皆さんこんにちは!カナダの大学で保育の勉強をしているmayです。バンクーバーはようやく暖かくなってき始めたところ。まだ雨が降ることも多いですが、毎日外で過ごす時間のある私たちにとっては暖かくなるのは嬉しいこと!早く春になってほしい!と思いつつ、去年は確か2月中旬から桜が咲き始めていたので、もう春も遠くないのかも。
外で過ごすと言えば!というわけで今日は保育園のお散歩の時間に行うゲームを皆様にお伝えしたいと思います。
私の実習先の保育園では、だいたい毎日1人の先生が子供たちを6〜8人ずつ連れてお散歩にでかけます。お散歩先は近くの公園だったり、森だったり、またはスーパーマーケットに行くことも。お散歩の道中では先生が子供たちに色々な話をしながら歩きます。例えば・・
先生「みんな、このサインはなんだと思う?」
子供たち「走ってる・・?」
先生「そう、このサインは、子供たちが走って出てくるかもしれないから気をつけてという意味。
みんな、道路を渡る時はどうやって渡るんだった?」
子供たち「車が来てないか見て、聞いて確認!」
先生「そう、車が来てたら危ないからね、道路を渡る時はとっても気をつけて渡るのよ」
しばらくすると、また先生が子供たちに話しかけます。
先生「みんな、これは何だと思う?」
子供たち「犬のうんち!!ハハハ」
先生「そう、これは犬がうんこしたらちゃんと拾ってきれいにしてねという意味ね。
もしそうしなかったらどうなると思う?」
子供たち「道がうんこまみれになる!!」
先生「そうかもしれないわね、保育園でもみんな遊んだあと誰も片付けなかったらどうなる?
どんどん散らかっていくよね。だから片付けは大事よー!」
こうして子供たちは色々なことを学んだりしながらお散歩をするのですが、一方的に物事を教えるのではなく、このように質問をして子供たちに考えさせて学んでもらう、というスタイルが多いのが特徴。
ちなみにお散歩中は、それだけでは子供たちが飽きてしまうこともしばしば。飽きてくるとある子供は道をそれようとしたり、はたまたある子供は足取りが遅くなったり。そんな時に先生が使ってたゲームがこれ!
先生「さあみんな、Green light, Red lightをするよー!ルールはみんな知ってるよね?Red light!と言ったら止まる、yellow lightの時は注意して進む、Green light!といったら走る。車に乗ってー!エンジンをかけて・・Green lightと言ったらあの右側にある消火栓(fire hydrantといいます)のところまで行ってね!・・Red light!」
子供たち「(ピタッと止まる)」
先生「Yellow light..!」
子供たち「(のそのそ歩く)」
先生「..Umm you are good listeners!(みんな良く聞いてるね!) Okay.. Green light!」
子供たち「ワアー!(と走る)」
というような流れです!
ちなみにfire hydrantとはこんなやつ。
あとは交通標識だったり、目印になりそうな木だったりを目標にさせ、何度か繰り返します。子供の集中力を保つのにも、適度に運動させるのにもぴったりのゲームです!ただ結構途中から「疲れたからもう走りたくないー」という子も出てきます。先生はゲームは強要はせず、「じゃあ歩いていったらいいよ」とか「私と一緒に行こう」とかその子の意思を尊重します。
でも1人の先生で園外で6〜8人の子供たちを見るのは正直大変だったりもするので、こうやって子供たちに何かをしてもらいながら楽しくお散歩するのはいいなあと思いました!