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2015年にカナダの大学で保育を学んで驚いたことBEST10!

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皆さんこんにちは!mayです。さてクリスマスが終わると早いものでもう2015年も終わり。私も学校に行き始めて早くも1年と4か月が過ぎようとしています。ホイクペディアを書き始めたのが6月なので、早くもこのブログ執筆も半年。まだまだ読者の方にお伝えしたいことはたくさんあるのですが、年の瀬ということで、2015年に私がカナダの大学で保育を学ぶ学生として驚いたことをまとめようと思います!

 

10位 蛍光灯を付けるより暗くても自然の光を好むこと

Image courtesy of Poulsen Photo at FreeDigitalPhotos.net

これはボランティアに行っていたデイケアもそうだったんですが、多少暗くても電気をつけずに自然の光のもと過ごすというのがみんな好きみたい。日本は少し暗いと「目が悪くなる!」ってことで少しでも暗いと電気はつける傾向にあると思うんですが、特にカリキュラムを実践的に学ぶ授業では電気をつけないことが多かったです。

 

9位 授業中に堂々とごはんを食べることができること

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授業が18時から21時の時とか、11時半から13時までの時とか、いつごはん食べるんや!という時間にクラスがあるときは特に、生徒は結構な確率で授業中にごはん食べていました。サンドイッチとかでなくて、普通にお弁当箱のごはん(笑)。日本では絶対先生に注意されそうです。ごはん片手に手を上げて発言するのもざらです。

 

8位 小さい子を持つ親でもパートタイムとして学生している人がいること

 

生徒の年齢層は幅広いので、たまに年配の方もいらっしゃるんですが、2歳の子がいるとか、4歳の子がいるというお母さんでも学校に通っていたりします。私のクラスメイトはその間旦那さんが子供の面倒を見ていたりするそうですが、大学付属のデイケアに預けて授業に出る人もいるそう。日本では子供がいるお母さんは何かと行動が制限されがちですがこっちではそうでもないみたいです。

 

7位 発行されるはずのビザや資格がことごとく間違って発行されたりすること

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先日「最短4ヶ月で取得可能!保育士アシスタントの資格を取りました!」という記事を書きましたが、実は裏話があるんです。通常、既定の授業を取ればアシスタントのライセンスがもらえるはずなんですが、いつまでたってもこないので問合せをすると、機関よりまさかの「あなたの取った授業はアシスタント資格対象の授業ではありません」。最終的には機関の間違いだったのですが、何度も学校と機関とやりとりして結局何倍もの時間がかかってしまいました。ビザも同様、保育の実習があるということでCoopビザ(実習のために必要な就労ビザ)を申請しているのに「保育園では働けません」の一文が入っていたり・・。皆さんもビザや資格の申請は余裕を持って進めてくださいね・・!

 

6位 ボランティアや実習先の保育園でその後雇ってもらえた人の多いこと

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雇ってもらえた、といっても私たちはまだ学生だし、アルバイトとしてしか働けませんが、クラスメイトの多くがデイケアやプリスクールでバイトをしています。夏休みの間にボランティアに行き始め、そのうち、「Substitute(休みを取っている先生の代わりに働く先生)で働かない?」と言われてアシスタントとして働くようになった友達や、Practicum(実習)先でその後同じくSubstituteで働かないかと言われた友達など・・。そう考えると、やはり保育士の就職は他よりしやすいのかなと思います。いきなり就職は無理でも、ボランティアなどから始めるのは本当に有効だと思います。→ホイクペディアでは保育ボランティアパッケージをご用意しております。詳しく知りたい方はコチラ

5位 学校に犬がきたりすること

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意味がわからないと思うんですが、うちの学校、たまに犬がいるんです。さすがにそんなに頻繁ではなく、年に2、3回ですが構内(建物内でも)に普通に犬が歩いてたりすることがあります。それは誰がなんで連れてきているか私にはわかりません。(笑)それとは別に散歩で連れてきているおじさんもいます。でもある日はイベントで、「犬を触ってストレス発散!」というような主旨のイベントでたくさんの犬が学校にきていたこともありました。私はそこまで犬好きではないので、そこまでテンションはあがりませんが、犬好きの友達は喜んで犬をなでたりしていました。余談ですがバンクーバーは街中にも犬を連れて歩いている人は多いし、カフェやレストランでもテラス席ではたくさんの人が犬連れで食事をしています。

 

