カナダの保育園で多くの子どもが病気になった時に聞く「アウトブレイク」とは

may

この記事を書いた人 may
2017.12.14

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皆さんこんにちは。季節は秋から冬になりバンクーバーも寒い日が続くようになりました。
去年は大雪が何度も降ったのですが、今年はまだ雪も降っておらず、
例年並みの寒さ、といったところでしょうか。
 
さてそんな季節の変わり目には病気になる子供も多いですが、
今日はカナダの保育園で起こる「アウトブレイク」についての記事です。

アウトブレイクとは

アウトブレイク(Outbreak)とは、集団感染のようなもの。
これは市の保健所のような機関によって提言されます。
バンクーバーの保健所によると、
「子供またはスタッフがいつもより柔らかい大便を24時間以内に2回以上した場合、
理由が見当たらない嘔吐を1回でもした場合、血便がでた場合、その他
腸内の病原体が確認された場合などの事例が3人以上短期間の間にでた場合、
アウトブレイクが疑われ、その後メディカルオフィサーが判断し、
アウトブレイクの場合は提唱されます。」
とのこと。
 
日本でもおなじみの、ノロウイルスやロタウイルスなどの集団感染を
想像してもらえればわかりやすいと思います。
 
また、アウトブレイクとなった場合、いくつかのことをしなければなりません。
 

  • 病気になった子供の症状と日付の記録をつける
  • アウトブレイクになった旨を家族に伝え、注意を喚起する。
  • 症状がでた子供またはスタッフに関しては最低48時間保育園にはこれない。
  • 保育園に出入りする人すべてにサニタイザーで手を消毒して入ってもらう。
  • ベッドシーツや枕を毎日洗う
  • ブリーチを使って消毒する
  • おもちゃや家具の消毒頻度を上げる

 
などなど、多くの決まりがありますが、
基本的にはこの方針は園によるものではなく
管轄の市によるものです。
 
「おもちゃや家具の消毒頻度を上げる」についてですが、
バンクーバーの保健所の出す書類にはどのくらいの頻度でするべきか
明記されてはいませんでしたが、私の働いている園では、毎日します。
そのため、その日の最後にはおもちゃを全部集めて、
ブリーチにつけたり、ブリーチで拭いたりして消毒。
子供がまだ園にいる状態で始めないと終わらないので、結構大変です。
おもちゃの数も普段より少なくし、とにかく除菌に励みます。
 
晴れて感染症状のある子供がいなくなったら、
保健所のオフィサーがアウトブレイク終了宣言をして、終了。
普段の園に戻ります。
 
アウトブレイクの間は子どもたちに異常がないか常に気を配るだけでなく、
週末などの間に子どもたちに症状がなかったかなどもご家族に聞き
チェックする必要があります。
ご家族によっては、アウトブレイクの間は自主的に登園を
自粛したりするご家庭も。
もちろん働いている保育士たちも感染する恐れがあるので、
十分気をつける必要がありますが、気をつけていても
感染するときはするので、その場合うちの保育園だと
sick daysという病欠用有給があるのでそれを使って休みます。
 
アウトブレイクはそこまで頻繁に起こることはないですが、
保育士として働いていると数年に一、二回は経験すると思います。
カナダで保育士として働いていて、未だアウトブレイクを経験したことのない人も、
どんな状態がアウトブレイクか、どういうことをして対処するのかを
知識として少し持っておくと心の準備ができていいと思います。
 
バンクーバーのアウトブレイクについての詳細はこちら
 
では皆さん、長い冬も風邪などひかぬようお元気でお過ごしくださいませー。
 

この記事を書いた人

may

カナダ・バンクーバー近郊にある公立大学Capilano Universityで保育を勉強。日本では広告業界で働いていたので保育関連の知識や経験はゼロでしたが、卒業後無事フルタイムの保育士として現地の保育園に就職しました。移住を目標にカナダへ来たので、次の目標は永住権取得。ビザや永住権に関するトピックにも触れながらカナダの保育についての生の情報をお届けします!


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