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実際に日本人がカナダの保育所で働けるのか??

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過去の記事でも書いたように、日本人でも現地で保育士の資格をまぁ結構容易に取れるということが分かったと思います。さて次に疑問になってくるのが、実際に資格をとったところで日本人に仕事はあるのか?実際に働けるのか?というところだと思います。

単刀直入に言って、もちろん働けます!カナダ人となんらかわりなく働くことができます!ただし、もちろんそれはカナダ人と同じ条件の下で。ということが前提になってきます。

カナダ人と同じ条件って?それは英語力、そしてビザの有無。ビザは、学校を卒業すると大体発行されますので、これはクリアしたと仮定して、私は、特に英語がどれだけしゃべれるかというのがかなり仕事にひびいてくると思います。

保育士になるために必要な英語力とは?

保育士は、お喋りがお仕事!といっても過言ではないくらいたくさん喋らないといけない仕事です。子供とのコミュニケーション、親御さんとのコミュニケーション、同僚とのコミュニケーション、行政とのコミュニケーション。とにかく高い英語力が求められます。英語力といってもいろいろカテゴリーがありますが、どれも大事で甲乙つけがたいんですが、あえてランキングをつけるとすると、

  • 1.スピーキング・リスニング
  • 2.ライティング
  • 3.リーディング

の順番で重要だと私は思います。日本人が一番苦手とされるスピーキング・リスニングは同立トップです。中級レベルの英語力では正直足りないと私は思います。ライティングは、親御さんへのニュースレターを作ったり、レポートやオブザベーションの時に必要になってきます。リーディングは絵本を読むのはもちろんですが、それぞれの施設のポリシーやルールを読んだり(施設によっては100ページくらいのものも・・・。)するのに必要になってきます。

子供とのコミュニケーションだけしか求められていないのなら、中級レベルでもなんとかやっていけると思いますが、親御さんや、同僚や、時には行政の方なんかが関わってくると、かなりのハイレベルの英語がしゃべれたり聞き取れないとそれはもう惨めな思いをするだけだと思います。ここまで厳しく言うのは、実際に私も英語力のせいで悔しい思いをしたり、友達が辛い思いをしているのを見てきたからなのです・・・。

正直、英語力はそこまでなくても仕事をゲットすることはできるんですよね。特に、移民に寛容な国カナダなので、最初から「カナダ人ではない・ネイティブスピーカーではない」ということで落とされるなんてことはまずないです。なので、インタビューの受け答えをある程度予測して、答えを用意していれば、思っている以上に容易に仕事をゲットできると思います。それぐらいたくさんの仕事が溢れていて、喉から手が出るほど保育士を欲しているデイケアもたくさんあります。

ただ、大変なのは仕事をゲットしたあと。保育士として実際に働き始めて、チームの一員となったとき、英語力が追いついていないと、親御さんから信頼してもらえなかったり、同僚から信頼してもらえなかったり、そんな風に感じることが多々あると思います。

特に親御さんからの信頼を得るのは難しいかと思います。目の前にいるのにスルーしてネイティブの保育士の方へ行ったりなんて多々あります。あと、英語力が全く足りていない保育士が、同僚から煙たがられ、邪魔者扱いされ・・・最終的には辞めざるを得ない状況に陥ったケースを見たこともあります。ただ、これはかなりの極端な例です!が、そういうことも起こりうるということです。働いていた保育所にやってきたネイティブではない実習生の指導担当をしたときも、「みんなに信用されていない気がする・・・私が英語をしゃべれないからだと思う。。。」と悩みを打ち明けられたりしたこともあります。これは、英語を母国語としていない保育士皆が通る道だとは思うんですが、やっぱり最初からハイレベルの英語を取得していればこういったストレスを感じることは少なくなるわけで、自分のためにも周りのためにもやっぱり高い英語力を身に付けていないと、保育士としてもたないと私は思います。

逆に英語力を身に付けてしまえばこっちのもんです。良く働く手先の器用な日本人はとにかく周りから重宝されて一目おかれます。ちょっと崇拝すらされます笑こっちの保育士業界では先輩・後輩は全く関係なく、仕事が出来る知識の豊富な人が偉いんです!そうすれば、それはもう毎日楽しく仕事できます!!

英語力は自分の職場環境を大きく左右してきますので、絶対絶対ぜーーーーったい必要不可欠なものです!過去の記事で、日本の保育士資格もこちらの保育士資格に書き換えることができると紹介したんですが、たとえこちらの資格に書き換えたとしても、やはり少しの期間はこちらのカレッジで幼児教育を学ぶことをオススメします。日本とカナダでは法律や教育方針など全く違うので、そういったことを学ぶためにも、保育業界の英語になれるためにも、是が非でも行ってもらいたい!

急がば回れという言葉があるように、近道をせず、しっかりと英語力をつけて保育士ライフをスタートさせることをオススメします!!

かなり厳しい目線で記事を書いてしまったんですが、挑戦することは怖がらないでください!良い風にとると、保育士になることで、かなりハイレベルな英語力がつく!ということですから!
私もまだまだ頑張らないといけません!!一緒にがんばろー!

この記事を書いた人
バンクーバーアイランドにある州立大学のECEプログラム卒業後、ECEフルライセンスを取得し、Infant and Toddler Daycare、Junior Kindergarten等様々な保育施設で保育士として働く。永住権を取得し、保育士経験6年目となった2014年に心機一転、トロントに渡り、幼児教育のBA(学士号)取得を目指し州立大学3年次に編入。現在、大学生と保育士の2足のわらじをはいて毎日奮闘中!
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