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カナダに10年住んだ私が、今帰国を決めた理由

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さて、先週お話したように10年間カナダに住んでいて、永住権もゲットした今突然日本に帰国することを決めたわけなのですが、今週はその決断に至るまでの経緯や、なぜそのような決断に至ったのか、完全に私の個人的な意見や考えを軸にお話ししていきます。

かなり正直に話していきますが、これはあくまでも私の感じたことなので、そうなんだー程度に読んでいただければと思います。 ですが、留学を迷っている人や、いつ頃行くか悩んでいる人には少しでも役に立つといいなーと期待しつつお話していきます!

帰国を決めた理由

まぁひとことで言うと、正直「なんとなく日本が恋しくなった」というのが一番のきっかけです。

これは海外に来た人たちみんなに言えることですが、どんなに日本が嫌いでも、海外に少しでも住むと、日本がいかに素晴らしい国かというのが見えてきます。人柄だったり、手に入るものだったり、食だったりいろいろ。

そして、長い間日本を離れるとそれがどんどんどんどん募っていて、だんだん感覚が外国人になってきて、日本人なのに、日本に住んでさらに日本で働くということに憧れを抱くようになっていきました笑

特に私は高校を卒業してすぐこっちにやってきて、日本で正社員として働いたことがないというのも手伝ってか、日本の社会に出るということは未知の世界で、日本で働くということは何割か増しでキラキラ輝いたものにみえてきたということなんです。

周りの日本人からどれだけ日本の職場環境が劣悪かを聞いても、実際に体験したことのない私にはそれすらも素敵に思えて…笑。もう完全に感覚が外国人なんでしょうか…日本の文化に触れて、日本の社会で働いていみたい!!そんな感覚なんです。

なぜ10年たった今なの?

なぜ今なのかというと、やっぱり年齢的に今がラストチャンスと思ったからです。特に日本は、女性は再就職にも年齢制限があると聞いています。遅くなるとどんどん可能性が狭まると思い、今だ!!というタイミングで帰国を決めました。

もっと早くてもよかったんじゃない?と思う方もいると思います。そうなんです。実はバンクーバーを出るときに日本に帰ろうかとも思って、その時実は悩んでいました。ただ、その時にはまだ帰る自信がなかったのが正直なところです。

日本に帰るならインターナショナルスクールで働くことになるんだろうなーと思い、求人情報なんかを確認したりしてみたのですが、そこは学歴社会日本。経験はあってもやっぱりどこも求めているのは四年制大学卒業以上のところがほとんど。特に私が求めているのが英語塾のようなところではなく、100%英語で保育をするインターナショナルスクールなので、そういったところはやっぱり条件も厳しく、日本の大学を卒業していない私は、正直Diplomaだけをひっさげて学歴社会の日本に帰ることに不安がありました。

さらに、バンクーバーの保育は遊び中心の保育で、そのカリキュラムは素晴らしいのですが、まだなかなかそのシステムは日本では受け入れられていないのが現実です。日本のような、お勉強にも力をいれるようなカリキュラムに自分が対応できるか不安でした。このまま帰っても中途半端なところで働くことになると思い、それなら「トロントの大学でもう一回勉強してから帰るかどうか決めよう!」と、トロントに引っ越しを決断しました。

そして、今通っている大学で、Degree取得に向けてレベルが一段回上の教育を受けました。さらにトロントの、バンクーバーとは少し違ったお勉強にも力を入れるカリキュラムに触れて、どんなふうにカリキュラムを作ったらいいか実践していくうちに、これなら日本でもやっていける!と自信がつきました。そして今現在、私は帰ることを決断できました。もし、トロントに来てなくてバンクーバーにいたままだったら、正直まだ帰るかどうか悩んでいたかもしれません。

あとは、カナダの保育所で働いていると英語の喋れない生徒を受け持つこともたくさんありました。その子達が自分のクラスを卒業する頃にはペラペラ喋れるようになっていく姿を見ているうちに、日本の子供達にもこんな風に自然と英語を学べる環境を作ってあげたいと思ったのも理由の一つです。日本はやっぱり英語教育に関してはすごく遅れているし、やり方もちょっと疑問点がすごく多いように感じます。そういったことを自分の知識と技術でどうにか変えられたらなーとも漠然ですが、思ってます。

他には家族のことだったり、心は日本人だしねーってことなど色々とマイナーな理由はあるのですが、まぁこんな理由で日本に帰ることを決意しました!

そして永住権を持っているので、今回トライして日本が合わなかったら帰ってこよう。そんな軽い気分で帰国を決めれたのも後押ししてくれた要因でもあります。

こう振り返ると、日本でずっと過ごしてきた人がカナダにワーホリに来るのを決断するのに感じが似てるなーと思います。

今いつこっちに来るか迷っている人は来れるなら、なるべく早めに来るのがベストだと私は思います。何年か住んで、初めて肌に合うか合わないがわかるし、早めに来れるともしもの時に余裕を持って方向転換がしやすいのでね笑

なんてながながと自分の話をしてしまいましたが、少しでも役に立つ情報シェアできてるとうれしいです。

次回の報告で、帰国後どうするか? 仕事の見つけ方や私の就職方法などをお話しようと思います。

では!

この記事を書いた人
バンクーバーアイランドにある州立大学のECEプログラム卒業後、ECEフルライセンスを取得し、Infant and Toddler Daycare、Junior Kindergarten等様々な保育施設で保育士として働く。永住権を取得し、保育士経験6年目となった2014年に心機一転、トロントに渡り、幼児教育のBA(学士号)取得を目指し州立大学3年次に編入。現在、大学生と保育士の2足のわらじをはいて毎日奮闘中!
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