大学に復学してちょうど1年。ついに先日からトロントで初めての教育実習が始まりました!!
教育実習のことを英語ではPLACEMENT/PRACTICUMと言います。私の今回の実習は、special needs placementなので(special needsについては過去記事「スペシャルニーズとは。カナダのオープンでクリエイティブな障害児教育。」を参照☆)、special needsを支援するプログラムに配属されることになりました。
私が配属された施設は、障害を持つ子供を抱える家族をサポートする施設です。いろんなタイプのセラピストやカウンセラーが家庭訪問を行ってアドバイスをしたり、special needsの子供がいる保育所を訪問して保育士の指導や手助けをしたりするサービスを行っています。そして私はその施設の中にある特別なプリスクールプログラムで実習をすることになりました。
そのプリスクールの抱える子供は80%以上が障害を抱えている子で、肉体的なものから知的なもの、重いものから軽いものまでほんとうに様々なspecial needsを抱えている子供が通っています。
先生と生徒の比率はなんと1: 1かもしくはそれ以下!というのも、このプログラムはたくさんのボランティアさんに支えられていて、この比率を守るために必要な数のボランティアと先生を常にキープするようにしています。
このプログラム自体は9時スタートなのですが、実習生の私の1日は8時半から始まります。この子供がいない30分はこの日のアクティビティの準備をします。そして、この日の午前と午後に私が担当する子供の個別ファイルを読んで、何か気をつけることがないか、新しい情報を収集します。
プログラムが始まると時間はあっという間に過ぎます。グループによりますが、ストーリータイム、フリープレイタイム、ジムタイム、Quietタイム、ミュージックタイムがあり、午前の部は11:40で終了です。そして午後の準備をしてから12時からお昼休憩に行き、13時の午後のプログラムの開始に合わせてお昼休憩から帰ってきます。
午後の部も朝と全く同じアクティビティを全く違う子どもたちと行ないます。そして午後の部は15時40分に終了します。そのあと、16時まで部屋の片付けや次の日の軽い準備をしてから1日終了です。そして私の場合これが週5日、4週間続きます。ただそ、金曜日の午後はプリスクールプログラムがお休みなので、その午後を使ってプログラムスタッフ全体で次の週のアクティビティのプランニングをしたり、子供一人一人の情報交換をします。
担当する子供の障害の程度や種類によっては1秒たりともそばを全く離れられない子もいれば、逆にある程度放ったらかしにしておかないといけない子もいるのですが、まだ実習が始まって少ししか経っていないのでそこらへんの見極めは現場の先生に指示を仰ぎながら判断しているという感じ…。
過去に行ったspecial needsの実習ではほぼ全員がspecial needsをもった生徒ということはなかったので、全く新しい経験で戸惑う部分もありますが、毎秒毎秒が学びの瞬間で新しい世界に飛び込んできたみたい!
現場の先生もボランティアさんも他の学校からやってきて実習している先輩実習生もみんないい人たちばかりで博識でプロフェッショナルなのでとっても安心して実習が行えています!そしてこの実習で自分のECE人生を変える新たな「何か」を得られる気がします!
大学に復学していなかったらこんな経験なんて絶対出来てなかったので、思い切ってよかったなと改めて思いました!
プログラムの詳細や特別なアクティビティに実習の課題等の詳しい部分は追って記事にしていきたいと思います!
それでは今日はこのへんで!