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カナダのデイケアの心温まるホリデーシーズン!

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クリスマスはもうすぐそこ!2015年も終わりを告げようとしていて、カナダでも街並みや流れる音楽など全てがホリデーシーズン一色!!この時期のカナダはザ!外国!な感じがして、とっても好きな季節でもあります☆

 

ですが!保育士にとってはこの時期とーーーっても忙しいてんやわんやな時期でもあるのです…。なぜかというと…、以前の記事でもお話しましたが、こちらにはクリスマスにはお世話になった人、大切な人にギフトを送り合うというカルチャーがあるため、子供のクラフトや、先生から親御さんへのプレゼントなど、毎何かを作って包んで作って包んでの繰り返し…。

 

ですが!じつそれだけでは無いんです…。この時期カナダのデイケアや小学校で定番なのはFundraiserイベント!そこで今日はこのFundraiserイベントについてお話させていただきます!

 

Fundraiser

ファンドレイザー。この言葉日本ではあまり聞き慣れない言葉でしょうか??簡単に言うと、募金を募るイベントといったところでしょうか。何かの目的に向けて資金を集める手段の一つとなっています。

 

目的は様々で、学校の教材を購入するための資金集めや、非営利団体の慈善活動の一環として行うものだったり、カナダではこのファンドレイザーイベントはけっこう頻繁にあります!

 

そしてこのホリデーシーズンはファンドレイザーにとってベストの時期!というのも、カナダのお国柄、福祉の成り立ちの歴史の影響もあって、カナダ人は国民全体でお互いを支え合って生きていきましょうという考えがとっても根強くあります。なので、恵まれない人、苦しい生活を送っている人(そういった人のことをThose in Needと言ったりします。)には、何か与えられるものがある人、不自由なく暮らしている人は救いの手を差し伸べてあげるのが普通。という教えで育ってきています。

 

街にあふれるホームレスの方にも食べ物やお金を分けてあげる人もすごく頻繁に見かけるし(高校生や大学生でもそういった子たちをみかけることもめずらしくありません!)、家のない人が一時的に宿を取れるシェルターもいたるところにありますし、親の元をなんらかの事情で離れることになったり、なんらかの事情で家出をした青少年たちが過ごせる施設や支援プログラムもたくさん存在します。

 

こんな風に、カナダはお互いを支えあって生きていきましょう。みんなで幸せになりましょう。という思想がとても強いように感じますし、文化の一つだなと思います。

 

クリスマス、ホリデーシーズンはキリスト教やユダヤ教徒の多いカナダでは一大イベント。すべての人が笑顔で幸せに過ごせなければいけない!と思っている人たちばかりで、お金がなくて食べるものが無い人達や温かい洋服がない人たちのために、このホリデーシーズンを少しでもハッピーに過ごしてもらうためには何をしたらいいのか?と考える機会がとても多くなります。

 

デイケアの子どもたちも例外ではなく、この時期は子どもたちと一緒になにか自分たちにできることはないかとディスカッションの議題としてあがることがよくあります。過去には施設で暮らすことを余儀なくされている子どもたちのために自分の家からなにか一つクリスマスプレゼントを持ってきて渡しに行ったり、アフリカの苦しい生活環境の中で暮らす子どもたちにクリスマスプレゼントを届けたり、Food Driveと言って、ホームレスの方々の住むシェルターに温かい食べ物を作って届けたりしました。

 

そして今年はとっても大きなファンドレイザーイベントを私の職場で開催することになりました!目的は、何か自分たちで作ったもの、集めたものを売ってそのお金をThose in Needのために寄付をするというもの。そのお金はホリデーシーズンにその方たちが心も体も暖かく過ごせるように使われるそう。

 

そこで、私達のクラスは手作りの飾り付きのリースをいくつか作って売ったり、写真を取るフォトブースを作って写真屋さんを開催したりしました。そのフォトブースのデコレーション用のスノーフレークも皆で一生懸命頑張って作ったものです。

 

 

そしてこちらは手作りスノーフレークのリース飾りです!

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こちら、グルーガンでまず雪の形どったもの。普通の紙の上に形どるととれなくなるので、クッキングシートに少しオイルを引いたものの上にグルーガンで雪の結晶を形どって、乾いたら剥がします

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そして液体のりを全体に塗ってから、キラキラのお粉を振りかけると、あっという間に綺麗なスノーフレークの完成です!

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手作りには思えないほどきれいなスノーフレークができるのでぜひ試してみてください!

 

他には、松ぼっくりをペイントしたものを飾ったリースだったり、ミニチュア家具を色付けして飾ったリースも☆いろんな種類のリースを作って無事に売ることができました!

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こういった活動は日本の保育所や幼稚園でも行っていると思いますが、カナダはより頻繁にこういった行事が行われるなーという感覚ですし、先生や大人たちの気合の入れ方がとにかく半端じゃないなという感じを受けます笑

 

やっぱり助け合いの精神が根強く、福祉のサポートもしっかりしているカナダならではじゃないかなーと感じる一幕です。こういった温かいカナダの文化は子供にぜひ学んで真似していってほしいと思う文化の一つです☆

 

それでは今日はこのへんで!

 

この記事を書いた人
バンクーバーアイランドにある州立大学のECEプログラム卒業後、ECEフルライセンスを取得し、Infant and Toddler Daycare、Junior Kindergarten等様々な保育施設で保育士として働く。永住権を取得し、保育士経験6年目となった2014年に心機一転、トロントに渡り、幼児教育のBA(学士号)取得を目指し州立大学3年次に編入。現在、大学生と保育士の2足のわらじをはいて毎日奮闘中!
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