれやとセッティングする必要はありません。連絡帳はありません。必要なことは口頭連絡です。
息子は迎えが最後になることがあるのですが、最後の子供が帰るときには先生も一緒に帰ります。子供が帰れば仕事は終わりです。
ざっとこんな感じです。
日本の小学校で働いていた友達と話していたとき「日本の学校が規律だらけなのは、子どものためではなく先生が楽やから。規律がないと、まわせないから。仕事があまりにも多いから」と言っていました。
先生は子どもと向き合うことが仕事のはず。
成長過程や、得意なこと苦手なこと、好きなこと、嫌いなこと、食べられる量、できる運動量、ぜんぶ子どもによって違うはず。
ましてや1歳、2歳
ほんの小さな子どもたちにルールを教え、同じように躾ける必要があるのかな。その頃のルールは家庭によってそれぞれで、躾は親がするべきなのでは。
そして先生自身にも、帰るべき家や、家族、大切なプライベートがあるのでは。
その大切なものを犠牲にしてやっている仕事は、本当に生徒や園児のための仕事なのでしょうか。
親がこどもを
学校がこどもを
社会がこどもを
未来の希望の子どもをもっともっと、ちゃんとみて、大切にできる世の中になってほしいです。
⇑以上⇑
彼女が考えているカナダと日本の保育園の違いや、カナダの保育園の良さですが、
実はホイクペディアの保育ボランティアに参加される日本の保育士さんや保育学生さんの多くが仰る事と一致しているのです。
母親と保育士で一見視点が違うように思えますが、どちらも目を向けている先は子どもたちですので、改めてカナダは健全な保育の環境だなと思いました。
ホワイトホースでの生活や育児に関して、ブログを書かれていますので、気になる方は是非覗いてみてください!
ホワイトホースのあるユーコン準州は、BC州の北に位置しており、飛行機だと2時間程です。
オーロラや犬ぞりが有名で、冬にバンクーバーに訪れる人の定番観光地の一つです!
また、保育士免許の書き換えも行いやすいという情報もあります。
こちらに関しては、また調査を進めて、お伝えできればと思います。