タイトルにも書きました。今日から春休みに入りましたTomokaです。土日併せて9日間お休みなので、その間ちょっと足を延ばしてプチ旅行に行きます。子どもたちみんなも家族で旅行や遊びに出かけるようで、ウキウキしていました。そこで今日は、カナダのデイケアの休みの仕組みについてご紹介していこうと思います。
結論から言いますと、デイケアによります(笑)。ただ、12月21日~1月1日くらいはホリデーシーズンにあたり、デイケア自体もお休みのところがほとんどです。というか、おそらく全てのデイケアはお休みです。休みの期間はデイケアによって多少前後するんですけどね。家族を一番に考える文化であるカナダは、ホリデーシーズンは特に「家族との時間を楽しみましょう」がモットーなので、お休みするのが基本です。なので、保育士である私たちもお休みだったりします。余談ですが、12月25日のクリスマスなんて、クリスマスなのにクリスマスイベントは閉まるし、スーパーやショッピングモールですら閉まりますからね(笑)。
それ以外のシーズンは、基本的には開いているデイケアが多いと思います。けれど、ここは家族との時間を一番に考えるカナダ。子どもたちもバケーションを取って1週間や2週間デイケアに来ないこともあります。この辺の保育料の仕組みとかはちょっとわからないんですが、1年のうちずっとデイケアに通っている子どもはあまりいないように思います。1年のうちに何度かお休みして家族とどこか旅行へ、しかもなかなかの長期旅行へ行っている子どももいたりします。ほんと、なんとも羨ましい(笑)。春休み前の1週間バケーションを取って、合計2週間お休みした子が2人もいましたからね。1人はハワイに行くなんて言ってましたからね!!あー、羨ましい…(笑)!!
カナダでも有給休暇という制度があります。有給休暇が何日取れるかはデイケアによります。中には有給休暇が無いところも存在しますが、その場合はvacation payって言ってお給料の4%加算されていたりします。このvacation payっていうのは、有給休暇が取れない代わりにお金を支払うというもの。私の勤めているデイケアはこのタイプで、毎月、というかこちらは月1でのお給料支給ではなく2週間に1回のお給料支給なので、毎2週間ごとのお給料に4%のvacation payが加算されています。かと言って、年間お休みは一切ないのかというと、私が勤めているデイケアは年に2回のbreak(デイケアの長期休暇)があります。去年は夏と冬、今年は春と冬がbreakです。その間は当然お給料が出ませんが、vacation payで毎回もらっているので、break期間も補えるくらいのお給料はもらっていることになります。
個人的には有給休暇かvacation payの違いって、こちらが休みを指定するか、デイケアが休みを指定するかって感じています。
日本にいた頃、私は小学校教諭をしていたのですが、有給休暇はありました。毎年年間20日間支給され、その年に使わなかった有給休暇は20日を越さない範囲で翌年に繰り越しできるので多くて年間40日間使えました。40日も使えることはまぁあまり無いのですが(笑)。もしも有給休暇が23日間残っていたとしたら、翌年は20日間繰り越しできるのですが、残り3日は繰り越せないので捨てることになります。日本ってだいたいそういう感じですよね?だから、このvacation payっていう、お休み取れないからお金で払うわっていう制度は素晴らしいなって思います。
私がサブとして働いていたところでは、有給休暇がありました。そこは私がずっとボランティアで入っていたデイケアだったのですが、スリランカ出身の保育士さんが長期でスリランカに帰ることになり、その間だけ働いてくれる他の保育士さんが代わりを勤めていました。私もサブで入っている間、誰かレギュラーの先生がお休みを取っていました。だから、こちらではオンコール保育士っていうのはけっこういたりします。私も学生時代はオンコールがかかってきました。オンコールについてmayさんが記事を書かれていたので、良かったらこちらもどうぞ→海外保育士就職への近道!保育アシスタント資格で”臨時教員”
mayさんも書かれていますが、学生時代に現場経験を積むためにボランティアはもちろん、オンコールなどの臨時保育士として現場経験を積むというのはとても大事な経験だと思います。だって、母国語である日本語で仕事をするわけではなく英語の現場で実際に働いてお給料をもらえるんですよ?今でこそ普通の経験(?)になりましたが、私も初めてお給料をもらった時は嬉しすぎて、私個人のfacebookに投稿した位ですからね(笑)!!保育士デビューですよ、保育士デビュー!!
話が逸れまくりましたが(笑)、日本の企業でのあるある「有給休暇取ったらその間の仕事は誰が負担するのか」「有給休暇はみんな取ってないから自分も取れない」と言った話はありません。有給休暇を取っている間、臨時で入ってくれる保育士さんがいますからね。むしろ有給休暇取って家族と楽しんでおいでねってスタンスです。日本の小学校教諭も育児休暇とかで長期に休む場合の臨時職員さんが来てくれていました。ただ、最近は教師になりたい人が減ってきているので臨時職員確保が難しいようです。それは日本の場合、保育士さんにも同じ状況なようでこの前yahooニュースで記事になっているのを読みました。少しでも日本社会がお休み取りやすい社会になってほしいなって思います。
その他、カナダの保育士の福利厚生についてのお役立ち記事がありましたので、良かったらこちらも読んでみてくださいね。→カナダで保育士として働いたときの福利厚生はどのようなものがある?