今日はカナダの保育園で実習先での様子、とくにサークルタイムについてお話します。
Early Childhood Education basicコースの科目のPracticumⅠにあたります。
Early Childhood Education Basicのコースでは10週間にわたり、計3回保育園にて実習がカリキュラムに含まれています。そして、私もついに実習がはじまりました。(ちなみに実習は1日8時間、もちろんバイト代などは支給されません。バイトもしながらの実習が今までの人生で一番といっていいほど過酷だったので、みなさんはぜひ実習前に貯金をしておくことをおすすめします。笑)
私の実習先の保育園では午前と午後に1回ずつサークルタイムがあります。サークルタイムでは子どもたちが円になり1人の先生が主導となりアクティビティをします。子どもたちに本を読んだり、みんなで歌を歌ったり内容は先生によって様々です。その間に他の先生は次のアクティビティのための準備をします。実習先の保育園では、サークルタイムのあとに外遊び→ランチ→お昼寝という流れだったので、サークルタイムの間に他の先生が子どもたちのテーブルにランチボックスを並べ、お昼寝用のベッドマットも配置して準備していました。サークルタイムは子どもたちにとっても色々なお話が聞ける楽しい時間です。実習先の私のクラスは子どもたちが15人くらい毎日来ています。私も子どもたちを30分くらい集中させなければいけないため、結構真剣に準備しました。笑
私の実習先は2週間ごとにテーマがあり、今回は「Birds」でした。そのため、私はペンギンについてのサークルタイムをしました。
サークルタイムの流れ
サークルタイムのはじまりに子どもたちの注目を集めるために歌を歌ってはじめるのも一つのやりかたです。私はHello songとしてこの歌をみんなで手をたたいたり身体を動かしたりしながらはじめました。
そのあと、「今日はある鳥についてお話するよ!黒くて白いお腹の鳥は何でしょう?正解、ペンギンです!」と子どもたちに聞きながらペンギンが登場する絵本“Penguin Problems” を読みました。この本は自分の生活のあらゆることに文句ばかりのペンギンのお話です。子どもたちにももしかしたら共感できる部分があるかもしれません。実際にペンギンの生活の様子、生態についてのお話にもつなげられるので選んでみました。
絵本を読み終わったあと、ペンギンについてみんなで一緒に学びました。ペンギンは飛べるのか(飛べないけど泳ぎがとっても上手なこと)、南極などの寒い場所に住んでいることや、何をエサにしているか、卵から生まれること、どんな動物がペンギンにとっては敵になるのかなど絵本にも出てくることをテーマにフェルトボードを使ってみんなに質問して話し合いました。
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ペンギンについて学んだあと、「じゃあ、みんなでペンギンになってみよう!!」ということで、ペンギンダンスをしました。このダンス、こどもたちがやるとヨチヨチととっても可愛いのでおすすめです。
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サークルタイムのあと、子どもたちを一人ずつトイレへ移動させます。みんなで一斉に移動となると走り出したりして危ないので、ゆっくりと移動できるように簡単なアクティビティをします。私は一人ずつ名前を呼び壁に貼っている鳥の絵を見て、好きな鳥を選んでもらいその鳥の名前を言ってもらいました。
初めてのサークルタイム、、緊張しました!もちろん全部英語ですし(笑)!子どもたちに英語の発音を指摘されたり、ペンギンダンスも1回試し踊りのつもりで2回踊ったら子どもたちが飽きてしまって、2回目に踊っているのは私と数人の子どもになってしまったり。メインの先生からいただいた言葉では、子どもたちは話が長いとすぐに飽きてしまうから場合によっては次、次とテンポよくいかないとだね!とのことでした。保育未経験ですしね、開き直って失敗から学んでいきましょう!(笑)とてもいい機会となったので、これからも経験を増やしていきたいです。
他にもEarly Childhood Education basic コースでは様々なことを学ぶことができます。現役学生としてどんなことを学んでいるのかこれからも発信していきたいと思います。