いつも頑張ってお仕事をしているお父さんに感謝の気持ちを伝える日。大切ですよね。
ですが、この父の日。保育園では少し配慮が必要なイベントだったりもします。
カードを送ったり、プレゼントを用意したり、過ごし方は日本と変わらないと思います。
私は自分の父にはカードとこちらで購入したゴルフ用品を送って、カナダのお父さん(彼パパ)にはCanadianTireの父の日用ギフトカードをプレゼントする予定です。
〜CanadianTireのギフトカード〜
デザインが可愛いので気に入りました
さて、保育園でも母の日同様に、父の日をテーマに扱います。
アートアクティビティーでお父さんにプレゼントするギフトを作ったり、ストーリータイムにはお父さんが題材になっているお話を読み聞かせたりが主流です。
(これは母の日にも当てはまることですよね)
私が働いていた保育園でも、お父さんがいない子を受け持っていました。お父さんがいない子が悲しい思いをすることになるのではないか?みんなにとって楽しいイベントにするために、保育園では父の日にどんなことをするべきかを考えて準備をします。
”保育園では父の日を取り扱わない”というのも一つの方法ですが、保育園で避けたところでどこかで出会ってしまうのだからあまり意味がないですし、父の日を楽しみにしている子もいる中で完全に無しにしてしまうのは不公平な気もします。
そこで、私の働いていたデイケアでは、父の日の週の学習テーマを”Family”とし、その中で父の日を簡単に紹介することで対応していました。
Familyにも色々な形があることを子どもたちに紹介するのにおすすめな絵本がこちら。
by Todd Parr
この本の中では、様々な家族のあり方が子どもたちにも分かりやすいイラストで紹介されています。
例えばお父さんとお母さんの出身国が違えば、肌や髪の毛の色が違うこと、片親のお家もあることなどが書かれています。少しだけ内容を紹介しますね。
この本を読んだ後、子どもたちにあなたの家族は?と質問を投げかけると、”僕のうちはママとパパと、お兄ちゃんと犬がいる”とか”うちはおばぁちゃんとおじいちゃんと、ママと妹がいる”など、自慢げに紹介してくれます。
余談ですが、カナダでは同棲結婚も認められているため、お父さんが二人、もしくはお母さんが二人のご両親がいるお家もあります。本当に家族の形って様々です!
アートアクティビティも、”お父さんに送るギフト”ではなく、”我が家のスーパーヒーローにプレゼント”というコンセプトの元で行います。こうすることで、お父さんにプレゼントを送りたい子はお父さんへ、そうでない子は家族の誰かへ、子どもたち自身が選択できるわけです。
誰かへのプレゼントとなると、子どもたちも張り切るので、家族全員分作りたがる子もたくさんいます。みんな小さいながらに愛情に溢れていて、感動させられます。