皆さま、こんにちは。日本はちょうど梅雨入りの時期でしょうか。バンクーバーはようやくながー…い雨期の季節が終わり夏が始まり街中がうっきうきです。私もうっきうきです。そんな時期に、先日COSの方で日本の大阪城南短期大学の総合保育学科の皆様にカナダ保育についてのskype授業をされた(詳しい記事はこちら→短期大学にて授業をさせていただきました!)ということで、今回私Tomokaも答えてみようと思います。
というのも、1つの短期大学でこのような授業が行われたということは、日本全国の教育機関や学生さんたちにとってもとても興味深い内容であるということ!色々わからないことだらけだと思いますし、知りたいこともいっぱいあると思いますので、その情報をほんの少しでもシェアできたらという思いで質問に答えていきたいと思います。
デイケアは朝7:30からのところもあれば、朝8:00からのところもあります。夕方は5:30~6:00頃まで開いているところがほとんどだと思います。プリスクールの場合は、クラスが午前のクラスと午後のクラスに分かれ、子どもたちも午前か午後だけプリスクールで過ごします。デイケアの保育士もプリスクールの保育士も勤務時間はシフト制です。
デイケアによって若干違いはあると思うので、私のデイケアのスケジュールをお答えします。
8:00~9:15 登園、ワークタイム、アクティビティ、月曜日は登園した子からお布団の用意。
9:15~9:30 お片付け
9:30~10:00 朝のサークルタイム
10:00~10:30 スナックタイム、食べ終わった子からおトイレ、外に出る用意
10:30~11:45 用意が終わり次第、外遊び。雨でも行きます!
11:45~12:45 ランチタイム。食べ終わった子からおトイレ、プレイタイム
12:45~12:55 お片付け
12:55~13:10 ストーリータイム
13:10~15:00 お昼寝 ※その間に日誌を書くとかはありません。掃除か教材準備しています。
15:00~16:00 スナックタイム、プレイタイム
16:00~16:30 午後のサークルタイム
16:30~17:30 プレイタイム、ワークタイム、アクティビティ 曜日によってカリキュラムが違います。
これはデイケアによります。フランチャイズであるkids&companyには制服があり、先生方は制服を着て保育されていました。フランチャイズであるcefaやwillowbraechildcareは未確認です。それ以外の一般のデイケアは制服はありません。普通のジーパンやこちらで流行のヨガパンツで保育されている方が多いと思います。日本ではジャージにエプロンなイメージですよね?
ちなみに私は、その日によるのですが楽なのでジャージを着ていたりします。あまり見かけないですけどね。それから、これは日本人の皆さんにとってわりと重要と思うのですが、こちらの制服のないデイケアでは着替える場所はありません。夏にプールの授業とかもありません。なので、基本ジャージで通勤してジャージで働きます。が、通勤途中にそれを気にする人は誰もいません(笑)。
これも細かいところはデイケアによると思うので、私の場合で答えますね。
1日の計画は、基本同じなのでありません。週ごとの計画については今の季節はとてもいいお天気なので、4:30~5:30の時間帯は週に1~2回は外で遊ぼうということになっています。木曜日の4:30~5:30は粘土遊び、金曜日の4:30~5:30はキッチンのおもちゃ遊びというサイクルです。毎週ごとに計画したりはしません。
月ごとの計画に関しては、いつも月末に子どもたち一人ひとりの課題計画みたいなものを書きます。その月それぞれの子どもたちにワークを用意してそれをさせたりしています。
また、年計画はあります。毎月テーマがあって、それに因んだアクティビティを考えます。年計画は既に決まっているので、あとはアクティビティを考えるだけ。アクティビティなんですが、これは日本で言う設定保育のようなものだと思います。ただ、子どもたち一斉にそれをさせるのではなく、プレイタイムの間に数人呼んで作業させたりしています。
ピアノを使った保育…全くしていません。むしろピアノがありません。日本人経営の日系幼稚園でピアノを使った保育をされているのを見たことはあります。しかし、その他の一般のデイケアではピアノを使われることはありません。ちなみに、一度ギターを使って保育されているカナダ人保育士さんを見たことはあります。ピアノが苦手でも保育士として働いてみたい方には朗報ですね。
こちらに関しては、私はまだ保育士1年目なので詳しいカナダ社会事情はまだわからないんですが、おそらくあると思います。というのも、保育士がまだまだ足りていない状態で、よく保育士の求人も目にするからです。英語が不自由な外国人保育士さんもいっぱい雇われているくらいです。だから、保育士さんがまだまだ必要なようです。ただし、その反面、保育料が高いという問題もあり、家庭によっては保育所に預けることができないという問題もあります。そこで、ナニーにお願いする家庭も多いのです。ナニーとは、お父さんやお母さんの代わりにおうちで子どもたちのお世話をするお仕事。ナニーの仕事も需要があり、就労ビザのスポンサーをしてでも来てほしいと願う家庭もいっぱいあるようです。
これ、、、あるんですかね?むしろ、私も聞いてみたいくらいです。私の短い経験の中ではありません。ちょっと内容が外れるかもしれませんが、工事中の作業員の方に挨拶したら喜んで挨拶をしてくれるくらいです。皆さん、子どもたちに優しいというか、とてもフレンドリーに接してくれる印象です。
当たり前だと思うのですが、安全第一だと思います。それから、子どもたちにとって居心地のいい場所を提供すること。安全に「今日も一日楽しかった」って子どもたちが親御さんに話してくれたら、一番いいかなって思います。ただ、居心地のいい場所っていうのは甘やかすわけではなく、ダメなことはダメってきちんと伝えること。今日よりも明日、もっともっと今以上にいい子になってくれたら、親御さんも嬉しいんじゃないかなって思います。
残業はありません。有給はデイケアによります。有給がないところはバケーションペイって言って、休みの代わりに給料に上乗せされてお金が支払われます。詳しくはこちらの記事を読んでみてください。→日本で保育士未経験ですが!!カナダの保育のいいところを書いてみます。-保育士の環境編-
人間関係に関しては、やはり人種が違う保育士さんだとちょっと難しいこともあるようです。言葉も違うわけですし、考え方も違うわけですから。それをお互い英語でコミュニケーションを取らないといけないので、そこは日本で日本人同士で働くのとわけが違うと思います。ただ、気が合うと人種や言葉の壁を乗り越え楽しく仕事ができるという素晴らしい利点もあると思います。今のところ、私がそんな感じです。
ものすごく長くなってしまうので、こちらに関しては、詳しくはこちらの記事を読んでみてください。カテゴリーに分けて詳しく書いてみました。
私はありません。日本人同士で英語を話すのって実は抵抗がある私です。実際働いたら挙動不審になりそう(笑)。
どこかの記事にも書きましたが、国が違えば違うことがいっぱいです。だけど、その違いをむしろ楽しめるのがカナダで保育士として働く最大の利点じゃないかなと私は思います。日本だと、あまり違いに関してポジティブなイメージがないのですが、こちらでは違って当たり前な文化で、そういうところが私は好きです。
これらのご質問は、日本全国の教育機関や学生さんも知りたい内容であると思い、今回私が答えてみました。カナダで保育士をしてみたい方の疑問解決に少しでも繋がったら嬉しいです。