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カナダの大学(University)システム:一般編

Chloe

この記事を書いた人 Chloe
2015.07.07

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さて、今日は保育士としての私の日常ではなく、大学生としての日常のお話をしつつ、カナダの大学(University)システムを紹介したいと思います。

 

将来留学しようか迷っている方の役に立つ情報をお伝えできるように頑張ります!まずは大学全般の情報からお話して、後半には幼児教育学部(ECEコース)について詳しくお話していこうと思います!

 

一般的なカナダの大学システム

学年度の始まり

まず、カナダの大学では学年度の始まりが自由なところが多いです。北米の学校は学年度の始まりは9月というのをご存知な方が多いかと思いますが、大学の場合、1年がFall(9月~12月)Winter(1月~4月)、Spring/Summer(5月~6月/6月~8月)と3つに別れているSemester制を取っているところが多いのですが、1年を通して、各セメスター(学期)始まりごとに新入生を受け入れているところがたくさんあります。

 

もちろん大学や、大学内のプログラムによって変わってきますが、カナダのそのフレキシブルなシステムのおかげで、日本に比べると、大学選びの際の時間軸の制限がないところが多いです。ちなみに現在私の通っているトロントの大学の幼児教育(ECE)学部はFallとWinter学期の両方で新入生を受け入れています。

 

授業時間

こちらの大学では基本的に1コマ1.5時間が週2回もしくは1コマ3時間が週に1回のペースで授業が進んでいく場合が多いです。大学にもよりますが、今まで2つの大学に通ってきて、どちらの大学でも幼児教育学部の授業は全て1コマ3時間・週1回の授業の進め方でした。

 

夏学期と夏休み

北米の大学では夏休みがとっても長いと聞いたことがあるかたもいるかと思いますが、これは「人それぞれ」というのが正確な答えなんじゃないかなと思います。なぜなら、夏学期にもいくつかの授業は行われていて、もし夏休みを取らないで夏学期に授業を取って、早めに大学を卒業したいのであれば、そういう選択もできるからです。

 

基本的に夏に行われる授業は前半と後半(5月~6月/6月~8月)に別れているため、授業の進むスピードが2倍速になります。そのかわり、普段の半分の時間で単位が取れるようになっています。つまり、3時間の授業が週に2回で、1ヶ月半で全ての授業を終えるということ。4ヶ月の夏休みは長すぎるからといって、前半だけ授業をとって、後半だけ夏休みを取るという学生さんもたくさんいます。

 

もちろんプログラムによるんですが、こちらの大学では取る授業、授業の数、卒業の時期などいろいろと自由が効ことが多いです。なぜなら「留年」という概念がないから。一応「この年に卒業予定」という卒業年度は決まっているんですが、それを過ぎたからといって「留年」という目で見られるわけではありません。「あー、ちょっと予定より卒業まで時間かけたんだね」という感じ。日本では、2年ないし4年の間でこれだけの数の単位をとらないと「留年」してしまうという制限がついてくるのですが、カナダではそういった考え方がありません。

 

とくにBA(Bachelor of Arts)と呼ばれる学士号を取得できるプログラムでは、必須科目の他に選択科目のチョイスが幅広く、また授業がオファーされている時期も秋、冬、夏学期と多岐にわたります。つまり、ECE学部に通っている生徒Aさんは、きっちり5教科ごと秋、冬学期にとって、夏休みは日本に一時帰国。その一方で、同じ学部に通っている生徒Bさんは、ちょっとバイトで忙しいから1年で取る目安の10コースを秋、冬、夏学期の3つに分ける。かと思ったら、生徒Cさんは、早めに学校を終わらせたいから秋、冬に5教科ずつ、夏学期に5教科とり、そして次の年の秋5教科とって2年のディプロマを1年半で終了。なんてことも不可能ではないわけです。

 

なんども言いますが、大学のプログラムによって大きくちがってきますし、どの授業がいつの時期にオファーされているかをきっちり熟知するのが大事になってきます。ただ、カナダの大学ではこういうことができるくらい融通がきくシステムになっているということです。

