皆さんこんにちは、mayです。先日、次の春セメスターの履修登録(Registration)がありました。日本の大学に通っていたときは、履修登録はマークシートを事務室に提出して終了(すみません10年以上前の話なので今は変わっているかも・・!)、でしたが今通っているカナダの大学は、インターネット上で各自履修登録をするシステムです。
この履修登録、実は危険な罠や落とし穴がたくさん。熟知していないと卒業が遅れる事態となってしまいます。というわけで今日は、そんな綿密な計画が必要とされる履修登録について詳しくお話しようと思います。
授業の始まる約1ヶ月半前がRegistration period(履修登録期間)。
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履修登録期間は1週間ほどで、学部ごとに登録日が振り分けられる。
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Time ticketという履修登録開始時間の入ったチケットがメールでくる
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Time ticketの時間がきたら履修登録が可能。1分1秒を争いながら履修登録!
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授業により最大席数があるので、それ以内ならそれで履修登録完了。席数を超えている場合はWaitlist扱いとなる。
※Capilano Universityの場合
上記で触れたように、履修登録開始時間の入ったチケットのこと。チケットといっても、特にチケットの形をしているわけでもなければ、プリントアウトなどの必要もありません。ただWEB上に履修登録開始可能時間が示されるだけ。このタイムチケットがすごく重要!なぜなら、履修登録開始可能時間が早い人は自分の希望する授業を全て取ることができますが、履修登録開始可能時間の遅い人は、キャパオーバーとなった場合、その授業を取ることができません。また、一つ授業の予定を変えると、他の授業と時間が重なって取れなかったりするのでみんな神経すり減らしながら履修登録します。成績のいい人から早い時間が割り振られるという噂ですが、その限りでもないような気もします。
キャパオーバーされた生徒たちがキャンセル待ちすること。他の授業の兼ね合いで複数授業を履修している生徒もいるので、キャンセルが出ることは多々あります。キャンセルがあるとそのリスト順に繰り上げられていき、最終的に授業が取れる場合もあります。
履修登録の日に授業がある人は、先生に断って授業中に履修登録をしたり、アルバイトはその日はいれずに登録をしたりします。少しでもスムーズに学生生活を送るため、計画は大事なのですが、それ以外の怖い落とし穴がこちらです!
これはどういうことかというと、例えばPracticum(実習)を取る前にAという授業を取らないとPracticumは取れませんよ、というもの。上のレベルに行くに連れてこの履修用件のある授業が増えてきます。
これがまた厄介なことに春と夏しか開講されない授業などがあるんです!笑 なので卒業前最後のセメスターで、「あれ!この授業今回は開講されないの!?」なんてこともありえなくもない・・。事前にどの授業が開講されるかは決定はされていないので、前年のものを見て予想するか、個別で先生にさぐりをいれにいくかで対応しています。笑
PracticumはDiplomaという2年のコースだと3つとらなければいけないのですが、基本的に月から金までフルタイムで働くようなスケジュールになるので、その他は夜の授業しかとれません。(月から木をPracticum、金を学校の授業という風に週4にすることは可能。そのかわり期間が長くなる)なので昼にしか開講されない授業は1年目に取っておかないと大変!
留学生が今みんな困っているのはこのCoop Visa。申請から発行までの時間が長い!なので早く申請するのをおすすめします。私はちなみに保育園での実習があるからって申請したのに、「Childcare centreでは働けません」という注意書きの入ったビザが届きました・・。このように政府のミスは多々あります。今修正中ですが修正も今1ヶ月待ちなので、本当にもどかしい!ビザがこなくてPracticumだけが後に残っているという事態も起こりえてしまいます。
まあ優しい先生がいいというわけではないんですが・・それを基準に選ぶ生徒は・・いますよね 笑
例えば朝の授業と夜の授業しかなくて間が6時間空いていたり、一日1.5時間のためだけにくることになったりなど、自分の希望とはかけ離れた時間割になることも。でもそれを我慢しなければ卒業もできないし・・というジレンマ!
というわけで本当に色々な要因が重なるので、卒業までのロングスパンな計画性が求められる履修登録。学校にはアドバイザーもいるのでもちろんどのように授業をとっていけばいいかを相談したりはできるのですが、知らずに適当に取って行くと後々大変なことに!
私はCoop visaが届けばPracticum、届かなければ通常の昼の授業をとることになります。ちなみにこれは公立大学の一例で、私立の大学や専門学校はこの限りではないと思います。ややこしい話になってしまいましたが、日本とは違って自分で色々計画して進める必要があるよというご紹介でした!