こんにちは。カナダ・バンクーバーで保育士絶賛奮闘中のTomokaです。正月ボケになる暇もなくすぐに仕事が始まりましたので、週末になると、ごろごろだらだら…家でのんびりしていたりします。さて、本日はですね、私のようにワーキングホリデービザが使えないけれど、カナダで保育士として働きたい!!ビザやライセンスはどうしたらいいのかを書いていきたいと思います。
ちなみに、以前mayさんが書かれたこちらの記事
カナダで保育士として就職決まりました!そんな私のオススメ目的別保育留学プラン
やChloeさんのこちらの記事
カナダで保育士になる方法も参考になるかと思います。
mayさんの記事でも書かれていたのですが、日本でのお仕事を辞めずに有休を使って、或いは学生さんの長期休みを使って、カナダで保育士体験をしたいというあなたはCOSの保育ボランティアプランを利用されるといいと思います。
お給料は出ないけれど現地での保育士体験は、日本で保育士されている方や保育の勉強をされている方にとってとてもいい体験になると思います。私はこちらのプランでは無いのですが、学生しながら保育ボランティアをしていたので、それがとてもいい勉強・いい経験になり、保育士としてのスキルアップに繋がっています。
さて、ここから現地の保育園での就職について書いていきます。既にワーキングホリデービザを使ってしまった方、30歳越えでワーキングホリデービザが使えない方、どうやって現地の保育園で就職できるのか疑問ですよね?ビザの問題、ライセンスの問題等々あ゛ーーーーーってなるわけですよね(笑)。私もめちゃくちゃ悩んでここまで来たので凄く理解できます。だから、今回の記事が少しでも多くの方の疑問を少しでも解決できたらいいなぁと思いながら書いていきますね。
まず、ワーキングホリデービザが使えないけれど、現地の保育園で就職したい方の選択肢は2つ。
の大きく分けてどちらかが確実だと思います。
日本の保育士免許をカナダBC州のECEベーシックに書き換えることも可能なんですが、書き換え手続きして完全に書き換えられるとは限りません。私も書き換えの結果、足らない単位が少しですがありました。また、結果が届くのが思ったよりも非常に遅いので、免許の書き換えをしても現地の学校に通う方が非常に多いです。私もそのうちの一人でした。
また、運よく完全に書き換えることができましたらECEベーシックを取得できますが、その後にInfants & Toddlers(0~2歳児)やSpecial Needs(特別支援)取得コースに行くことも可能です。なので、免許書き換えサービスを利用するのもありなのです。上手くいけばECE Lベーシックが取れてその他の資格も取れるわけですから。
そして、なぜ私が学校に通われることを強くお勧めしているかというと、そこにビザの問題が絡んでくるからです。
上記2つの選択肢を挙げましたが、どちらの選択肢を選んでも学生ビザとCo-opビザというのが出ます。学校に通いながら知識を得つつ、ボランティアや就職活動を通じて、学生の間に就職先を見つけるんです。
バンクーバーの公立の大学に1年通うと1年の、2年通うと3年のポストグラデュエーションビザが出ます。ポストグラデュエーションビザというのは、カナダ政府指定の学校を卒業した留学生向けに、カナダで就労経験を積むために出される就労ビザです。2年以上のプログラムを卒業した場合、最長3年間のオープンワークパーミットビザが発給されます。このビザが最強で、ワーキングホリデービザが使えなくてもスポンサー無しで就労できるわけです。
だから、学校を卒業した後にすぐに就職先を見つけられなくてもカナダに滞在できるのでそんなに慌てなくても大丈夫です。ただ、学費の面で、コースによっては私立に比べて少し高い印象があります。また、入学条件に求められる英語力も正直言って高いです。
入学時の難易度が低く、公立に比べて学費が安いのが私立のカレッジ。しかし、私立のカレッジに通った場合の就職活動の難易度は公立の大学に比べて上がります。
