先月のブログでもご紹介しましたが、カナダの保育士免許は更新が必要なので、現在はボランティアをしながら更新に必要な時間数の実務経験を積んでいます!
6月のボランティア先はレッジョ・エミリア保育をしているプリスクールでボランティアをさせていただきましたが、7月はモンテッソーリ教育を取り入れているデイケアにてボランティアをしています
ボランティア先を変更した理由は、プリスクールではプログラム自体が午前中3時間のクラスだったため、ボランティアに入れる時間帯に限りがあったからです
早めにボランティア時間を終了させたいのに時間数が稼げない…
午後に学校がある私は、午前中に少なくとも4時間は入りたい…
先生方も環境も大好きでしたが、変更を決意しました
一方デイケアは比較的オープンも早いため、通いやすい近所のデイケアから検索を開始
現在片道バスで10分、徒歩30分で通えるデイケアにてボランティアをさせていただいています
日本にいる時は、車で片道1時間は当たり前の環境でしたが、カナダに住むと職場と自宅が近いのが当たり前のような感覚になるのはなぜなのか…
とにかく交通の便が良いほうが、仕事とプライベートのバランスが取れる気がしますね
さて、デイケアでの私の仕事をご紹介します!
オープニングの先生が数分前に到着します。笑
日本では15分前行動基本な園も多いですが、さすがカナダ…
私もバスの遅延状況によりますが、数分前到着かオンタイムに出勤しています
オープニングの先生が1階キッチンから食器類を取りに行っている間、私はデイケアがある2階に上がり、電気をつけたり窓を開けたり、フロアのセッティングの準備をします
出勤後にいつもする仕事は
ちなみに、朝のスナックですが、トーストやベーグルを焼いたり、野菜や果物を切ったりすることがほとんどですが、木曜日はオープニングの先生がワッフルを作ってくれます
子どもたちがデイケアに来ると、靴をindoor shoesに履き替えるので、年齢の低い子どもの履き替えを手伝い、その後トイレに誘導します
支度が整うと、棚にある子どもたちの好きな教具を選び、テーブルにて遊び始めるので、保育者の援助が不要な教具の場合は見守り、必要に応じてそばで声をかけています
それぞれの教具は、そのまま棚に並べてあるか、籠で識別されているので、友だちが使っている教具に興味を示してシェアしている以外は、それぞれ個々で取り組んでいる姿が印象的です
3歳のチャイニーズのH君は組み立てることが得意なようで、毎朝登園した後は種類の異なる積み木を使って、形やバランスを巧みに考えて立体的なものを作って遊んでいます
先日は、Colored wooden blockを使ってトーテムポールによく似たものを作っていました
大人の私では想像がつかないような、色合いと組み合わせです…
3歳の力って、すごいなあ~
サークルテーブルに8席セッティングしてあるので、食べたい子どもたちがテーブルに集まります
私は子どもたちに一人ずつ何が食べたいか聞き、要望に合わせて量を調節します
食べ物に関して何が食べたいか聞くときには「What would you like to eat?」と最初に聞いています
「Can I have 〇〇, please?」 と自分で保育者に伝えられる年齢の大きい子どもには、食べ物の単語だけではなく、文章で言えるように「Can you ask me nicely?」 と聞き返してみたり、年齢の低い子どもには、「食べ物&please」を言えるように伝えたり、英語を発しない子どもには、こちらから提案したものに対し、うなずく(Yes)、首をふる(No)で判断してコミュニケーションを取ることもあります
カナダのデイケアは縦割り保育がほとんどですが、サークルタイムは難易度が高い! と私は感じますね… 涙
なぜなら年齢の異なる子どもたちに、同じテーマで展開していかなければならないので、例えば入園して間もない3歳児ともうすぐキンダーに行く子どもとは、先生の話す内容の理解力に差が生じますよね?
ちなみに今月のテーマは『体の仕組み』です
正直サークルタイムの中では、Oxygen(酸素)とCarbon dioxide(二酸化炭素)の話も出てきており、3歳児にとっては難しい内容すぎると感じることも…
話をずっと聞いていられるはずもなく、あっちへ行ったりこっちへ行ったり…
隣の友だちを、つんつんしてみたり…
ぼけ~ っとして、どこ見てる? 大丈夫? という子もいたり…
本やらミニカーやら、手には何かアイテムを握りしめ、「No!」とサークルタイムに戻らずに、じたばたじたばた…
これは、リードする保育者にとっては試練でしかありません
確実にサークルタイムを2つに分けた方が無難ではないかと、ボランティアの身でも感じる今日この頃です
月金は今月のテーマに沿った製作活動です
一例をご紹介しますと、ハート型に切った画用紙の上に、白いコットンを糊で貼り付け、赤い色水をスポイトで上から垂らします(ちなみに心臓と、血液に見立てています)
突然先生から、私のグループをAiがリードしてね、私は写真撮影するから! と丸投げされることもあります。笑
火木にはフレンチティーチャーが来てくださり、フランス語のレッスンをしています
メインの活動が終わると、私はその日に午睡する子どもたちのベッドメイキング担当です
日本もCotを使っているところもあると思いますが、カナダも同じです
自宅から持参した、各自のブランケットとシーツをセットします
日焼け止めや外履きの履き替え援助など、外に行く準備を手伝います
こちらのデイケアでは、園庭が比較的広く、木々に囲まれた自然豊かな環境なので、子どもたちも走り回ることが可能です
特に金曜日は、みんな発散したいのか、キャーキャー叫びながら走り回っていました…
外遊びって大事ですね~
砂場や滑り台、バイクやボール遊びができるようにコンクリートのエリアもあります
最近はHide and Seekをエンドレスにしています
保育士って、本当に体力勝負です
夏の間、特に「Inchworm」が大量発生しているので、子どもたちは何匹も捕まえて、バスケットに入れていました…
Inchwormさん、かわいそうに…
私は毎日ランチ準備担当です
こちらのデイケアでは、外部から発注したものが毎日デリバリーされます
日本では、きっと注文されることのないような内容です。笑
基本的には、グリーク料理に近い、チキン、ライス、焼きトマトが週に2回、ピザ、フライドチキンやフレンチフライの日も…
野菜やターキー、チーズを切ってトーストと一緒にサンドイッチを作った日もあります
私は、その日の決められたランチの内容を、子どもたちが食べやすいようにカットし、容器に盛り付けていきます
ランチの準備終了後は、ぴゅーんと風のように走り去ります
「See you tomorrow, Ms. Ai!」
最近は子どもたちが名前を覚えてくれて、嬉しいです
午後に学校があるので、正直非常にお疲れの日もありますね~
課題やクラスメートとのグループアサイメントも多いので、平日はフル活動!
今後もがんばります
カナダのプレスクールでのボランティアについては、今後も私が感じたままにご紹介していきたいと思っていますので、どうぞお楽しみに!
また、カナダでの保育士ボランティアや免許書き換えについてのご相談も承っております。
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Allie
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