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保育園でのボランティアついに終了!卒園パーティーの様子と総括

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夏休み中、デイケアでのボランティアをしていた私。日本に一時帰国することもあり、デイケア自体の夏休みが始まるタイミングに合わせて私のボランティアも先日最終日を迎えました!
 
実習で通い出してからそのままボランティアをさせてもらい3ヶ月ちょっとお世話になったのですが、最終日はちょうど卒園する子供たちとのお別れパーティーとして、子供たちの家族も来てポットラック(持ち寄り)パーティーが開催されました!私も先生に、「親と話したりできるいいチャンスだしよかったら少し長くなるけどパーティー参加して!」とお誘いいただいたので、参加させてもらうことに。個人的に私ポットラックが大好きなんですが、(色んな国の家庭料理が食べれるし!)子供たちも朝からソワソワ。パパママが保育園にきてみんなで一緒にごはん、というのがすごく楽しみなようです。
 
私はよく子供たちにランチの時「それなあに?」と質問をうけていたおにぎりを作って持っていきました!おにぎり食べるのきっと日本くらいですもんねー。というわけでせっせと小さいおにぎりをたくさんもって保育園へ!
 
昼間はいつもとほぼ変わらない1日。でも午後からは先生たちも料理作ったりパーティーの準備で忙しそう。(ポットラックパーティーは4時半から6時半でした)私はというと、これでこういうことをここでするのも最後かあと思いながら1日を過ごしました。
 
夕方、親御さんたちや兄弟、おじいちゃんおばあちゃんまできたりして、ポットラックスタート!お寿司を買ってくる家庭、出身国の手料理を持ってくる家庭、キャラクターの書いてあるカップケーキを持ってくる家庭と様々。
 
普段子供とはある程度ごまかしながらでもしゃべることのできる私ですが、この日は親御さんと話すということで少し緊張…!あまり失礼な言葉使いしないようにしなきゃいけないし、向こうは私のこと留学生だなんて知らないし…と思ってドキドキしておりましたが、しゃべるうちに緊張もほぐれてきました。
 
生徒の中に、名字も名前も日本人で見た目はハーフっぽい子がいたのですが、ポットラックでお父さんと会ってみると日系三世で日本語は全然しゃべれないとのこと。かたやデイケアでは英語でしゃべってるけど、お父さんお母さんとは中国語でしゃべってる子供もいたり。移民が多いバンクーバーなだけあって、色々な国の家族が集まっているんだなということを再認識しました。
 
しかも日本だとお父さんが平日の4時半に保育園にこれるってことまずないと思うんですが、ほとんどの親御さんが夫婦二人とも出席してたのにも驚きました。
 
しばらくごはんを各々食べた後、園長先生より、卒園する子供たちにアルバムの進呈。先生が涙ぐみながら話す姿を見て、私ももらい泣きしそうになったり…。毎年たくさんの子供たちが卒園するはずなのに、それだけ感極まってしまうほど愛情を持って接しているんだろうなあと思いました。
 
最後に、みんなで作ったトーテムポールを園の玄関先に立てにいきました。家族も子供たちもみんなで玄関に集まり、立てられるトーテムポール。
 
素敵なセレモニーでした。
 
私が保育園を出るときも「いつでも遊びにきてね!」とか「次の実習も先生に頼んでここにしてもらいなよ!」といってもらえたりしたので、それも嬉しかったです。
 
たくさん色々体験できたボランティアですが、最後に嬉しかったことと大変だったことを。
 

嬉しかったこと

 

  •  子供たちが名前を覚えて呼んでくれた時

初めは週に1〜2回しか行かないし、名前を呼ばれることもなかったのですが、後半は他の先生が私の名前を呼ぶのを聞いて覚えたり、直接私に「名前はなあに?」と尋ねてきて覚えたりしてくれたことが嬉しかったです。
すぐに忘れてしまうかもしれませんが笑、その子たちの人生の一部に関われた気がして嬉しいし、一人の先生として認めてもらえたようで嬉しかった!

     

  • お昼寝タイムで子供を寝かしつけることに成功した時

よくお昼寝タイムの時はお昼寝ルームで子供の側に座り、背中をさすってあげて寝かせるのですが、それに成功した時が嬉しかったです。子供を育てたこともないので、寝かしつけるというのは初めての経験。なかなか寝ない子もいて大変な時もありますが、それを乗り越えて寝かせ、寝息が聞こえてきた時の嬉しさ!笑
これも私に身を委ねて安心してくれたんだなーと思える嬉しい瞬間でした。
 

大変だったこと

 

  •  どこまでを許し、どこまでを止めるべきかの判断

カナダの教育方針として、なるべく子供を自由にさせなさいという方針があります。ただだからといって、例えばハサミを振り回すのは危ないので止めなければなりません。でも、いくら手元が危なっかしくてもハサミを持たせることは、ハサミの使い方を学ぶことができる。ここからは止める、ここまではさせるの線引きが非常に難しいなあと思いました。

     

  • 子供たちがケンカしたときの対処法

これは未だにまだまだ場数踏まないと難しいなあと思うことの一つなのですが、ケンカを頭ごなしには止められないし、どっちがどう悪くての判断が難しくて苦労しました。例えば、「あっちいけよ!」と言われた子供がその場を離れなくてケンカになった時。私は日本式考えで、「あっちいけよ」なんて言わず仲良くしなさいって言いたいんですが、こっちの先生は「あっちいけよ」と言われたら行きなさいという感じ。む、難しい!
 
実習を5月に始めた時は全然まだどう子供と接していいかわかりませんでしたが、ようやく終わり頃に少し慣れてきた気がしました。
 
次の実習がおそらく来年の1月からなので、それまでにまたどこかで子供と関わるボランティアやバイトができればなと思っていますが、とにかく今回は本当にいい体験ができました。
 
逆にカナダでの保育園はこうして見ることができたので、日本の保育園ではどんな感じなのかが知りたくなってきました…。日本で保育士されている方、ぜひコメントなどで私に色々教えてください!情報交換しましょう!笑

この記事を書いた人
カナダ・バンクーバー近郊にある公立大学Capilano Universityで保育を勉強。日本では広告業界で働いていたので保育関連の知識や経験はゼロでしたが、卒業後無事フルタイムの保育士として現地の保育園に就職しました。移住を目標にカナダへ来たので、次の目標は永住権取得。ビザや永住権に関するトピックにも触れながらカナダの保育についての生の情報をお届けします!
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