さて、今日も元気にChloeがトロントからカナダの保育事情をお伝えします。
っていっても今日お話するのは私がバンクーバーにいたころのお話。
私は、バンクーバーにある、まぁ日本でいう「幼稚園」のようなところで年少さんを受け持っていたんですが、トロントに引っ越すことがわかってから引っ越すまでの数ヶ月は、そこを辞めていくつかの保育所で非常勤として働いていました。
さて、ここで疑問にあがってくるのが「カナダの非常勤」とは。ってことではないかと。非常勤教師のことをBC州ではSubstitute(略してSub)、Ontario州ではSupplyと言います。(同じカナダでも州によって呼び方が違うのです!!)呼び方は違えど、求められることだったり、立ち位置だったりはほとんど同じです。
システムを簡単に紹介しましょう。大抵の保育所に、substitute/supply listというものが存在し、そのリストに登録をして、その施設の常任教師が病気やバケーションで休みをとるときに、かわりにその施設で先生として働きます。
ちなみに、私は日本のシステムが良くわからないのですが、日本はどうなんでしょうか?日本の現役保育士さんがいたら教えてくださーい☺
さて、もちろん非常勤として働くことには良い点と悪い点があります。
非常勤として働くうえでの良い点は...
1.)色んな保育所で働けるのでいろんな保育所の良い部分を盗める。
2.)先生のネットワークが広がる。
3.)いろんな子供を見る機会があるので、いろんな状況対応能力がつく。
等があげられます。
逆に難点は...
1.)いつ呼び出されるのか分からないので、スケジュールが不安定。その日の朝に電話が掛かってくることもあれば、何週間も前に分かっている場合もありますし、半日の場合もあれば1日の場合もあります。
ただし、これは利点になりうる可能性も。スケジュールが不安定=定まっていないため、自分のスケジュールに合わせて働く日数や日にちを決めることもできます。
2.)子供やその家族、同僚との信頼関係を作るのに時間がかかる。
3.)給料や福利厚生等の待遇が常任教師よりも悪い。
等があげられます。
仕事内容は、施設によってもルールが違うので一概には言えませんが、たいていの施設で常任教師とほぼ同じ仕事内容を求められます。ただ、子供が衣服を全部ぬいで裸になる状況、要するに着替えの手伝いやトイレやおむつ替えのサポートをSubに禁止している施設はたくさんあります。子供は子供でも一人の人間としてのパーソナルスペースをリスペクトする!というカナダの幼児教育理念が全面に出ているなーと思わされるルールですね。
まぁ、良い点悪い点ありますが、私は結構非常勤は好きでした。いろんな保育所を見て、いろんなスタッフ、子供たちと出会って、その数ヶ月での成長率は半端じゃない!!と自分で自負できるくらい成長しました。といってもまだまだな部分はありますが。トロントでも非常勤として働きつつ、いろいろとやりたいことをやっていくつもりなので、トロントの非常勤システムをもっと良く知ってから、バンクーバーとトロントを比べつつトロントのことも紹介できたらと思いますー☆
それでは、今回はこのへんで!
最後に全く関係の無い過去の子供たちの写真でお別れ。
たまたまちょっとした撮影で持ってきてたカメラに興味津々の子供たち。
使い方を教えてもらって、友達を被写体にしてみたり・・・
カメラをかまえている私を被写体にしてみたり笑
気分はプロカメラマン。
ただこのカメラ液晶画面付きなので、ファインダーないんですけど、
思いっきりのぞこうとしてる・・・笑 そんなとこがやっぱり子供☆