皆さんこんにちは。カナダで保育士をしているmayです。
クリスマスも過ぎ、今年も一年の終わりが近づいてきましたね。
カナダではハロウィンをすぎると、街はクリスマスモードになります。
住宅街でも庭先にイルミネーションを飾ったりするところが多くなりますが、
クリスマスを過ぎても早々に正月飾りをするということはありません。
クリスマスは一年の中でも大きな行事で、
例えば勤務先でもクリスマスパーティーが開催されることが多いです。
いわゆる日本でいう忘年会のようなもので、多くの会社が12月に実施します。
お店でお酒を飲んだりごはんを食べたりするのですが、
ちょっとしたプレゼントをもらったりということもあります。
カナダの保育園ではというと、職員向けのクリスマスパーティーもありますが、
子どもたちと家族を招いて園のパーティーをするところもあります。
クリスマスに関する本を読んだり、
アクティビティを行ったり、クリスマスソングを歌ったり。
ポットラックという持ち寄りパーティーをするところもあります。
クリスマスを題材にした本はとってもたくさんあります。
サークルタイムで読んだりすることも多いですが、
ここではこの本をご紹介します。
Where Is Baby’s Christmas Present?: A Lift-the-Flap Book
by Karen Katz
このシリーズの本はクリスマス以外のものもあるのですが
Flap bookといってめくって楽しむ絵本となっています。
「プレゼントはどこかな?」と色々な場所をめくっていくのですが
特に私のいる0〜2歳児の部屋の子どもたちはこのめくり型絵本が大好き。
サークルタイムでやると「めくりたい!」と争奪戦になります。笑
基本的にレッジョ・エミリアベースの保育園では、
子どもたちの想像力をのばすため、
アートアクティビティ用の材料を先生が切って、
みんなで同じものを作れるようにアシストする、ということは少ないです。
(園によってはするところもあると思いますが)
よく日本では保育士さんが材料を準備して、
「ここにこれを貼ってくださいねー」と指示し、
工作を行うイメージですが、私はそういったアクティビティは行いません。
例えばクリスマスのアートであれば、クリスマスをイメージできるような材料を
テーブルにセッティングし、子どもたちが自由にアートできるようにしておきます。
材料はどんなものでもいいのですが、例えば黒い画用紙と、糊と、
大きめのスパンコールをセッティングしたり、
赤と緑の画用紙を机に置いて金や銀の絵の具をセッティングしたり。
こちらの思惑通りのことをする子もいれば、棒で糊や絵の具をまぜて遊ぶ子もいれば、
棒を持ってただひたすら遊ぶだけの子もいたりするので、
アート作品は完成しない場合もありますが、それはそれでOK。
糊の質感を知ったり、色の変化を学んだりする場となります。
アート以外においても、クリスマスツリーに飾る飾りを作ったり、
サンタクロースの飾りをぶらさげたりなど、様々なところでクリスマスを演出します。
一番日本人にも馴染みのあるのが「ジングルベル」「赤鼻のトナカイ」だと思いますが、
英語バージョンはこちら。
Jingle Bells
Dashing through the snow,
In a one horse Open sleigh,
O’er the fields we go,
Laughing all the way;
Bell’s on the bobtail ring,
Making spirits bright;
What fun it to ride and sing
a sleighing song tonight!
Jingle, bells! Jingle, bells! Jingle all the way!
Oh, what fun it is to ride, In a One horse open sleigh!
赤鼻のトナカイ
Rudolph, the red-nosed reindeer
had a very shiny nose.
And if you ever saw him,
you would even say it glows.
All of the other reindeer
used to laugh and call him names.
They never let poor Rudolph
join in any reindeer games.
Then one foggy Christmas Eve
Santa came to say:
”Rudolph with your nose so bright,
won’t you guide my sleigh tonight?”
Then all the reindeer loved him
as they shouted out with glee,
Rudolph the red-nosed reindeer,
you’ll go down in history!
英語の歌で苦労するのが、旋律と歌詞を両方覚えること!
ですが歌を最低でも知っていれば、歌詞を覚えるだけなので
多少楽になるかと思います・・。笑
カナダでは”よいお年を”のような感覚で、クリスマスに近づくと
みんなが”Merry christmas!”と言い合う習慣があります。
ただ、クリスマスはイエス・キリストの誕生日。
クリスチャンの人には大事な日ですが、宗教が違うためクリスマスをお祝いしないという家庭も。
日本ではあまり宗教を気にせずお祝いする人も多いと思いますが
そういったことを配慮して、Merry christmasの代わりに
Happy holidayということも多いです。
多民族国家であるカナダならではの文化かもしれませんが、
意味をちゃんと知った上でクリスマスをお祝いするといことは重要だなと思います。
というわけでカナダの保育園にまつわる
様々なクリスマスについてのトピックをご紹介しました!
そして今年一年、「ホイクペディア」を読んでくださった方、
ありがとうございました。
また来年もためになる記事、読んで楽しくなる記事など
書いていきたいと思いますので、よろしくお願い致します!