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日本とカナダのデイケアの違い:先生と生徒の比率&子供一人に対するスペースの広さ2

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さて、前回の記事で書ききれなかった、今日はデイケア内のスペースについて日本と比較していきたいと思います。

 

カナダ内(VancouverとToronto)の違いについては過去記事を見てみてください☆

↓過去の違いシリーズ↓

第1回:先生対生徒の比率篇

第2回;保育士になるまでの道のり篇

第3回:クラスルーム篇

第4回:職場環境編

最終回:~お給料・就活編~

 

子供一人に対するスペース

 

日本

乳児室・ほふく室(0,1歳児室)

1人当たり4.95㎡(有効内法面積)以上の面積を確保すること。

保育室(2歳以上児室)

2歳以上児1人当たり3.0㎡(有効内法面積)以上の面積を確保すること。

屋外遊戯場

 2歳以上児1人当たり3.3㎡(児童が実際に遊戯できる面積)以上である こと。

参照:保育所設置認可等の基準に関する指針

 

バンクーバー

保育室
年齢に関わらず一人あたり3.7 ㎡。
*ただし、備え付けの用具入れや、普段動かすことのない大きな用具入れなどをのぞいてその面積とする。

屋外遊戯場
年齢に関わらず一人あたり7㎡。

参照:Community Care and Assisted Living Act CHILD CARE LICENSING REGULATION

 

トロント

保育室
年齢に関わらず一人あたり2.8 ㎡
*ただし、何も妨げるものない床面積に限る(家具やおもちゃ入れ、用具入れなどをのぞいた、実際に子供が動き回れるスペースだけを計算した面積)。

*乳児の場合、お昼寝エリアは別で確保されていなければいけない。
*プリスクールの場合はどんなに面積が広くても1クラスは24人まで。JKは20人まで。SKのみの場合は24人まで。

屋外遊戯場
年齢に関わらず一人あたり5.6 ㎡。

参照:Planning & Design Guidelines for Childcare Centers 

 

こうしてみると、バンクーバーのデイケアは子供一人あたりに対するスペースがかなり広く取られているのが一目瞭然です。トロントも一見すると日本より狭い!?と思いがちですが、よくみると、トロントの場合、unobstructed areaといって、何にも邪魔されていないスペースが子供一人に対し最低2.8㎡でないといけないので日本よりははるかに広いスペースとなるんではないかと思います。バンクーバーの場合は大きい家具など動かせないものを覗いた面積です。なので、数字で見るとそんなに変わりはなくても実際にカナダのデイケアのクラスルームに入ると広い!と感じることが多いみたいです。

 

やっぱり日本(特に都会)は何もかもが小さくて狭いのは否めないなと思います。こっちは何もかもが大きくてスケールがでかい!土地もたくさん余っているんでしょう笑この広さはカナダだからこそなせる技だと思います。

 

ただ、最後にやっぱり言わなきゃいけないのはこれはあくまで各地での決まりなだけであって、すべてのデイケアがこう!というわけではありません!

 

ですが、国が定める先生と生徒の比率やスペースの違いは国や州が違えばこんなにも違うんだーへー!と思っていただいて、親子留学や将来の進路を決める際にちょっとでも役に立ってくれたらいいなーと思います☆

 

それではまた次回!

 

この記事を書いた人
バンクーバーアイランドにある州立大学のECEプログラム卒業後、ECEフルライセンスを取得し、Infant and Toddler Daycare、Junior Kindergarten等様々な保育施設で保育士として働く。永住権を取得し、保育士経験6年目となった2014年に心機一転、トロントに渡り、幼児教育のBA(学士号)取得を目指し州立大学3年次に編入。現在、大学生と保育士の2足のわらじをはいて毎日奮闘中!
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