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先生対生徒の比率 | バンクーバーとトロントの保育現場の違い

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こんにちは、Chloeです。

バンクーバーとトロントでの保育士経験を生かして、東と西の二大都市の保育現場の違いについてお話ししたいと思います。いくつか違いがあるので、全部で5回に分けてお話ししていこうと思ってます。本日は・・・最初のテーマ”先生数:生徒数の比率ーRATIO”についてお話しようと思います。

このシリーズのリンクが下部に有りますので、ぜひ他のシリーズもチェックして下さい。

先生数:生徒数の比率ーRATIO

バンクーバー

0-18ヶ月1:3
18-36ヶ月1:4
30-60ヶ月1:8 (ただし36ヶ月未満は2人まで)
5-12歳 1:12

トロントのあるオンタリオ州では

 0-18ヶ月3:10 (1クラス10人まで)
18-30ヶ月1:5 (1クラス15人まで)
30-56ヶ月1:8 (1クラス16人まで)
44-67ヶ月1:10 (1クラス20人まで)
56-67ヶ月1:12 (1クラス24人まで)
68ヶ月-12歳1:15 (1クラス30人まで)

トロントの方が月齢分けが複雑になっているのは、こっちの幼稚園以下のスクールシステムにいろんなバリエーションがあって(プリスクール、シニア/ジュニアキンダー混合、別々などなど)それにあわせての比率設定になっています。

そして、もっと複雑なのが時間でこの比率がかわること!!!!

上の表は、午前9時から午後4時までのものです。それ以外の時間、つまり開園から午前9時まで午後4時以降から閉園までこの比率がぐんとあがります・・・。

18-30ヶ月1:7
30-5歳児1:12
44-67ヶ月1:12

すいません、ほかのプログラムはちょっとわからないんですが、とにかく9:00-16:00以外の時間はたしか、ファミリータイム?とかそんな感じの名前の付いた時間で、
働く人たちにも家族はいるんだ!だから比率をあげて、先生達がより多く家族と時間を過ごせるようにしよう!
っていう取り組みらしいです。

カナダらしいといえばらしいんですがすごく納得がいかない笑残されたスタッフはどうでもいいんですか?と聞きたくなりますこの仕組み!

特にバンクーバーからやってきた保育士にはこれはきついと思います。私は実際に最初慣れるのにすごい大変でしたー・・・。今も納得がいってないですし、実際にこっちの現場の保育士さんも意味が分からないと文句続出なわけです笑

まとめ

郷にいれば郷に従えのことわざを私も忠実に従っているわけですが、日本で経験のある先生はそんなに大変じゃないのかなーと思ったり。でも、カナダの現場と日本の現場はだいぶ違うので日本で経験があってもやっぱこの比率はきついと感じるのかなーと思ったりもします。

単純にみて、バンクーバーの方が働きやすい比率ですよね!じゃぁバンクーバーで保育士になった方がいいの?と思うでしょう。ただ、これだけでは判断できない!ですよね?

次回以降、これから給料の違いだったり職場環境の違いだったり、教育方針やカリキュラムなど、保育現場だけにとどまらず大学で学んでいることも含めていろいろな違いをお伝えしていくので、どっちの都市に行くか迷っている方は参考にしていただければと思います!

“違いシリーズ”はこちらから

この記事を書いた人
バンクーバーアイランドにある州立大学のECEプログラム卒業後、ECEフルライセンスを取得し、Infant and Toddler Daycare、Junior Kindergarten等様々な保育施設で保育士として働く。永住権を取得し、保育士経験6年目となった2014年に心機一転、トロントに渡り、幼児教育のBA(学士号)取得を目指し州立大学3年次に編入。現在、大学生と保育士の2足のわらじをはいて毎日奮闘中!
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