皆さん、こんにちは。カナダの日本人保育士Tomokaです。
日本では3月が卒業シーズンですが、カナダの保育園では8月が別れの月なんです。というのも、カナダの学校は9月から始まるから。9月に学校へ行く子どもたちは8月末で卒業となります。しかしですね、小学校なんかは6月終わりから8月末まで夏休みなので、6月が卒業シーズンなんですけどね(笑)。
以前にも卒園についての記事を書いたことがあるのですが、今年はまた去年とは違ったので、おさらいも兼ねて書いていきたいと思います。
デイケアは0~2歳児が一つのクラス、3~5歳児が一つのクラスに設定されています。0~2歳児のデイケアでは2歳になる子どもたちが卒園ですし、3~5歳児のデイケアでは5歳になる子どもたちが卒園します。8月時点で5歳の子が卒業というのではないようで、今年卒業する子の中に12月で5歳になる子がいてその子も卒園していきました。たぶん12月までに5歳になる子どもたちが卒園でしょうね。
卒園式はデイケアによってはあったり無かったりします。また、その年の卒園する子どもの人数によってもあったり無かったりもします。私はまだ卒園式のセレモニーをしたことがないのですが、日系のプリスクールでは日本式の卒園式があると聞いたことがあります。
このように式典のような卒園式を行うところもありますが、私の勤務先では今年は卒園パーティーと言って持ち寄りパーティーをしました。子どもたちも歌やダンス、特技の発表などを行い、お父さんやお母さんの前で披露していましたので、子どもたちの成長を感じ感動していた方もいました。卒園記念として、卒業仕様に帽子を被った写真を撮って、写真立てに入れて保護者にプレゼントしました。
実は去年は卒園パーティーはせずに、写真を撮ってプレゼントしただけでした。今年は卒園する子どもがとても多いので、盛大にパーティーをしました。
実際にデイケアに来るのが最後の週は、デイケアに置いてある荷物(日焼け止め、カッパ、レインブーツ、布団セット、上靴など)を全部持って帰ってもらいます。また、アートや学習プリントなども忘れずにまとめてお返しします。
卒園する最後の週に、卒園パーティーをしたのですが、卒園パーティー時に保護者からプレゼントやお手紙をもらった時は、もう嬉しくて嬉しくてしょうがないですよね。
毎年1年の間に何人か子どもがいろんな理由で卒園していったりするので、意外にお別れの時はあっけないのですが、今回2年丸々見てきた子どももいましたので、さすがにその子とのお別れは寂しかったです。そして、保育士の仕事はシフト制なので、勤務時間によっては最後は挨拶できずにお別れになってしまうこともあります。
私は今回はラストまででしたので、全員とお別れしました。最後は子どもたちやお迎えに来た保護者とBig hug!!さすがに寂しくなりました。そして、改めて思いいました。「とても素晴らしい保護者に恵まれたな」と。
9月は入園のシーズン。卒園した子どもの数と同じだけ新しい子どもたちが入ってきます。もちろん引き続きデイケアに残る3~4歳児の子どももいます。たいてい、卒園した人数と新たに入園する子どもの人数は同じくらいです。今回はたくさん卒園したので、新入生も多く、そのためスタッフも一人増えました。夏休みをしっかり満喫したぶん、新しいスタッフと団結し、これから頑張っていきます!