さて、今日はかなりピンポイントなトピック「カナダの保育所のトイレ」についてお話しようと思います!
なんでトイレのお話をしようかと思ったか…それはバンクーバーとトロントの教室を比べてみたときに大きな違いの一つとして挙げられるのがトイレだから!!何がどう違うのか…
バンクーバーでは年齢(インファント、トドラー、プリスクール)に関係なくトイレは教室内にあることがほとんどです!というか確か行政の決まりで教室内に子供サイズのトイレがないといけなかったはず!
なので、もしも先生がクラスに一人で、クラスルームアクティビティ中に誰かがトイレ行きたーい!ってことになってもトイレ行ってきなーとその子にトイレに行かせ、先生はアクティビティを進行することができるというわけです。トドラーやインファントでおむつが必要な場合もクラスルームに目を配りながらおむつ替えができるのです!
がしかしトロントでは少し事情が違います…。
トロントの保育施設(幼稚園は除く)では、トドラー/プリスクールのトイレは教室外にあることがほとんど!!しかも外に出てすぐ!ではなくちょっと行ったところにあることもしばしば。。。
なので、transition time(アクティビティ1から2へ行く間の時間のこと)でトイレに行く時はそれはそれは大変…。ratioに応じて8人くらいの子供を一気にトイレに連れて行き、まだおむつが取れてない子のおむつを替えながらおトイレに座る子もサポート…なおかつ手洗いもサポートというてんてこまい…。そして急に子供がトイレに行きたくなった場合、先生がクラスに一人だと、その他の子供がトイレに行きたい行きたくないに関わらず全員をトイレに連れて行かないといけません…。これは先生にも子供にもかなりのストレス…。
じゃぁなぜクラス内にトイレを作らないんだ!?と思うでしょうが、それはトロントの保育施設がパブリックスクール内にあることが多いからなのです。以前も説明しましたが、トロントの保育施設は小学校などのパブリックスクールの教室を借りて運営してるところがたくさんあります。そのため運営資金の大部分を占める家賃がかなり少なくなるため、その分をスタッフの給料や教材などの購入費にあてられます。
と、そんないい部分もありますが、小学校の教室を借りているためなかなか教室を自由に改造することはできません。なので必然的に、小学生が利用しているトイレを5歳児以下の子どもたちも利用せざるを得なくなっているというわけ。トロントの保育士さんたちが考えなしにトイレを外に作ったというわけではないんですよ!笑
トロントの保育所でも持ちビルのある施設はトイレも自由に作れるので事情は違うと思いますが、私の経験上大概のトロントの保育所でトイレは外に設置されていました…。これはバンクーバーからきた私にとってなれるまで凄いしんどくてストレスで仕方がありませんでしたー!特にトドラーはじっと待っていられないし、すべての工程で助けが必要だしで「なんでバンクーバーみたいにトイレ中にないのよ!!!」とイラッとしたことが何度も…笑ですがトロントで保育士を始めて2年目の今は、トイレ内で子どもたちもをまとめるスキルも身について、すっかり慣れっこになりました☆でも、やっぱり今でもバンクーバーのトイレが恋しくなります笑先生や子供たちがストレスフリーに一日を過ごせる教室作りって大事だな!と改めて思いました!
それでは今日はこのへんで!