今日はカナダの保育園で使える、”絵本”について紹介します。
Early Childhood Education basicコースの科目のLanguage and literatureにあたります。
皆さんはお気に入りの絵本はありますか?子どもたちに沢山の学びを与えることができるツールの一つが“絵本”ですよね。私が小さいとき母がよく絵本を読んでくれました。個人的には絵本の色彩や言葉の温かみが大好きです。新しい単語・アイデア・感情・できごと・季節や色など、子どもたちは絵本から沢山のことを学ぶことができます。先生の話を聞くまで私は気づいていませんでしたが、薄い紙のページをめくることも小さな子どもたちにとっては難しく指先をうまく使う練習にもなります。よく物語の後ろに書かれる“END(おしまい)”という言葉は、絵本のどちらがはじまりかがわかるようになっています。子どもの視点で見るとこういことが難しいんだな、これも学びになるんだなと授業中勉強になりました。
子どもたちが絵本の世界を興味をもてるように私たち保育士の絵本の読み方もとても重要になります。下記は一部ですがこんなことに気をつけてみましょう。
子どもたちにその絵本からどんなことを学んでほしいか目的をはっきりさせましょう。
子どもたちから絵本は見えやすいか、目線にあっているか、十分なスペースがあるかなど子どもたちが心地よく聞くことができるようにしましょう。
絵本の文章はチラっと見て、なるべく目線は子どもたちに向けましょう。そうすることで子どもたちに声も届きやすくなり、子どもたちの表情や反応をよく見ることができます。
子どもたちに質問をなげかけたり、逆に子どもたちから出てくる質問に答え会話をしながら読むことで子どもたちの理解力を育てましょう。
今回は保育園で使える子どもたちと読みたい絵本5選を紹介したいと思います。
Berenstain Bearsシリーズはクマの親子たちが登場し日常の生活で子どもたちに教えたいことが描かれています。例えば動画の本のタイトルは、“Learn about stranger”知らない人についていっちゃいけないよ!と絵本を通して子どもにお話できます。他にも”Learn to share”や“Visit the dentist”などどれも子どもたちの生活に直接関わるものなので子どもたちも興味を持ちやすいと思います。
子どもたちも大好きは恐竜!このLittle Dinosシリーズでは子どもたちに“噛まない”“叫ばない”“押さない”“たたかない”等、どういった行動が良くないか、その代わりにどうしたらよいかを物語を通して子どもたちにお話できます。
5本のクレヨンが登場します。それぞれのクレヨンにアイデアがあるものの、子どもたちがクレヨンを使いはじめたらクレヨンたちは子どもたちのイマジネーションに従います。子どもたちに色についてお話できる絵本です。
一度聞いたら忘れられないキャッチーなあの“Baby shark”の絵本です。面白可笑しいサメの家族は子どもたちを歌と踊りの絵本の世界へ導きます。
子どもたちとサイエンスを学べるおすすめな絵本。月からみた地球でのできごと・歴史についても知ったり、宇宙のことも知れる1冊としておすすめです。
カレッジの授業中もクラスメートの読み聞かせを聞きながら“この本子どもたちにぜひ読んであげたいな”と思うことがよくあります。新しい知識を学べたり本の登場人物やキャラクターを通して相手の気持ちを考えられるようになったり、本の可能性は無限大だなと思います。みなさんも読んでみてよかったなという本があればぜひ教えてくださいね。
他にもEarly Childhood Education basic コースでは様々なことを学ぶことができます。現役学生としてどんなことを学んでいるのかこれからも発信していきたいと思います。