皆さんこんにちは、カナダで保育を学んでいる大学生mayです。先日、バンクーバーにて行われた「保育留学・キャリア相談会inバンクーバー」にゲストスピーカーとして参加してきました!
幼児英語.comのNaoさんと、ホイクペディアのライターである私mayが、カナダの保育士事情、保育ボランティアについて、保育士としてのカナダでの就職活動について、カナダの保育はどのようなものかなど、色々お話させていただいてきました!
幼児英語.comのNaoさん。保育士として8年働いてきたので皆さんに色々とためになるアドバイスをされていました!
動画はNaoさんが日本のプリスクールにてサークルタイムを行なったときの様子です。
Naoさんの経歴については以下のリンクで詳しく紹介されています。
http://lifevancouver.jp/2013/05/people/14197.html
私は私で、「ブログ読んでます!」って言われて嬉しかったり・・。(笑)
今回は少人数制で、1回あたり5名様の定員で2回行いました。参加された方々からは「他の方が質問されたことは私も聞きたかったことだったので1対1もいいけどこのくらいの人数の会もいいかも」ということで好評でした♬
今回の相談会は、「保育の勉強をしているけどその後どうしたらいいかわからない」「子供に関わることがしたいけどどういうことができるかわからない」「語学学校にいっているけどやはり保育に興味がある」などというお悩みのある方に現役保育士・保育学生が相談に乗りますよという会でした。
カナダに留学するぞ!と来たはいいものの、勉強したあとどのようにキャリアを重ねていけばいいのかはまた留学のその先のこと。今回このような会に参加させていただき、改めてその先のビジョンについて悩まれている方が多いんだなあと実感。
同時に、皆さん同じようなことを知りたいと思われてるんだなあと思ったので、覚えている限り、どのような質問があったか、どのような回答をしたかを記事でもまとめておきたいと思います!
Nao 「日本はどの子もいろんなことをまんべんなくできるようにする教育だなあという印象。カナダは個人個人の個性や興味を伸ばす教育で、例えばアートが好きな子はずっとアートのアクティビティのできるエリアにいたり、本を読むのが好きな子はライブラリーエリアにいたり。ハサミの使い方も、父の日や母の日のクラフトを作るときにやっと練習したりという子もいます。」
may「日本みたいに日報とか月報を書くようなこともないですよね。」
Nao「そうですね、書き物系はほとんどないです!サークルタイムの準備等を家ですることはあったりしますが、基本的に仕事を持ち帰ることもないですし、残業もないです。5時半に閉まるなら5時半に先生もバッグ持って最後の子供たちが出る時に一緒に園を出るくらいです(笑)。お給料も日本とだいぶ違うと思います。保育士はカナダの中でも待遇が悪い方だと言われていますが、それでも時給$17とか20くらいでしょうか。(※カナダはフルタイムの社員でも月給制でなく時給制のところが多い)」
may「私は授業で行っていた保育園にそのままボランティアさせてくださいってお願いしてボランティアをしていたので、自分で探してはないです。ただ、去年私もボランティアを探してネットで調べていた時にVancouver International Children’s Festivalという子供フェスティバルのボランティア募集がでてきたので、そのボランティアはしました。自分で保育園でのボランティアを探すとなると大変ですよね。ちなみにCOS留学サポートデスク(ホイクペディアの運営元)ではかなりたくさんの保育園と提携していて、ボランティア先の斡旋もしているので、そういう制度を利用するのもいいかと思います。」
may「ベビーシッターは基本的にはお互いが了承できればできる仕事なので、保育士の資格がなくてもできると思います。よね?」
Nao「そうですね。需要はたくさんあると思います。インターネットで検索するか、あとは紹介とかで探すのがいいかと思います。」
(ちなみにベビーシッターのお仕事をしたいと考えられている方は、ケアギバーさんのインタビュー記事も参考になると思いますのでよろしければ読んでみてくださいね!)
Nao「日系幼稚園もいくつかありますが、カナダの保育士の資格がないと日系であっても働けないと思います。ボランティアなどはできると思いますよ。」
Nao「こないだ日本に帰ったときに日本のインターナショナルプリスクールを見学させていただいたのですが、留学経験者を雇いたいとおっしゃっていたので、需要はたくさんあると思います!求人のご紹介もできるところもあります。」
may「やはりただ留学していたというだけよりは、ボランティアや就労などで、現地の保育園で働いた経験があるということをアピールできればプラスになるのではないでしょうか。お金をもらって仕事をしたという経験もお金をもらわないでボランティアをしたという経験も、カナダではそんなに違いがなくて、同じ”経験”として見てくれます。日本でも、履歴書に書く文章は一行かもしれませんが、面接の時に”こういう経験をしてきた”ということをしっかり語って説得できれば、それはかなりプラスになると思いますよ。」
(※学生の分際で生意気な意見ですが、一応日本では求人系の広告会社で働いていたので、人よりちょっとだけ就職活動のアドバイスは得意です(笑))
Nao「これもインターネットが多いでしょうか・・。クレイグスリストとかWestcoast resource centreとか。あと私は学校の実習先からそのまま仕事のオファーをいただいたので、ボランティアや実習をしているとその後ジョブオファーがもらえることも多いと思いますよ。」
may「私も実習先で今サブの先生(病欠などの先生の代わりに働く臨時教員のこと)としてたまに働いています!」
他にもたくさん質問いただいたのですが、1時間とは思えないほど内容の濃い時間となりました。
ブログを書いて、カナダの保育について一方的にお伝えするだけではなく、たまにはこうやって同じように保育を勉強されている方や、子供と関わる仕事がしたいと思ってらっしゃる方の手助けができるような活動が今後もできればいいなと思いました。また、皆さんがどのようなことを知りたいかなども聞けたため、今後はそういった内容も記事にしていけるようにがんばりたいと思います!