皆さんこんにちは。カナダで保育の勉強をしているmayです。
保育園ではよく子供たちに「本読んで!」とせがまれたりサークルタイムで絵本を読む機会があったりします。私が実習に行っていた保育園では、サークルタイムで読む絵本はだいたい保育園にあるものではなく保育士さんの私物だったりしたのですが、私は絵本を毎回買う余裕もなかったので、図書館で本を借りては持って行っていました。ですが、本によっては子どもたちの反応が良かったり悪かったり・・例えば長過ぎる本だと子どもたちは飽きて集中力を失ってしまいますし、簡単すぎる本だと4,5歳の子は物足りなかったりします。なのでちょうどいい絵本を探すのが至難の業!
というわけで、今回は私が実習中に実際に使ってこれはよかったと思う絵本ベスト5を紹介したいと思います!
”Ribbit!”というのは日本語で”ゲロゲロ”。カエルの鳴き声です。表紙をみた時点で子どもたちは何かおかしいとニヤニヤしてたりもしてました(笑)。内容としては、カエルたちが住んでいる街にブタがある日突然来て、”ゲロゲロ!”と鳴き、それを聞いたカエルたちがびっくりしてブタに色々話しかけてみたり、他の動物たちに相談したりするお話。
ブタがゲロゲロと鳴くのが子どもたちは面白くて”Ribbit!”というたびに笑ったりしてました。ブタは本当は”Oink Oink”と鳴くので、子どもたちに「ブタはどうやって鳴く?」と聞いたりするのもいいと思います。
「何ごとも不可能ではない」という意味のタイトル。主人公である夢見がちな羊が友人である狼に「飛行機を作りたい!」と提案するのですが、現実派な狼は「そんなの無理だよ」と最初はあしらっていました。でもその後試行錯誤して二人は飛行機を作ることを実現させてしまうというお話。
挑戦してみることが大事ということに加え、友達と協力するれば色々なことができるということや、設計図を書いて(予めプランを練って)組み立てることの大事さなども子どもたちに伝えられます。その後紙飛行機を作るアクティビティなどにも発展させることができる、それこそ”可能性あふれる”絵本です。
この本は文字がほとんどありません。実習中にビーバーについてのプロジェクトを行っていたこともあり、子どもたちは興味津々でした。お話としては、川か湖に住んでいたビーバーが、誤って伐採された木の幹に乗ってしまい、そのままトラックで街に行ってしまうというもの。
途中でトラックを降りるので人間に捕獲されて・・ということはないのですが、迷子のビーバーが動物園に入っていってしまって動物園の中に住んでいるビーバーと対面したり、ねずみを追って下水道に入って行ってしまったりという冒険が描かれています。文字がないからこそ、子どもたちにどうなると思うか聞いてみたり、どうやって帰れるかのアイデアを聞いてみたりという想像力をかきたてることのできる絵本。小さな子どもたちにも読み聞かせができる絵本です。
アルファベットの書いてある葉っぱをつけた木、Alphabet treeに風が吹き、葉っぱが落ちてしまいそうになるので葉っぱたちがひっつきあって単語を作り、そしてもっとひっつきあって文をつくる、というお話。私が実習中に接した子供たちは大文字だけ知っていて小文字はまだ読めなかったので(※この本に載っているアルファベットたちは小文字表記)読めずに残念でしたが、アルファベットを覚えたての子供たちは読む練習にもなっていいと思います。
アルファベットをまだ覚えてない子供たちでも、アルファベットが連なると一つの単語になり、そして文章を作ることができるということは認識ができるので、そういう意味でも3〜5歳の子供たちに読んであげるのは効果的だと思います!
3匹のリスのこどもたちが昼に寝て夜に活動するふくろうたちとあそぶため、夜中こっそり家を抜け出してふくろうたちと遊んでいたら、遊んでいる途中に眠くなってしまって眠りこけてしまい、お父さんリスが迎えにきて・・という話。
すごくほっこりする話で、著者はいわむらかずおさんという日本人の方。(有名な絵本作家さんのようですが恥ずかしながら知りませんでした・・!)お昼寝をしたがらない子供たちに、寝ることは大事なんだよということを教えられます。ちょうどお昼寝前のサークルタイムで読んであげるのもいいのかも。
海外で保育士をしている方やしたい方に加えて、「子供に英語の絵本を買ってあげたいけど、どんな絵本がいいかわからない!」という日本のママさんたちも、ぜひ参考にしていただければなと思います!