私たちの代でMTI Community Collegeが閉鎖してしまったんですが、閉鎖する前年までMTI Community Collegeは私立のカレッジにも関わらずポストグラデュエーションビザが高い確率で出ていたという不思議現象がありました(笑)。なので、閉鎖するって聞いた時は、もう本当にどうしよう(-_-;)って一瞬本気で落ち込んでドン底になりました。いつまでも落ち込んでるわけにはいかなかったので、すぐに這い上がりましたけど。
私立のカレッジは基本的にポストグラデュエーションビザの申請対象外になってしまう為、現地就職をするにはLMIA Work Permit(就労ビザ)が必要になります。こちらのビザを取得するには、ビザのスポンサーとなってくれる雇用先を探さなければなりません。これに関しては決して簡単とは言えません。
名前にもあるLMIAというのはLabour Market Impact Assessmentの略で、簡単に言うと「外国人を雇う許可証」のこと。これを取得するのに雇用主は申請料$1000を払わないといけないし、膨大な書類を用意し、電話インタビューも受けないといけません。
なので、雇用主がそれを受け入れてくれるかどうか、これは運にも左右されるし、縁があるかにもかかってくるんですが、一番大事なのは諦めないことだと思います。私の雇用主は「ECEはなかなか人が来ないから$1000払ってでも外国人労働者が長く働いてくれるならそっちの方が助かるわ」なんて言ってました。
また、私の周りには諦めずにLMIA Work Permit(就労ビザ)を取得した戦友がいます。外国人移民希望者に理解を示してくれるデイケアのオーナーは少なからずともいます。だから、私立のカレッジに通う選択をした場合は、就職活動は難易度が高いというのを頭に入れつつ、早めに就職活動に本気で取り組むことが重要になってきます。
中にはボランティア先がスポンサーになってくれた学生もいるようなので、最初からボランティア先にスポンサーの話をしてみるのもありですね。
また、COSでは日本人保育士向けにカナダの保育園への人材紹介サービスもありますので、こちらを利用するのもありだと思います。難易度は高いですが、決して不可能というわけではないです!だから、私立のカレッジを選び、現地就職を目指す方、最後まで諦めないでくださいね!!
LMIA Work Permitって何?詳しい記事はこちら→ワーホリもポスグラも使えない!!それでも現地就職がしたいあなたに必須なビザ!LMIA Work Permitとは
そんなLMIA Work Permitを取得を目指した就職活動についての記事はこちら→何が何でもLMIA Work Permitを取得する!!LMIA Work Permit取得の為の就活テクを紹介します。
私立のカレッジに通って尚且つ現地就職の選択をし、LMIA Work Permitを取得する場合はLMIA申請料$1000(原則雇用主負担)の他移民コンサルタントに$3000程必要になってきます。学費は公立の大学に比べると安いのですが、別にビザのコンサルタント代を考えないといけません。どちらにしても、自己投資するわけなのである程度お金は必要になってきます。
詳しい学費についてはこちら→保育士資格の資格別プログラム一覧
これらを考えた場合、やっぱりワーキングホリデービザが最強であることは身に染みて感じるのですが、それでも私は諦めませんでした。就職活動は本当に大変でしたが、それでも私は諦めなかったから、LMIA Work Permitを取得できたし、本当に素晴らしい雇用主に出会えたし、可愛い子どもたちとも出会えたし、子どもたちの親御さんからも感謝されたりする毎日を過ごしています。
この記事を書いている今日も、私が退勤時間になってもまだ閉園の時間ではなかったので、残っている子どもたちが何人かいたのですが、私が帰ろうとすると全員走って来て(※デイケア内では走ってはいけません!)、私にハグしてくれたんですよね。中にはほっぺにキスなんていうのもありますからね。思わず顔がにんまりします(笑)。
だから、私はこれからまだ永住権所得を目指す身なので、まだまだ結果を出せていませんが「諦めなければ結果が出せる!」っていう良いお手本になれたら本望です。英語が苦手~とか言わずに(私が一番言ってるんですけど笑)、みんなで一緒に大きな壁を乗り越えていきましょう!!そこから見える景色はきっと素晴らしいです。諦めたらそこで試合終了ですよ。by安西先生