カナダの大学(University)システム:ECE(幼児教育学部)編

Chloe

この記事を書いた人 Chloe
2015.07.28

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さて、前回の記事「カナダの大学(University)システム:一般編」に続きまして、今日は幼児教育学部編です。幼児教育学部は実習があったり、クラス規模が他の学部と比べて小さめだったりと独特な特徴があるのでそこらへんを詳しく説明していきたいと思います☆

 

幼児教育学部の授業

大学によって進め方は違いますが、カナダの大学やカレッジでは基本的に幼児教育学部では1年目に子供の発達やケアの仕方などの一般知識を身に付け、2年目から乳児、障害児についての知識を付けるためのより専門的な授業になってきます。そして、3年目4年目ですが、幼児教育学部で3年目4年目があるところはとっても少ないうえに、州によっても全く違ってきます。私の通っているトロントの4年制の幼児教育学部では、3年生、4年生になるとEarly Years(幼児)にプラスしてEarly Primary Years(小学生低学年)の先生になるための授業内容が増えます。なので、Careを目的とした授業内容からよりEducationを目的とした授業(小学生の算数や理科、国語など)が多くなってきます。1,2年で基礎を学んで物足りないと感じる人には3年目、4年目と進んでいくことはすごくオススメです。

 

クラスサイズ

幼児教育学部のクラスサイズは基本的に小さめです。ビジネスなどの生徒数が元々多い学部ではとっても大きな講義ルームで100人以上の生徒がレクチャーを聞くなんてことが当たり前なのですが、幼児教育学部は多くて30〜40人くらい?で、基本的には20〜30人の間で収まることがとても多いです。つまり、質問もとってもしやすいし、クラスメートと仲良くなりやすいという利点があります。グループワークが多い学部でもあるので、それも手伝ってクラスメートと会話をしながら楽しく授業を送ることが意外と簡単に実現します☆

 

Pianoの授業

日本の大学のようなピアノの授業は一切ありません。(日本ではピアノの授業があると聞いたんですがないところもあるんでしょうか・・・?)なぜなら、こっちの保育現場でピアノを弾く機会は皆無だからです。ただ、Art全般の授業があって、そこでお絵かき系のアートや、音楽、演劇等の重要さや子供の発達別の教え方を学びます。年齢別による絵の特徴や、歌の作り方、演劇のスクリプトの作り方など実践で使える知識を身につける授業内容になっていることが多いです。

 

実習

もちろんこちらの大学でも実習はあります。実習の形態は大学ごとで様々ですが、基本的には1学年の最後に1ヵ月または一ヶ月あまりの実習を行うところが多いみたいです。ただ、もっと多い場所もあると思います。私がDiplomaをとったVancouver Islandの大学では1年生の一学期目から毎セメスター実習がありました。学期末に1ヶ月まとめてあるのではなく、セメスター中に他の授業と平行して行われる実習で、週に2日を4ヶ月間続く実習でした。それにプラスして1年と2年の夏学期に1ヶ月の実習があったので、実習時間はかなり多かったと思います。

 

実習の期間や形態は学校によって様々なので、そこも大学選びの際の重要なポイントになってくるかと思います。私個人の意見としては、実際の現場でプロから教えてもらえる、プロの技を盗めるチャンスのある実習は多ければ多いほどラッキーだと思います。ただ、課題の大量に出る実習と、他の授業を並行して行うことはとーーってもしんどかった記憶があるのでやっぱりバランスが大事かな?笑多すぎず少なすぎず!

 

そして、先程も行ったように1年生と2年生で学ぶ内容が変わってくるので実習先も変わってきます1年目は3-5歳児の一般的なデイケアやプリスクールで、2年目は乳児ケアとSpecial needsといった障害児教育を学ぶための施設に行くことになります。ただ、Special Needsについては、特別支援学級のあるデイケアはないので、特別な支援の必要な子供のいるデイケアに行くことになります。

 

実習先での仕事内容

実習先で必ず行うのは、アクティビティのプランと実践サークルタイムのリード。そして観察対象の子供を一人選んで、観察、分析、その子のためだけのアクティビティの発案、実践です。いろんなフォーマットの観察日記を付けて、それに基づいたアクティビティを考えて実行します。これが結構な量で私は普通の授業で出される膨大な宿題とのバランスがしんどかった記憶が…笑でも実習先で学んだことが今に活かされているのでやっぱり実習が多い大学にたまたま当たってやっぱりラッキーだと思います。

 

ただ、3年、4年があるところでは少し内容も変わってきて、私の通っている大学を例に出すと1、2年で一般的なデイケアやプリスクールのカリキュラムやシステムの違うところ(対象年齢だったり、特別なフィロソフィーに焦点を当てたプログラムだったり)に配属され、3年でSpecial Needs、そして4年では海外での実習、ラボに入ってリサーチ、普通の実習の中から選ぶことができます。学年があがるごとに実習中の課題の量や内容も多く、難しくなっていき、徐々にリーダーシップを取る割合も増えていきます。4年では自分がそのプログラムで完全なリーダーシップを取ってプロジェクトを完成させなくてはいけません。ただし、実習中に何度か行われるミーティングで実習のコーディネーターの先生からいろいろとアドバイスをもらえるので何か困ったり、行き詰まったりしたら必ず助けてくれます☆

 

そして、学年があがれば上がるほど実習先の選択肢は広がるみたいです。実習先を自分で選ぶことは基本はできませんが、大体最後の実習先は自分で選ぶことができる場合が多いように思います。もちろんこれも大学によってかわりますが、今の大学でも前の大学でも、最後の実習は自分で選択可能でした。なので、すでに働いているクラスメートは自分の職場を選んで、働きながら実習をするというなんとも一石二鳥なことをやってのけていました!

 

私も来学期に初めてトロントで実習をするのでわくわくしています☆また実習が始まったらバンクーバーとの違いや日本との違いを報告していきたいと思います!

 

それでは、長くなりましたが、以上でカナダの大学システム、幼児教育学部システムについての説明はいったん終わり!また何か面白いことを発見したら随時アップしていきたいと思います☆

 

この記事を書いた人

Chloe

バンクーバーアイランドにある州立大学のECEプログラム卒業後、ECEフルライセンスを取得し、Infant and Toddler Daycare、Junior Kindergarten等様々な保育施設で保育士として働く。永住権を取得し、保育士経験6年目となった2014年に心機一転、トロントに渡り、幼児教育のBA(学士号)取得を目指し州立大学3年次に編入。現在、大学生と保育士の2足のわらじをはいて毎日奮闘中!


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