様々な理由がありますが、私の周りの日本人保育士は移民しやすい職業という理由で保育士になったというパターンが結構多いです。
① 保育士はとても需要のある職種なので引っ張りだこ
② 引っ張りだこの職種=カナダ人が足りていない
③ カナダ人が足りない=外国人を雇う理由になりワークビザが出やすい
④ ワークビザが出やすい=移民に繋がりやすい
という構図になります。
しかしここで疑問なのが、保育士の需要はどのくらい高いのか?
日本人保育士5人の話を聞く前に、もう一度確認しておきましょう!
カナダで保育士をしている日本人の話を聞く限り、みんな口を揃えてこう言います。
コロナ以前も需要の高さを感じていましたが、さらに高くなっているのを最近さらに感じます。
求人広告を見ても
『保育士免許が無くてもOK!学費を負担するので保育に興味のある方募集』
という園も見かけます。
ビザの無い外国人はさすがに雇ってもらえないので、学費免除というわけにはいきませんが・・・
(過去に私の知る限りでは2019年、BC州から外国人を含むほぼ全員に最高約160万円の奨学金(返済不要)が出たことがありました。
またそのような情報が入り次第ホイクペディアでお知らせしますね!
インスタで速報を流すこともあるのでこちらのフォローもお願いします。ちなみにカナダ人・移民向けの奨学金制度は今もあります。)
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少し脱線しましたが、園も国や州も学費を負担してでも保育士を増やしたいという動き。
免許書き換えで免許を持っていれば、英語力が多少足りなくても雇ってくれるところが見つかる可能性大です。
保育士が足りていない+待機児童問題
ただでさえ保育士が足りていないのに、待機児童が多いため保育施設を増やす必要が・・・
政府もこの問題の深刻さを受けて毎年予算を増やして解決に向けて動いています。
海外保育士を受け入れることにも積極的で、少し前のデータになりますが2016年時点で保育士の3分の1は移民、または非永住者だそうです。
保育業界では外国人が活躍している現状がよくわかりますね。
いよいよここからは、移民のために保育士になった方5名に話を聞きましょう。
などを聞いてみたいと思います。
日本では翻訳家をしていたMさん。
当時40歳、子供2人と旦那さんと一緒に移民を目指し、1年のカレッジでECE(3-5歳用の保育士免許)が取れるということと、需要のある職種ということもあり移民になりやすい職種の保育士を選択。
はじめの1年間は旦那さんは日本で仕事をして、Mさんはカナダのカレッジで保育を勉強。
保育士免許を取得後すぐワークビザのスポンサーになってくれるデイケアを見つけ就職。
その後移民になり、現在は前職に戻ってカナダで翻訳家をされています。
日本で短大卒業後フォトスタジオで勤務。
以前から憧れていた海外生活のためにお金を貯めて、ワーキングホリデーギリギリの年齢30歳でカナダへ。
働きながら英語を勉強し、以前から興味のあった保育を勉強するため1年間カレッジへ。
ECE取得後、特に人手が足りていない田舎に行くことで就労ビザが出やすいデイケアを見つけ就職。
その後移民申請をして保育士として活躍中。
日本では大学で経済を勉強していたNさん。
海外への憧れもあり、卒業後22歳でカナダへ。
語学学校で勉強中、カナダで長く暮らしたいと思うようになり、前々から興味もあり移民もしやすいということで保育の学校に入学、1年間でECEを取得。
その後ナニー移民も考えたものの保育士としてワークビザを取得し、移民になり現在も保育士として活躍中。
東京のデパートで勤務していたTさん。
職業柄外国の人と接する機会もあり英語に興味を持つように。27歳でカナダへ。
語学学校を経て保育カレッジに入学して1年間でECEを取得。保育士として3年働いた後移民に。
その後パートタイムで学校に入り直しIT(乳幼児用の保育士免許)を取得。現在は1歳児クラスの保育士として活躍中。
日本では小学校の先生をしていたAさん。
時間外労働の辛さを感じながらも5年働き、日本で出会ったイタリア人の彼と英語圏で暮らしたいと思うように。
お金が溜まった27歳で外国人が住みやすいと言われていたカナダへ。
語学学校で3ヶ月勉強した後、元々教育系の仕事だったということと移民がしやすいということで保育カレッジに入学。
ECEを取得し保育士として5年、現在は保育園のマネージャーとして活躍中。
働く環境を整え経済を活性化させるためにもクォリティーの高い保育施設を増やすこと、国からの時給上乗せによって賃金アップをして保育士を確保することなどで問題に取り組んでいるカナダ。
去年は約40万人の移民を受け入れ、毎年積極的に移民を受け入れている現状からもわかるように、これからも外国人保育士の需要は増えていくと予想されます。
今回ご紹介させて頂いた5人はバックグラウンド、年齢や英語力も違いましたが注目してほしい点としてはカレッジを卒業後すぐに就職が見つかったということです。
様々なパターンがあるものの、移民を目指す方にとって保育士は
カレッジ1年を卒業すれば就職にも困らない!
需要のある職種=移民しやすい
ということです。
移民したいと考えている人にとって、就職しやすい、ビザが取りやすいというのは保育士を選ぶ理由になるのでは無いでしょうか?
今回はカレッジに通った5人をご紹介しましたが、次回は免許書き換えのみで保育士として就職したパターンもご紹介するつもりです。お楽しみに!
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