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保育士の給料・就活編 | バンクーバーとトロントの保育現場の違い

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最終更新日:

こんにちは、Chloeです。

これまで数回に渡ってお届けしてきた”バンクーバーとトロントの保育現場の違いシリーズ”ですが、今回でいよいよ最終回になります!!そんな記念すべき?最終回のテーマは誰もが気になる “お給料・就職活動編”!!

ちなみに過去のシリーズはこのページの下部にリンクがあるので参考にしてみて下さい。

保育士はいくらもらえる・・・??

両者の給料平均

お給料はピンきりであるということは前提として・・・フルタイムで働くとなるとトロントでは最低でも時給16ドル以上もらえるところがほとんどです(カナダのお給料は固定給ではなく時給が一般的。)

私調べによると、平均時給は$18くらいまでいっているんじゃないかと思います。(あくまでも私の調べですが・・・)いろいろな求人情報をみていて、時給$18ドル~$19のところをたいっへんよく見ます。これ相当高いです!カナダでもトップクラスではないでしょうか。

一方で、バンクーバーは平均$15~16くらいかなー?最近徐々に上がってきている気はします。もちろんいいところはもっと上をいきます!が、あくまでも平均ということで。

ECEの大きな違い

トロントでもいいところはもっと上を行きます。時給$20越えなんてところもかなりあります。そして何よりびっくりなのが、パブリックスクールの幼稚園クラスの保育士さんの時給・・・。

*トロントとバンクーバーのECEの大きな違いは、トロントではパブリックスクール(公立の小学校)に幼稚園クラスがあり、そこでもECEが働けるということ。バンクーバーの場合パブリックスクールの幼稚園クラスで働くには教員免許が必要。

その幼稚園で働くECEの時給は驚愕の$26~$32~4!!!(ちょっと差が大きく開いているのが気になりますが・・・経験と資格によって変化するのだと思います。)

これは高すぎる・・・恐ろしく夢のように高い・・・!!市から雇われているわけで、公務員的な扱いになるのかな??なので待遇もめっちゃいいというわけ。夏休みもがっつり2ヶ月もらえるし・・・羨ましいですね!

トロントでのお給料が高いのには理由があります。

  • まず1つは、オンタリオで2,3年前にECEの平均時給を挙げようという運動が起こり、実際に来年までにその当時の時給から最低でも$2アップを目指します!ということで予算が取られ、給料が徐々に上がりつつあるそうです。
  • そしてもう一つ大きのは、こちらの保育施設のほとんどが、小学校などの市が所有する建物の一部を借りて運営しているということ。つまり、大きな支出のひとつである家賃を払う必要がないのです。そういうわけでその分スタッフに還元できているのだと思います。

前回話したように、トロントの職場での仕事量はバンクーバーより多い気がしますが、その分給料に反映されているというわけです!!

就職先はすぐ見つかる・・・??

次に気になるのは、仕事ってすぐ見つかるのってことだと思います。トロントでは、仕事もたっくさんあります・・・・が!!バンクーバーよりは少ないイメージですね。そして多いのが“Before After School”(朝7時頃~9時頃までとお昼3時頃~6時頃まで子供をお世話するプログラム)といわれる求人です。

バンクーバーの就職事情については以前にこちらで記事を書きましたが、プロセスやインタビューの感じはトロントでも全く一緒です!

オンタリオの教育システム

なぜこのプログラムが多いのか・・・?それはオンタリオの教育システムにあります。

何度かこれまでもお話していますが、オンタリオでは、子供は早くて3才8ヶ月からパブリックスクールのFull Day Kindergarten という幼稚園クラスに通い始めます。(BC州より1年早い。)このクラスのスタートが大体9時~3時なので、それ以外の時間のケアプログラムというわけです。

この中ぬけシフトのことをSplit Shiftと呼びます。このSplit Shiftの求人が大変多く、7、8時間ストレートのシフトの求人はバンクーバーよりは少ないと思います。

先程も言ったようにトロントのECEはとってもお給料の良い幼稚園でも働けるわけですし、まずトロントは広いので学校もいっぱいあるし幼稚園の求人もたくさんありますが、その求人はとーーっても競争率が高い!なので、多くの人は非常勤としてスタートして、気に入られて雇われる。そんな感じになっているみたいです。やっぱり待遇のいいお仕事はゲットするのが難しいんですねー。

でも、日本に比べると待遇は格段に良いし、就職に困ることはまずない!ということが分かっていただけたかと思います☆

“Before After School”については詳しくは「カナダの学童保育」という記事をご覧ください☆

さてさて、5回にわたってお届けしてきたバンクーバーとトロントの保育現場の違いシリーズですが、一旦ここで終了です☆ながーいながーいシリーズにお付き合いありがとうございました。

ご質問などあればこちらのお問い合わせフォームからご連絡ください☆

過去の”違いシリーズ”はこちらから

この記事を書いた人
バンクーバーアイランドにある州立大学のECEプログラム卒業後、ECEフルライセンスを取得し、Infant and Toddler Daycare、Junior Kindergarten等様々な保育施設で保育士として働く。永住権を取得し、保育士経験6年目となった2014年に心機一転、トロントに渡り、幼児教育のBA(学士号)取得を目指し州立大学3年次に編入。現在、大学生と保育士の2足のわらじをはいて毎日奮闘中!
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