皆さんこんにちは。
カナダで長期的に働きたい方は永住権の取得が最初のゴールです。この記事を読まれている方は永住権を欲しい方も多いと思います。しかし移民関係の用語や制度はなかなか複雑で、正しく知っていないと余計なお金がかかってしまう可能性だけでなく、せっかく取れていた永住権が取れなくなってしまう可能性すらあります。
この記事では保育士の方向けのビザの違いについて、わかりやすく説明します。
ワークパーミットは、短期間だけ働くことができる許可証です。人材不足で困る雇用主のための外国人助っ人保育士のようなステータスです。
有効期限は2年間のため2年ごとの更新が必要で、決まった雇用主のもとでしか働けないので転職も不可。
さらに乳幼児用の資格取得やキャリアチェンジをしたくても学校にも通えません。
永住権とは文字通り、カナダで永住することができる権利です。労働に関する制限がなくなります。
働くも自由、働かないも自由、自分で保育園を始めてみるのも自由だし、保育士以外にチャレンジすることも可能です。
一度永住権を持つと自分から破棄しない限り失効することはなく、ほぼカナダ人と同等の権利を持つことができます。「複数年働きたい・滞在したい」ならおのずと永住権取得する必要があります。
また永住権を持っても日本人であることに変わりはありません。
LMIAとは雇用主が外国人助っ人保育士を短期で雇いたい場合に取得する許可証のことです。
“適切な方法で求人を出しているけど、条件を満たしたカナダ人・永住権保有者が見つからないので、期間限定で外国人を雇いたいです“
というお願いを雇用主が政府にお願いをします。
求人の方法・条件などが適切かの審査が行われ、カナダ人・永住権保有者が見つからないと判断が下された場合、LMIAが承認されます。
内定をもらった外国人保育士は、LMIAを移民局に提出することで2年間働けるワークパーミットがもらえます。
BCPNPとは雇用主が外国人助っ人保育士を長期で雇いたい場合に取得する許可証のことです。
雇用主が外国人を雇いたい場合に取得する許可証ですが、LMIAとの大きな違いが3点あります。
2022年3月からBCPNPに大きな変更がありました。
保育士需要拡大に伴い、保育士がBCPNPを申請する場合、高得点が取れなくても承認を出すというものです。
変更以前は英語力を高めたり、カナダ国内での職歴を2年程度積むためにLMIAを取得したりなど、BCPNPの承認に必要な高得点を稼ぐ必要がありました。
しかし今回の変更で、保育士であればほぼ無条件で承認がもらえるという程度に合格点が下げられました。
政府の保育士を増やしたいという意気込みが伝わります。
LMIAとBCPNPの違いはご理解いただけましたか?
短期のワークパーミット取得の為に申請をするのがのLMIA、永住権とワークパーミットを同時に申請するのがBCPNPです。
従来はワーホリまたはCo-op → LMIA → BCPNPという順番で永住権の獲得を目指すのが一般的でした。
しかし保育士需要拡大により、ワーホリまたはCo-op → BCPNPという流れが可能となり、一気に保育士の永住権申請が手軽になりました。
いつかは海外で保育士をしてみたいと考えている方は今がチャンスです。
お気軽にホイクぺディアまでご相談ください。