今日は保育園で子どもたちと一緒にできるアクティビティを紹介します。
Early Childhood Education basicコースの科目のCurriculum Developmentにあたります。
このコースでは実際に保育園で働く際の様々なカリキュラムの組み方を学びます。今回はその中でもThematic approachという”テーマに沿ったカリキュラム”のアイデアを紹介していきたいと思います。子どもたちの興味に基づきテーマを決めてカリキュラムを組むことで、子どもたちはそのトピックについてより深い知識を得ることができます。
保育園に車や自転車で来たり、電車でお買い物に出かけたりVehicles 乗り物は子どもたちの生活にも直結していて、親しみのあるテーマの一つだと思います。このテーマをもとにArt,Math,Science,Movement,Health and Safety, Communication and Literacy, Social-Emotional Understandingなどの分野にフォーカスしながらカリキュラムを考えていきます。Vehiclesといってもアプローチの仕方は多様ですよね。子どもたちと一緒に乗り物の名前からアルファベットを覚えたり、色で仲間分けをしてみたり、どうして乗り物は動くのかを学ぶこともできます。カナダでは3-5歳が1つのクラスで過ごすマルチエイジの対応をする保育園も多いです。そのため、どの年齢の子も楽しめるよう難易度も簡単なものから少し挑戦し甲斐があるものまで用意すると良いでしょう。
今回は実際に保育園で使えるVehicles 乗り物をテーマにしたアクティビティ5選を紹介したいと思います。
Vehicles 乗り物をテーマにしたアクティビティ5選
紙で乗り物をつくってみるアクティビティ。日本人の私たちは小さいころ折紙をつかった制作をよくしますよね。でもカナダの保育園で折紙に馴染みのない子どもたちは、その彩りから楽しんでくれます。そして角と角を合わせて折るなど、指先の動きを練習することができます。折紙以外にもPaper macheや実際に乗り物の写真をみながらCollageなどを作っても面白いと思います。
アルファベットを勉強するのも乗り物の名前と一緒に勉強すると、乗り物好きな子どもたちにとっては楽しいですよね。乗り物に詳しい子どもたちは得意げに乗り物の名前を教えてくれます。
Pretend playは日本語でいう“ごっこ遊び”です。ごっこ遊びをするには様々な力が必要になります。遊びながら言語力や創造力、他の子どもたちとのコミュニケーション能力なども育ちます。動画のように消防士の帽子をつくって実際に子どもたちが消防士になりきることもできます。消防士のお仕事や消防車の仕組みについて話せば子どもたちの社会的理解を深めることもできます。警察官や船のキャプテンなどでもこのアクティビティは使えますね。
子どもたちが乗り物について学べる歌も沢山の種類があります。動画のように電車になりきって、歌って踊って動く。3-5歳の子どもたちが1クラスにいると子どもたちの言語力もさまざまですが、音楽を流して身体を動かすことは言語力関係なくみんなで楽しめるのでいいですね。子どもたちの筋力もアップです。
Five sense(味覚、聴覚、嗅覚、視覚、触覚)の中でも子どもたちの聴覚に焦点をあてたアクティビティです。乗り物の音を流し、みんなでどの乗り物かを当てます。子どもたちも集中して音を聞き、答えてくれるので盛り上がります。実際に生活の中で聞くことが多い音なので、子どもたちも親しみやすいと思います。
以上Vehicles乗り物をテーマにしたアクティビティでした。保育園で過ごしていると乗り物は子どもたちにとっても親しみがあり、興味を持っている子どもたちが多い印象をうけます。積み木を並べて、列車の道を作っている子やレゴを使って、モーターバイクや飛行機を作っている子どももいます。その完成度に驚かされることもあります。子どもたちのクリエイティブ性も乗り物をテーマにした遊びでしっかり育っているのだなと感じます。みなさんも子どもたちこんなアクティビティを楽しんでくれたよ!というのがあればぜひコメント欄で教えてくださいね。
他にもEarly Childhood Education basic コースでは様々なことを学ぶことができます。現役学生としてどんなことを学んでいるのかこれからも発信していきたいと思います。