[カナダの保育事情]人種や障がいでの差別なしでみんな一緒に教育

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May

この記事を書いた人 May
2017.05.18

皆さんこんにちは、カナダの大学で保育の勉強をしていたmayです。
 
カナダのBC州の保育士の免許は大きく分けて3つあることは以前にも何度かお伝えしましたが、
今回はその中でも特別支援の必要な子供達を見る”Special needs”に関連して
Inclusive educationという考え方をシェアしたいと思います!
 

 

inclusive educationとは

カナダの保育士免許はベーシック(3〜5歳)、Infant&toddler(乳幼児)、
Special needs(特別支援)とあり、そのうちの一つがSpecial needsですが
特別な支援のいる子どもたちもみんな一緒に教育を受けようというような考え方が
inclusive educationという考え方です。
 
カナダの保育の現場ではこのinclusive educationが推奨されています。
これは、いわゆる障がいのある子どもだけでなく、
人種や文化の違いやその他色々な違いも含んでどんな違いがある子供でも
みんな平等に教育を受けましょうという風潮です。
 
なので例えば耳が不自由な子供や車椅子の子供などもみんな同等に接されるし、
例え障がいなどがあったとしても、それは子供の個性なので
その個性に合わせた教育を保育士も心がけます。
 
特別支援の免許を取る場合は、特別支援のより深い内容の授業と
教育実習が必要ですが、このような基本の考え方は
特別支援の免許の授業を取ってなくても
どの学校も勉強するのではないかな?と思います。
 
実際の保育の現場では、特別支援の度合いによっては
子供一人につき一人の先生がプラスでつく場合も。
例えば重度の自閉症やダウン症の子どもたちなどはプラスで先生が一人につくといった感じです。
これを1 on 1といったりします。(子ども一人に対して一人の先生の意)
私もサブで働いてる間、ダウン症の子どもの1 on 1のポジションでの仕事もしたことがあります。
 
特別支援の子どもも一緒に早期教育を受けると、
その子どもの違いが特別なことではなく普通のことになるので、
偏見をもったりせず、変な目で障がいのある人を見なくなります。
その上、支援が必要な子をヘルプするということも普通のことになるので、
自然に助けてくれたりするようにもなります。
 

具体的にはどうするの?

障がいに加え、人種や言葉の違いに対しても皆で一緒に教育を受けようという
inclusive educationですが、特別なプログラムを組むというよりは、
普段の小さなことからinclusiveを心がけます。
 
例えばカナダでは親御さんがLGBTQということも珍しくないので、
お父さんが二人いる家庭や、お母さんが二人いる家庭もあります。
お父さんが二人いる家庭はパパとダディなど二人のお父さんを呼び分けているところもあったりします。
そういった家族に偏見を持たないよう、LGBTQは特別なことじゃないんだよ
ということで、LGBTQに関する絵本をサークルタイムで読んだりします。
 
また、移民の国カナダ、特にバンクーバーは、たくさんの人種の方々が暮らしています。
アジア、アフリカ、中東などの家族も入れば、ヨーロッパ系の移民の人も。
もともとカナダ自体新しい国で、ほとんどの人が他国からの移民の子孫。
子どもの親が移民の家庭は英語が第二言語だったり、
文化や価値観が違ったりします。
その文化や言語の違いを尊重し、平等に接することもinclusive educationのうちです。
例えばクリスマスや正月だけでなく、中国の旧正月をお祝いしたり、
英語以外の言語を使うことを歓迎したり。
 
色々な意味でいろんな人がいるカナダだからこそ、違いに対してオープン。
日本は単一国家なこともあり、人と違うと注目されたりしてしまいますが、
そうやってカナダのように違いに寛容になれるといいかもな、なんて思ったりもしました。
 
というわけで、実は視覚障害のある日本からの学生が私と同じ大学で
保育を学んでいたので、インタビューしてきました!
また記事が書け次第アップしますので、楽しみに待っていていただければと思います♬
 

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この記事を書いた人

May

ノースバンクーバーにある公立大学Capilano UniversityでECEを勉強している現役大学生。日本の大学で国際文化を学んだあと広告業界で長年働いていたが2014年、旦那と二人で移住を目指しカナダへ渡航。今まで勉強したことのない保育というジャンルへのキャリアチェンジ、「30代からでも遅くない」という良き例になれるよう、勉学に励む日々を送っています。


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