今日は保育園で子どもたちと一緒にできるサイエンスアクティビティ5選を紹介します。
Early Childhood Education basicコースの科目のScienceにあたります。
このコースでは子どもたちにとってサイエンスを学ぶとどんな良い効果があるのか、またそのアクティビティの組み方などを学びます。サイエンスアクティビティといっても子どもたちにとっては“遊び”の一つなので難しいものではなく、子どもたちが科学を学びたくなるよう興味・関心を持たせることが私たちの役目になります。身近にあるいろいろなものから子どもたちはサイエンスに触れることができます。授業中には先生役・生徒役に分かれて実際にサイエンスアクティビティの実演もしました。ネイチャーウォークといって自然の中を散策し観察・ドキュメントにまとめる課題などもあります。
では例えば子どもたちはどんなことからサイエンスを学ぶことができるのか?答えは、実は身の回のあらゆるものからサイエンスを学ぶことができます。例えば晴れたり雨が降ったりと天気について知ることもサイエンスの題材の一つとなります。春になると花が咲き、夏には葉が緑に秋は紅葉し、冬は葉が枯れるなど季節を知ることもサイエンスです。目で見て、音を聞いて、においを嗅いで、触って、味をみて五感を使うこともサイエンスなので、例えばおやつの時間にアイスクリームを見て「おいしそう!」と感じたり、食べてみて「甘い!」と感じることもサイエンスなのです。私もそうでしたが、サイエンスと聞くと少し難しそうなイメージを持ってしまいますが、実際は日常に溢れているすべてのものがサイエンスを学ぶ題材になるのだなと知りました。
そこで、今回は保育園で使えるサイエンスアクティビティ5選を紹介したいと思います。
サイエンスアクティビティ5選
水とペーパータオルを用意します。カップを並べ一つおきに水と絵の具を入れます。ペーパータオルを動画のようにカップに入れ水を吸い込ませると、あら不思議!空っぽだったカップの中にも水が入り込みます。この遊びを使って、植物が土から水を吸い上げることを子どもたちに説明することもできます。また色が混ざることで新しい色が生まれるので、カラーについて学ぶこともできます。
画用紙でボルケーノ(火山)の山の部分をつくります。お酢、食器用洗剤を用意し混ぜます。そしてそれをベーキングパウダーの入ったボトルの中に入れます。すると液体がまるで火山が噴火したかのように溢れだします。これはお酢とベーキングソーダを混ぜることで炭酸ガスが発生するため起こる現象を利用したものです。
Skittlesとはフルーツフレーバーのキャンディーです。動画のようにキャンディをお皿の上に並べお湯を注ぐとキャンディの色が動き出し綺麗な虹色になります。これはキャンディの染料がお湯によって溶け出すことにより起こります。
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こちらもお酢とベーキングソーダを使ったアクティビティです。お酢とベーキングソーダが混ざることで発生する炭酸ガスで風船を膨らませることもできるのです。
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これは水の中に胡椒を浮かべそのまま手を入れると手に胡椒が沢山つきます。でもハンドソープをつけて水に手をいれると胡椒は全くつきません。これはソープの油分を利用したアクティビティです。動画のように、胡椒をばい菌とし「どうしてハンドソープを使って手洗いすることが大切なのか」を教えることにも使えるので、ランチやスナックタイムの前に子どもたちとやるのもいいなと思いました。
いかがでしたでしょうか?上記であげたものは少し実験のようなアクティビティですが、例えばビーチに行って貝殻を広いどんな生物が海にいるかを絵本で見てみたり、公園に行って葉っぱを広い植物についてお話をしてみるのも良いですね。子どもたちの関心・興味に基づきテーマを決めてアクティビティを組んでいくとより吸収力も高まります。みなさんも子どもたちこんなサイエンスアクティビティを楽しんでくれたよ!というのがあればぜひコメント欄で教えてくださいね。
他にもEarly Childhood Education basic コースでは様々なことを学ぶことができます。現役学生としてどんなことを学んでいるのかこれからも発信していきたいと思います。