4位 テスト期間になると図書館でお菓子や朝ごはんをくれたりしたこと

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これも「??」と思われると思うのですが、期末テストって、授業が全部終了してからテスト期間が設けられているんですね、その期間に、図書館に箱とかかごが設置してあって、「EAT ME!」みたいなサインとともにお菓子が入っていました。あとは「LET STRESS OUT」(ストレスを発散させましょう)みたいなサインとか。あ、ありがとうございます。さらにはある日は朝ご飯が置いてあった日もありました。パンやフルーツ、ソーセージなど・・。確かにテスト期間中はストレス溜まりますが、朝ご飯いただけるとはありがたいですね、はい。(笑)
※もちろん毎日ではないし、毎年やっているかどうかは不明ですのであしからず!

 

3位 保育を勉強したい人が増えていて入学がしづらくなっていること

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私が入学したのが2014年の9月。私はその年の3月に願書を提出したり書類を提出したりしていたのですが、来年の9月入学は今の時点で結構もういっぱいで入れるかどうかわからないとの噂。カナダでも保育は割と給料相場が安め(といっても日本よりはだいぶ高いです)ですが結構人気があるようです。確かに年々生徒が増えていて、取りたい授業が思うようにとれなかったりすることも出てきています。あくまで噂なので、もう締め切りが終了したとかそういうことではないと思いますが、留学を考えていらっしゃる方はこれまた早め早めの行動をした方がいいかもしれません。

 

2位 生徒が「授業のスケジュールを見直してくれ」と署名運動を起こしたこと

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保育学部では実習があるため、2年目以降の授業は金・土曜日または平日の夜にあることがほとんど。(実習は月〜金曜のフルタイムか、月〜木曜のフルタイム+金曜授業が選べる。)でも一部の授業は平日の昼間にしか開講されなかったりします。実習は基本的に1セメスターにつき1つ、2年制プログラムでは3つの実習をとらなければいけないため、よっぽど効率よくとらないと2年で卒業できなくなってしまいます。ただ、この授業は秋に、この授業は夏に・・と計画していても、年間のスケジュールがきっちり決まっているわけではないので、思い通りにいかない場合もあります。それをうけて、今回学生が署名運動を起こしました。

「EDUC221(授業名)は夏に開講予定がキャンセルされ、秋はもともと開講されず、春は平日昼間のみの開講。これではPracticumを取る学生がこの授業を取れない。何とかスケジュールの見直しを」
日本ではなかなかこんなことってないですね。結局スケジュールはぎりぎりすぎて変更させるまでには至りませんでしたが、学生側と学校側が話し合ったりはしてたそうなので、今後の改善にはつながるかもしれません。何でも声を上げることは大事ですね。

 

1位 先生が労働環境の見直しを求めて期末テスト直前でストを起こしたこと

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これは今年4月のことですが、今度は学生ではなくて先生が学校側に声を上げた件です。期末テストの直前、授業は全て休講。図書館なども閉鎖、先生にメールを送っても先生も返信は一切禁止されており連絡もとれません。連絡は学校からくるメールとSNSの情報発信のみ。賃金のみならず、受け持つ授業数や生徒数、その他色々な労働環境の改善を求めて先生たちと学校が何度も話し合いをしていたそうです。ストは数日続き、期末テスト週間も数日遅れて始まるという異例の事態。結局落としどころを見つけて一旦ストは終了されましたが、おかげで留学生のクラスメイトは帰省するチケットをキャンセルせざるを得なかったりした人も。何でも大学がストをおこすというのは珍しいようで、ニュースにもなっていました。でも期末テストの直前はきつかった・・!そして授業受けられなかった分の払い戻しももちろん無し。できればもうストしてほしくないなと思いました。

 

いかがでしたでしょうか?少し長くなってしまいましたが以上が2015年に学校で驚いたことベスト10でした。来年も色々びっくりすることがあると思いますが、またブログを通じて皆様にお伝えできたらなと思います。

それでは今年一年ありがとうございました!皆さんよいお年をー!

この記事を書いた人
カナダ・バンクーバー近郊にある公立大学Capilano Universityで保育を勉強。日本では広告業界で働いていたので保育関連の知識や経験はゼロでしたが、卒業後無事フルタイムの保育士として現地の保育園に就職しました。移住を目標にカナダへ来たので、次の目標は永住権取得。ビザや永住権に関するトピックにも触れながらカナダの保育についての生の情報をお届けします!
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