カナダで保育を勉強しているmayです。
先日カナダの卒園式や入園式はあるのかについて記事を書きましたが、今日は入園した後の「慣らし保育」についてお話ししたいと思います!
カナダにも慣らし保育はあります。園によるかもしれませんが、私が今まで見てきたところだとあるところがほとんどです。
慣らし保育は英語で“gradual entry”といいます。直訳すると、徐々に入園する、という感じでしょうか。特にまだ年齢が低い子供だと、初めての家以外の場所に親不在で長時間滞在するわけですから、最初は慣れるのに大変な子もいます。人見知りを全然せず初日から楽しそうに遊ぶ子もいますが、親が離れた途端ずっと泣いている子も。慣らし保育はだいたい一週間くらいのところが多いですが、そもそもカナダの保育園はだいたいいつ来ていつ帰ってもいいので、慣らし保育の後も親御さんが可能であれば必要に応じて調整はできます。ただ最初の一週間は逆に短時間でお迎えに来てねという感じ。
翌週より通常保育
慣らし保育の間は保育園から親御さんに連絡して早めにお迎えに来てもらうこともあるので、産休明けの方は慣らし保育が終わってから復帰する方が多いです。
園によってはinfant program(乳児クラス)でprimary caregiver制をとっているところもあります。これは子ども一人に対し一人の担当の先生をつけるというもの。幼い子どもは特に、親以外の人がたくさんいるところにいきなり放り出されるとびっくりしてしまうので、まずは一人の先生と関係を作って慣れてもらって、園に馴染みやすくしようというもの。
親御さんにとっても、まずは一人の先生と情報を交換した方が細かい部分まで深く情報共有できていいのかもしれません。(もちろん園内で情報共有してはいますが、細かいところまで100%業務中に全員と情報共有するのは大変という意味でです)
子ども一人に対し一人の先生といっても、もちろん通常の業務として他の子どもを見ながらになるので、つきっきりというわけではありません。他の先生がその子どもと全く関わらないという意味でももちろんありません。
目的は子どもに少しでも安心してもらえるような環境を作ること。
余談ですが、私の働いている園の一つで、私を見るたびに泣く1歳児がいます。他の先生やボランティアの方、実習生などを見ても泣かないのに、私だけもうネタかと思うほど毎回泣きます…。その子は割ともう言葉もしゃべるので、「Hello my friend!」と敢えて言ってみたり、子どもの意思を尊重して少し距離を置いてみたり、色々してるのですが、未だに泣かれます(泣)。何だろうなあ、私そんな怖いのかなあ。。
というわけで話はそれましたが、以上、カナダの慣らし保育についてでした!