州ごとの中央値と賃金補助(Wage Enhancement)まとめ
カナダで保育士(Early Childhood Educator: ECE)として働くには、給与水準を正確に把握することが欠かせません。
「どの州で働くか?」は、時給の中央値+州ごとの賃金補助制度(Wage Enhancement) によって大きく変わります。
この記事では、カナダ政府のJob Bank(2022–2023統計、2024年12月更新) をもとに、州ごとの給与中央値トップ10を紹介。さらに、補助金を含めた場合の実質的な給与水準についても解説します。
カナダ政府のJob Bankによると、ECEとECEアシスタントの全国中央値は $21.30/時です。
州・準州別の中央値トップ10は以下の通りです(2022–2023年)。
順位 | 州/準州 | 中央時給 (CAD) | 出典 |
---|---|---|---|
1 | Yukon(ユーコン準州) | $28.00 | Job Bank |
2 | Northwest Territories(北西準州) | $25.95 | 同上 |
3 | Nunavut(ヌナブト準州) | $25.50 | 同上 |
4 | Québec(ケベック州) | $24.00 | 同上 |
5 | British Columbia(BC州) | $22.00 | 同上 |
6 | Ontario(オンタリオ州) | $21.00 | 同上 |
7 | New Brunswick(NB州) | $20.00 | 同上 |
8 | Prince Edward Island(PEI州) | $19.00 | 同上 |
9 | Nova Scotia(ノバスコシア州) | $18.50 | 同上 |
10 | Manitoba(マニトバ州) | $17.17 | 同上 |
上位はユーコン・北部準州が独占。ただし生活コストが高いケースもあるため、単純比較は注意が必要です。
【参考リンク】
カナダでは多くの州が、保育士の待遇改善のために「Wage Enhancement Program(時給上乗せ補助)」を導入しています。
この補助を含めると、統計上の中央値以上に収入が増えるケースもあります。
補助金を含めた場合の「実質的な給与水準」は以下のように変わります(概算)。
BC州は補助込みで全国トップ水準。一方で、オンタリオ州・ケベック州・PEI州も実質的には非常に高い給与条件となります。
日本の保育士資格を活かして、カナダでワーホリ+保育キャリアを築くチャンスは広がっています。
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