皆さんこんにちは、カナダの大学で保育を勉強しているmayです!先日はサークルタイムで使える絵本やフェルトストーリーの借りられるWest Coast Resource Centreという情報センターをご紹介しましたが(その時の記事はコチラ)、サークルタイムで使える道具を借りられる場所は、実はそこだけではないんです!なんと、公立の図書館でも同じように本以外のお話セットを借りることができたりします!
はい、このおしゃれな外観の図書館はノースバンクーバーにあるNorth Vancouver City Library。この図書館ではストーリーキットとよばれる「お話セット」を借りることができます。このストーリーキットはテーマごとに絵本、パペット、スタンプなどがパッケージになったもので何十類かあります。リストはこんな感じ。
私も何度か借りたのですが例えばHouseというセットにはこのようなセットでした!
そのままデイケアにも持っていけるような白キャンバスのかばんの中に、絵本が12冊ほど、そしてパペット(中に手を入れて動かせるぬいぐるみ)が2つ。このセットのいいところは、自分ではなかなかいい絵本を探せないという時にテーマに沿って探せること。私が気に入ったのはこの絵本。
Holly Keller という人の ”Sophie’s window”という本。飛ぶのが怖い一羽の子鳥が、ある犬の家に落ちてきてしまい、
飛べないから帰れないその鳥を犬がおうちに帰るのを手伝ってあげるお話です。助け合い、友情などに加え、「やればできる!」ということを子どもたちに伝えたい時におすすめな本。
また、パペットはこんな感じ。
1枚目の写真がかたつむり(多分)、2枚目の写真が3匹の豚。サークルタイムのはじめに子どもたちのアテンションを引くために使ったりできます。
また、別のセットで「恐竜」というものがあるのでこちらも中身を見ていきましょう。
絵本が12冊、スタンプ数種類、恐竜のぬいぐるみが一つ。特に男の子たちは恐竜が好きなので割と楽しんでくれました。
スタンプはアートアクティビティの一つとしてテーブルの上に紙とともにセッティング。スタンプ台も置いて子どもたちが自由にスタンプして遊べるようにしました。スタンプ台の使い方がわからない子どもたちもいたので、テーブルにはなるべく私がいるようにして、わからない子どもたちには使い方を教えました。
サークルタイムは奥が深く、決して絵本だけをずっと読んでいればいいわけではなく、フェルトストーリーやパペットを使いバラエティー豊かなお話を求められたり、アートや音楽、サイエンスなど一定のトピックを求められることも。そんなとき、このように「お話セット」を借りることができるとサークルタイムの構成もプランしやすく便利です。
こちらは図書館の使用カードを持っている方ならどなたでも無料で借りられるはずなので、ぜひ皆さん活用してみてください!