カナダの保育園は○○が持込禁止!?多様な食文化やアレルギーに対応できるある方法

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
May

この記事を書いた人 May
2017.02.27

カナダで保育士の勉強をしているmayです。 バンクーバーはもう3月になるというのに未だに雪予報が出たり、今年はなんだか春がまだ遠く感じます!もうすぐ学校も卒業ですが、今はオンラインの授業を取りながら、パートタイムでいくつかのデイケアで保育士の仕事をしています。今まで10箇所程の保育園で仕事をしてきたのですが、今日はその中でだいたいどの園にもあった書類またはメモについてお話したいと思います!
 

アレルギーは絶対に注意!重度なアレルギーのある子供も

だいたい冷蔵庫のあたりやキッチンエリアに、このようなメモや書類が貼ってあることが多いのですが、まず私がチェックするのがこれ。

アレルギーの注意を促す書類またはメモ!
 
保育園は私のように臨時教員の保育士が出入りするので、
その日働いている保育士全員に情報共有できるよう、
どの子供がどんなアレルギーを持っているかを貼り出してあります。
 
臨時教員といっても、レギュラーの保育士の先生同様、ランチを担当したり、スナックを担当したりもするので、これは重要な情報。
 
この書類には、「何にアレルギーがあるか」「アレルギーが出た時どう対処するか」「軽度のアレルギーか、重度なのか」「アレルギー反応が起こった場合、誰に連絡するか」などが書いてあったりします。
例えば卵にアレルギーがある子供は、自分では卵の料理を持ってこなくても、隣の席の子供が卵を食べていて、何かの拍子で口に入ったりとか、保育園が提供するおやつとして出されたマフィンに卵が入ってたりとか、そういう危険があるので毎食毎食気に留めておく必要があるのです。
 
もしおやつに卵が入ったマフィンを提供する場合は、卵アレルギーのある子には別の卵無しの特別なおやつを用意したりすることもあります。(そうじゃないとかわいそうですからね。。)または、親が別でおやつを家から持たせたりする場合も。
 
アレルギーの場合はだいたいこのように顔写真や名前も明記された書類が掲げてある場合が多いです。
 

アレルギーだけじゃない、多文化社会のカナダは個別の食文化に対応

アレルギーだけでなく、保育園では食事のメモが書いてあることも多いです。
 
例えば、

  • Sue has her own milk
  • Kelsey – vegitarian
  • Vanessa – no beef

 
これはどういうことかというと、まずSueは「自分専用のミルクがあるよ」ということ。保育園ではランチやスナックのとき、Infantやtoddler(0〜2歳)のセンターでは特に牛乳を提供するところも多いのですが、その際に、母乳しか飲まない子供牛の乳は飲まずに豆乳やヤギの乳を飲む子供など、親御さんの方針によって牛乳を飲まない子がいるので、そういう子は自分のミルクを持って来るというわけ。
 
Kelseyはベジタリアンなので、特に給食が出るようなセンターだと(お弁当のところもありますが、ランチを保育園で用意する園もあります)ベジタリアンメニューの提供をしたり、スナックの時にはソーセージなどの肉製品を避けましょうねという注意喚起。
 
Vanessaは牛肉はNG。これは例えば宗教上牛肉を食べない家庭の子供とか。
 
このように、子供たちの好みではなく、家庭ごとの食の方針は個々尊重し、保育園でも守れるようにこのようなメモがあります。
 

Nut-freeとは?カナダの保育園でよく見かける貼り紙!

日本の保育園にあまり行ったことがないので、もしかしたら日本もこういったルールがあるのかもしれませんが、多くの幼稚園がこの「Nut-free」(ナッツ持ち込み禁止)を掲げています。
 
というのも、ピーナッツを中心に、ナッツアレルギーの子が比較的多いから。特にピーナッツアレルギーの子はピーナッツを触るだけで症状が出たりし、アナフィラキシー症状などを起こす子供もいるので、保育園全体をもうナッツ持ち込み禁止にしようというもの。
私も保育園で仕事がある日の朝はピーナッツバターサンドを食べた後念入りに手洗い、歯磨きをして出勤するなど、気を使っています。
 
こういった子供一人一人や家族の方針をきちんと尊重してあげられるのは、やはりカナダの保育士対子供の比率が低いから。最大でも1:8(3〜5歳の場合)なので、一人の保育士あたりの一人の子供にかけられる力は日本より多く、保育士の負担も少ないのではないかなと思います。
 
アレルギーはもちろん、多種多様な食文化に柔軟に対応するのが当たり前なカナダは、個々を尊重していていいなと思います。
 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を書いた人

May

ノースバンクーバーにある公立大学Capilano UniversityでECEを勉強している現役大学生。日本の大学で国際文化を学んだあと広告業界で長年働いていたが2014年、旦那と二人で移住を目指しカナダへ渡航。今まで勉強したことのない保育というジャンルへのキャリアチェンジ、「30代からでも遅くない」という良き例になれるよう、勉学に励む日々を送っています。


ホイクペディアからの告知です

コメントを残す