こんにちは、Harukaです。
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今回は、保育学生時代に友人が教えてくれた、日本とカナダの保育の違いをご紹介します。
保育士さんおなじみの読み聞かせ。カナダではStory timeと呼ばれ、保育園ではもちろん、図書館や地域のコミュニティーセンターでも無料のStory timeが定期的に開催されています。
私が保育学生時代、自分で本を選んできてクラスメイトの前で一人ずつ読み聞かせ発表する機会がありました。
まず先生がお手本を見せてくれるのですが、そこでポイントとして挙げられていたのがこちら。
子どもたちの注目を集めて、かつ子どもたちの集中力を切らさないためのテクニックとしてなにをするかというと…お話の途中でも子どもたちに積極的に話しかけます。
”この次どうなると思う?誰が出てくるかな?”とか、”主人公は次にどうすると思う?”などなど。
さらに本や自分の体を動かしてお話にアクションを加えたりします。
例えば、お話の中でドアがピシャリと閉まるシーンで本を閉じたり、主人公が恐る恐る洞窟に入っていくシーンで本を自分の頭にかぶせて怖がっている演出をしたり。
これが本当にエンターティンメント性に溢れていて、読み聞かせの上手な先生は大人をも魅了します。
一方、日本の読み聞かせでは、聞き手である子どもたちに独自の解釈をさせるため、読み手側があまり脚色しないと聞きました。
これは私のお友達で、日本で大学の教育学部に通い、長年の実務経験もある保育士さんが教えてくれたのですが、読み手側の脚色は、子どもたちがお話を聞いて想像力を膨らませ、独自の受け取り方をするプロセスを邪魔してしまうと学生時代に習ったそうです。
実際に、日本で保育士資格を取得する際の実技試験に読み聞かせが含まれるそうですが、ここでもオーバーな脚色はマイナスポイントになるのだそう。
言われてみると説得力がありますよね。同じお話でもそのストーリーをどう受け取るかは聞き手それぞれで違うし、お話の登場人物のキャラクターだって変わってくるでしょう。
子どもたちの想像力にまかせて、それぞれの解釈を尊重する、日本の読み聞かせも素敵ですね!
日本とカナダと大きくまとめて言っても、保育士によってアプローチの仕方は様々でもちろんそれぞれの個性が出ます。私自身は、絵本の読み聞かせがあまり得意なタイプでは無いので、パペットやフェルトで作ったキャラクターを使ったりしています。
学生の間は、成績に関わってくるのでインストラクターの評価ポイントに従う必要がありますが、
いざ保育士として子どもたちに読み聞かせをすることになったら、自分なりのスタイルを探してみてくださいね。
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