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カナダでも保育士不足を感じます

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カナダの保育園でボランティアをしながら保育士免許更新を試みているAllieより、今回は私の近況含め、改めて日頃感じていることをシェアしていきたいと思います

どこも人出不足…

いろいろな園を見たい私はボランティア先を1ヶ月単位で変えていて現在4か所目ですが、どこのデイケアも保育士が足りないように感じます。もちろん子どもと保育者の比率は守られているわけですが、私はボランティアの身でも確実にRatioに入ってるよね?笑 という状況に多々なります

例えば、

おやつを食べ終わって、外遊びに行く前におむつ替えをするシーンを想像してみてください

Infantの部屋には子ども8人、保育士2名うち1人が子どもを1人ずつトイレに連れていきますが、トイレは部屋に隣接しておらず、部屋を出ておむつ替えをする必要があります。残された保育者は1人で7人の子どもたちといる状況…

その他、食事後のテーブル付近の片づけのシーンでは、保育者1人が掃除や食器洗いをしている間、わさわさと動き回るBabiesを別の保育者が見ている状況になりますが、午睡前の流れのよい保育を作るためには、全体を見る保育者と、他の保育者がおむつ替えを同時進行でできることが理想ですよね。このケースは、保育者3名は必要だと思います

Ratioはカバーされているといっても、日々のRoutineはカバーできていないのが現状です

最終的にはシフトが終わっていても、Ratioの関係でOvertimeをしている保育者も少なくありません

このような状況の中、ボランティアの私はどこのデイケアでも歓迎されます。笑

どこの園の先生方も子どもたちもスッとあたたかく受け入れていくれます

ありがたや~

保育士不足=求人数が多い

最近は就活をじわじわと開始し、目の前にある複数の選択肢に悩んでいます…

私のボランティア兼就活状況を、ざっくりとご報告

選択肢 1 Preschool
保育環境も先生方も素敵! 仕事のオファーをいただきましたが、将来的なWorkスポンサーは難しいとの事でお断りしました。涙

選択肢 2 Daycare 3 -5 years
自宅から近く園庭広々いい感じ! スポンサーも考慮するとお話をいただきましたが、ちょっと保育観に違和感が… 

選択肢 3 Daycare Infant/Toddler
通勤便利な立地で、先生方もフレンドリー! 現在Position無しのため、姉妹園のPositionであれば応募可能

選択肢 4 Daycare Infant/Toddler
自宅から1時間半かかる場所。森へのお散歩や室内の環境構成も好きなデイケア。現在Position無しのため、姉妹園のPositionであれば応募可能

選択肢 5 Daycare Infant/Toddler
スポンサーオファー有。現時点ではボランティアにも入ったことはなく、先生方や保育環境の情報は無しの状態で検討中。

選択肢 6 Daycare
興味のある芸術に力を入れている園から、面接のオファーが!(場所は現在住んでいる場所からかなり離れているので、引っ越しを検討しなければなりませんが、ひとまず面接は受けてみようと思っています)

次回は今後面接に行ったときの感想などをご紹介できればと思います

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余談ですが、先日選択肢4のデイケアで森までお散歩に出かけた時の話です

ちょろちょろ小川が流れる自然豊かな小道を進み、子どもたちはMuddy buddy(子ども用のつなぎの雨具)を着ているので、ばっしゃばっしゃと水に入っていきます

私は森に行くと予想しておらず、コンバースのスニーカーで出勤していたわけですが…

もうこのさい濡れてしまえ~ 

靴下もびっしょびしょ

しまいには、私が先陣をきって、子どもたちが行きたいところまで一緒に向かいました

一緒にいるリーダー保育士に、どこまで行けるのか聞いてみると、waterfallまで行くよーとのこと

え?

どこに滝があるねんと思いながらも、ずんずんと小川を進んでいきました

ワクワク目を輝かせて歩く子

不安になりながらも保育者を信じてずりずりと進む子

すると木々の奥にナチュラルな小さい滝を発見!

イモリや妖精さんが住んでいそうな素敵な空間でしたよ~

しばらくして戻ろうねとなった時に、さてこの道なき道を戻るか? それとも2メートル程ある崖を上ってtrailに戻るか(近道)…

保育者たちは一瞬悩みましたが、後者を選んだわけです

子どもたち一人ひとりを両手で抱えて、先に上に登った保育者にパスしていきます。笑

ワイルドすぎて、笑ってしまいました

私も最後の子どもを見送ったあと、上にいる保育者から引っ張り上げてもらいました

日本の感覚からしたら、危なくて来た道を戻るんだろうな~ なんて思いながらも、カナダの臨機応変な保育が好きだなと改めて感じた一日でした

あ~ 楽しかった

今回も最後まで読んでいただきましてありがとうございました

ではまた~☆彡

Allie

著書紹介 『海外で羽ばたく日本人保育士 You are my best teacher ever in the whole world!』
Amazonにて発売中: https://www.amazon.co.jp/gp/product/4865222529

Instagram @allie_childcare

【Episode12】https://hoikupedia.com/blogs/2021/10/job_reference/

この記事を書いた人
海外への憧れが強く、幼稚園3年勤務後アメリカでのオペアプログラムに参加。英語が話せる保育士になると決心し、カナダ・オーストラリアの保育園で経験を積む。その後母校短大で未来の保育者のサポートをしながら、執筆活動に挑戦。現在バンクーバー在住。カナダ移民を視野にいれ、ゼロからの再出発。ちゃっかり者の末っ子長女。感受性豊かで、夢を諦めない行動派。愛と笑顔は万国共通。Instagramアカウント @allie_childcare
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