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【カナダ留学後】日本のインターナショナルスクールへ就職した方へのインタビュー!

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こんにちは、mayです。

前回の記事「海外と日本の保育事情を知るために、現役保育士さんへインタビュー!」に引き続き、今日も保育業界で働いている方へのインタビュー!日本にも素敵な先生がたくさんいらっしゃるので、本当に刺激になります!
というわけで今回は愛知県にあるインターナショナルプリスクールにお邪魔し、そこで働いている先生にインタビューしてみることにしました!

Asantop

今回、インタビューに応じてくださったAさんは私が住んでいる都市、カナダのバンクーバーで、MTI(保育の勉強をする人に人気の私立の専門学校)に留学されていました!そして、帰国後に、今のプリスクールで働き始めたとのことです!カナダへ保育留学した後、どういったところに就職できるだろうと考えている人もぜひ参考にしてください♬

may:なぜカナダへ留学されたのですか?

Aさん:習い事で英会話教室に通ってたほどもともと英語が好きだったんですが、その影響もあって6年ほど英会話プリスクールで働いていたんです。マンションの一室のような小規模なところだったんですが、週1だけ通う子もいれば、週5で来る子もいるような一時保育がメインのプリスクールでした。オープニングスタッフでネイティブティーチャーのアシスタントというポジションの募集で、保育士資格か幼稚園教諭免許があって日常会話程度ができればOKという条件だったため、英語力がネイティブ並みでなくても働くことができました。働いている間自分がアシスタントとしてついているメインの先生がカナダ人だったんですが、そのうち、私もアシスタントではなくてメインの先生として仕事したいなと思いはじめました。6年働いたので英語力はその分伸びたんですが、今後も自分が英語で保育をしていくのなら、実際に海外の先生がどんな風に保育をしているのかを見てみたかったし、カナダの幼児教育を学びたかった。そういった理由からカナダへの留学を決めました。

may:なるほど。じゃあ元々保育士免許は日本でお持ちだったんですね。

Aさん:そうですね、通信でとりました。

may: カナダへはどういう留学プランで行かれたんですか?

Aさん:4月に渡航し、5月から8月半ばまで3ヶ月半MTIで保育の勉強をしました。日本の保育士の免許は持ってたのですが、3ヶ月半でアシスタントの資格がとれるということだったので資格もとりました。学校が終わった後は滞在予定期間が短かったこともあり、2ヶ月だけ現地の保育園でボランティアをしました。色々な保育園を見るために1ヶ月に1つの保育園、合計2カ所でボランティアをしました。その後はIELTSの勉強と語学学校、最後の1、2ヶ月は旅行をして12月に帰ってきました。

may:そうなんですね!MTIでの学校生活はどうでしたか?

Aさん:まず、先生がすごくよかったです。オブザベーション(観察・見学)で色々な保育園を見てこいと言われたので、私は3つ見に行きましたね。授業内容は、日本で勉強したことと同じようなことを勉強することもありましたが、レッジョエミリア(注:イタリア発祥の幼児教育法の一つ。カナダの幼児教育はレッジョエミリアアプローチが大いに取り入れられている)のことなど勉強できてよかったです。

may:確かに保育という同じ分野を勉強する以上、世界共通の部分はきっとありますよね。でも資格の有無関係なく英語で保育の勉強をするのは意義があるなと私も思っています。特に日本でそういうインターナショナルスクールなどで就職したいという人には特に。

Aさん:そうですね。カナダの保育園でボランティアできたのも、今のキャリアに活かせていると思います。

may:就職は大変でしたか?

Aさん:たまたま帰国前にインターナショナルプリスクールの求人を探していたら、子供の人数が増えたからという理由で今の園が募集をしてたんです。帰国前に応募して、帰国後に無事採用されることができました。インターナショナルプリスクールの求人は少ないので、今のスクールに就職できたのはすごくタイミングが良かったと思います。

may:そうなんですか!すごいですね。ちなみに今働いているプリスクールはどんな園ですか?

Aさん:自由度が高くて、先生としては忙しいですが子供たちの個性や個々の成長を大事にしている園です。基本的には子供たちの興味に合わせてカリキュラムを組んでいくのですが、ペアティーチング(二人一組で1クラスを担当すること)ということもあり、アイデアを出し合ったりしてよりよいクラスにしていくことを心がけています。また、ペアワークなので責任感なども大事になりますね。でも自分の勉強してきたレッジョエミリアをどう生かすかは常に模索中だったりします。

may:カナダの大学もペアワークやグループワーク多いですよね。私もパートナーやグループメンバーに迷惑かけないように必死です(笑)。 日本の園とカナダの保育園、どっちも経験されていると思うのですが、違いとか気づいたことなどありますか?

Aさん: カナダでは実際に働いていたというわけではなくボランティアだったので、あくまでその前提でのお話ですが、カナダの保育園は子供の国籍も先生の国籍も豊か。色々な子がいましたよね。移民の子供が多かったのも一つ特徴かなと思います。日本ってほとんどが日本人の子供になるわけですが、カナダの移民の子たちにとっては保育園が英語を学ぶ場になるわけなので、英語がんばらなきゃ!という感じでした。

may:そうですよね。私がボランティアしてた保育園にも、英語が全くしゃべれない子がいたりしました。先生も確かに国籍豊かだったし。でもカナダってそういうことはざらにありますよね。そういう意味では個性を大切にというのは理にかなった考え方のような気がします。

Aさん:そうですよね。でもそういった経験プラス、母国語で子供たちともっと関係を深め合いたいなという思いもあって、今のインターナショナルプリスクールでは日本語クラスも担当したりしています。

may:最後に、もし今後留学を考えている人に何か一言あればお願いします!

Aさん:やはり行かないとわからないことが多いので、海外に行ってみようか迷っている人はとりあえず行ってみた方がいいと思う、というのが最大のアドバイスです。

may:本日はありがとうございました!

というわけで、海外留学からインターナショナルプリスクールへの就職という、私の中ではなんとも理想的な道を歩んでいるAさん。しかも就職もすぐ決まったという点はうらやましすぎます!笑 

個人的な感想としては、保育士の免許を持っていたとしても、Aさんのように専門学校で保育の勉強をするのはいい案だなと思いました。なぜなら、語学学校だけでは英語だけしか勉強しないし、クラスメイトは全員留学生だし、かたや保育を勉強できる学校にいけば現場で必要な単語も勉強できるし、カナダ人のクラスメイトとも交流できるチャンスはあるだろうし、そもそもカナダの教育方針ってどんなもの?というのが勉強できるなどなど、メリットはたくさんありますしね。

私ももし日本に帰ることになったらインターナショナルプリスクールへの就職は一番に考えていたので、今回は本当にいいお話が聞けました。Aさん、ありがとうございました!

他にもインタビュー記事ありますよ!参考にしてみて下さい。

この記事を書いた人
カナダ・バンクーバー近郊にある公立大学Capilano Universityで保育を勉強。日本では広告業界で働いていたので保育関連の知識や経験はゼロでしたが、卒業後無事フルタイムの保育士として現地の保育園に就職しました。移住を目標にカナダへ来たので、次の目標は永住権取得。ビザや永住権に関するトピックにも触れながらカナダの保育についての生の情報をお届けします!
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