 

フルタイム・パートタイム

こういったカナダのシステムに上乗せして、さらに自由なのがフルタイム・パートタイム制度です。どう違うかといわれると、少し説明が難しいのですが、簡単に言うとフルタイムの生徒というのは日本でいう全日の大学生と同じで、1学期に一定教科(教科数は定かではないんですが確か3教科以上だった気が・・・)以上の授業を取っている生徒で、留学生は全員フルタイムの生徒でないとビザがおりません。(ただし、留学生の場合でも夏休みの間の授業受講は必須ではありません。) そしてパートタイムの生徒は1学期にどれだけの授業を取らないといけないという制限がありません。全く取らなくても問題なしですし、パートタイムでありながら、フルタイムの学生と同じように一学期に5コース取るのもありです。ちなみに私は働きながらパートタイムで大学に通っています。

 

フルタイムとパートタイムの生徒では、入学基準も違ってきます。

 

フルタイムの入学基準のほうが緩いところが多いです。そして、フルタイムの授業は日中に行われていることが大半でパートタイムは夜間の授業が多いですが、大学によってはフルタイムとパートタイムで授業の内容を変えていないところもあるので、これは大学によってバラバラです。私が以前通っていた大学ではフルタイムパートタイムで授業の時間帯や内容は変わりませんでしたが、今の大学ではフルタイム・パートタイムで授業の時間帯、内容が微妙に違って、原則フルタイム学生はパートタイムの授業は取れないし、その逆もそうです。が、スペースの許す限り例外も認められるといった感じ。

 

そして、フルタイムでは1学期ごとに、この時期に取らないといけないと指定されている授業がいくつかある可能性があるということ。ただし、上で言ったように、フルタイムの生徒だとしても、自分のペースで授業数を選ぶことができることが多いです。ちなみに、フルタイムの留学生でも、学校外でアルバイトをすることができるようになりました。これは、お金のかかる海外留学生にとってはとっても嬉しいニュースです!なので、大学に通いながら、保育所で非常勤としてアルバイトをするということも可能です!

 

メジャー・マイナー制度

カナダの大学に限らず、海外の大学の特徴といえばこのメジャー・マイナー制度なのではないでしょうか。日本語にすると、専攻・副専攻制度。簡単に説明すると、自分のメジャーの学部コースの他に、別の学部のコースをマイナーとして選択し、決められた数の単位を取り、卒業時にメジャー、マイナー両学部の卒業資格を得るというもの。(ただし、マイナーの学部には、マイナーとして卒業という記しがつく。) 幼児教育学部生の場合幼児教育と密接に関わりのある心理学や障害児教育学部、ソーシャルワークをマイナーとして先行する生徒がたくさんいます。そうすることによって、幼児教育学部の授業だけではカバーしきれない深い知識を得ることができ、さらにマイナーとしてのその学部の卒業資格を取れ卒業後の就職のチャンスを広げられるというわけです。ただ、エクストラで取る授業が増えるので、卒業するまでには少し時間がかかってしまいますが、マイナーを修了するために取らなければいけない授業数というのはそこまで多くないので、ほかの分野にも興味があるけど、また2年や4年大学に通うのはちょっと・・・という方にはとっても便利な制度です。

 

以上が日本の大学にはなかなか無い一般的なカナダの大学の特徴かなと思います。長くなってしまったので幼児教育学部についての詳しい情報は次回の記事「カナダの大学(University)システム:ECE(幼児教育学部)編」でご紹介します!

 

 

この記事を書いた人

Chloe

バンクーバーアイランドにある州立大学のECEプログラム卒業後、ECEフルライセンスを取得し、Infant and Toddler Daycare、Junior Kindergarten等様々な保育施設で保育士として働く。永住権を取得し、保育士経験6年目となった2014年に心機一転、トロントに渡り、幼児教育のBA(学士号)取得を目指し州立大学3年次に編入。現在、大学生と保育士の2足のわらじをはいて毎日奮闘中!


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