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【世界7カ国の保育士の配置基準】子ども:保育士の割合は?

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最近のニュースでもよく見る「保育士による園児虐待」

もちろん虐待はあってはならないものなのですが、どうしても頭によぎるのが

「保育環境は万全だったのか?」

私はカナダでの保育士経験のみなので、日本との保育環境の比較は出来ませんが周りの友達(日本・カナダで保育士)の話でよく耳にするのが「日本ではトイレに行く暇もなかった」という言葉です。

いきなり色々なことを変えていくことは難しいですが、私たち保育士一人ひとりが世界の保育士の配置基準を知るという小さなことが大きな変化に繋がるのではないかという思いでブログに書いています。

世界中ではどんな割合で保育をしているの?

保育士一人当たりの子どもの数が多い国はどこ?

今回は、子ども:保育士の割合のみにフォーカスをして見ていきます。

州によって保育制度が変わったりするので、国で括るのが難しい面もあり州によって多少の誤差がありますがご了承ください。

調べてみて分かったのですがアメリカでは州によってかなりの差があったり、スウェーデンでは自治体によって違うのでまとめるのが難しかったり。

日本を含め7カ国(日本・カナダ・アメリカ・オーストラリア・スウェーデン・イギリス・韓国)を比較していきます。意外な結果に驚きの連続でした・・・

それでは、いきなりですが結果から。

世界の保育士の配置基準(子ども:保育士の割合)

0歳児1歳児2歳児3歳児4歳児5歳児
日本3:16:16:120:130:130:1
カナダ4:14:14:18:18:18:1
アメリカ(フロリダ州)4:16:16:115:120:125:1
アメリカ(NY州)4:14:15:17:18:19:1
オーストラリア4:14:15:111:111:111:1
スウェーデン4.3:14.3:14.3:15.6:15.6:15.6:1
イギリス3:13:14:113:113:113:1
韓国3:15:17:115:120:120:1

一気に表で見てもわかりにくいので、一つずつ分けて見ていきましょう。

日本

0歳児1歳児2歳児3歳児4歳児5歳児
日本3:16:16:120:130:130:1

3歳になると一気に子どもの人数が増えますね。一斉保育だから出来る技なのか、カナダ保育士の私からすると考えられない数・・・日本の保育士さんからよく聞かれる「トイレに行く暇が無い!」にも納得の数字です。

次は私の働いていたカナダを見てみましょう!

カナダ

0歳児1歳児2歳児3歳児4歳児5歳児
カナダ4:14:14:18:18:18:1

オンタリオ州ではinfant(0−18ヶ月)3:1とToddler(18-30ヶ月)5:1と分かれていたり、州によって多少の違いはありましたが大きな違いはみられずどの州も大体このくらいの割合です。日本と比べるとその差は歴然。だいぶゆとりのある人数配分です。

お隣の国アメリカはどうなっているのでしょう?

アメリカ

0歳児1歳児2歳児3歳児4歳児5歳児
アメリカ(フロリダ州)4:16:16:115:120:125:1
アメリカ(NY州)4:14:15:17:18:19:1

アメリカは州によって3歳以上になると大きな違いがありました。子どもの数が多かったのはフロリダ州やノースカロライナ州などアメリカ南東部の州でした。逆に少なかったのは北東に位置するニューヨーク州で3歳児7:1、4歳児8:1、5歳児9:1でした。

カナダとアメリカは保育制度が似ているところも多いので割合も似ているかなと思いきや、州によってこれほどの差があるのは驚きでした。

次はホイクペディアで保育士資格の書き換えも行っているオーストラリアを見てみましょう!

オーストラリア

0歳児1歳児2歳児3歳児4歳児5歳児
オーストラリア4:14:15:111:111:111:1

カナダと似て州ごとで割合の差があまりありませんでした。(VIC州のみ2歳児が4:1など、小さな違いはありましたが。 )

割合を見てもカナダと似ていることがわかります。

それでは次に教育先進国と呼ばれるスウェーデンを見てみましょう!

スウェーデン

決まり無し。

え、ちょっと待って!せめて参考程度にでも教えて・・・

ということでスウェーデンで働く日本人保育士さんに職場の園の割合を教えてもらいました。

0歳児1歳児2歳児3歳児4歳児5歳児
スウェーデン4.3:14.3:14.3:15.6:15.6:15.6:1

スウェーデンは保育士と子どもの割合が手厚いことで有名ですが、明確に割合が定められているわけではありません。障がいのある子や移民などで言語が未熟な場合などでも割合を変えたり、自治体に委ねられています。とは言え、大体は上の数字くらいの園が多いとのこと。

Skolvelket(スウェーデンの学校庁)が推奨しているものは、グループのサイズのみで子どもと保育士の割合については言及していないことには驚きました。

イギリス

0歳児1歳児2歳児3歳児4歳児5歳児
イギリス3:13:14:113:113:113:1

オーストラリアと似たような割合で特に驚くところはありませんでした。

日本の4.5歳児 1:30に対抗できるような国は無いのかなとお隣の韓国を見てみました。

韓国

0歳児1歳児2歳児3歳児4歳児5歳児
韓国3:15:17:115:120:120:1

年齢ごとに細かく分かれているのがわかります。お隣の国なので似ている点も多い韓国ですが、4•5歳児でも20対1と日本に比べると1人の保育士に対する子どもの人数は少ないようです。

まとめ

ここまで世界の保育士の配置基準を見てきましたが、3歳児ごろまではどの国でも同じような割合で、それ以上になると国や州ごとで変わってくるのがわかります。アメリカは州ごとにかなりの違いがあることにも驚きました。

今回の結果は日本と諸外国では保育スタイル(一斉保育と自由保育)が違うことからくるものとも考えられますが、結果を見る限り諸外国に比べ日本は保育士一人当たりの子どもの割合が高いようです。

園の方針や財政状況などの兼ね合いで一気に変えることは難しいと思いますが、保育士一人ひとりがこの事実を知って、保育環境の見直しに動くことで保育士不足の問題解決や保育の質の向上にも繋がって行くと思います。未来の子ども達のためにできることを保育士として考えていきたいものです。

この記事を書いた人
福岡大学人文学部卒業後、カナダに留学。 MTIコミュニティーカレッジでEarly Childhood Educationを勉強。 2007年バンクーバーのデイケアに就職。
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