カナダの保育所の1日・教育理念とは?

Chloe

この記事を書いた人 Chloe
2014.04.11

さて、今日はカナダにある保育所の1日について、こちらでポピュラーな教育理念の説明なんかをおりまぜながらお話しようと思います。

 

バンクーバーの観光名所、スタンレーパークの中にある自然満点なデイケア。

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見てお分かりのように森にかこまれています。この写真はこのデイケアのプレイグラウンドです。写真に見えてる3倍はあります。とにかく広い!そして遊具もいっぱい。ブランコに滑り台に秘密基地が2つもあって子供達には夢のような場所なんではないでしょうか。施設自体はお家のような感じで2階建てになっていて、1階は2.5歳~5歳までを対象とした3-5プログラム、2階にはToddler-1.5歳弱から2.5歳-を対象としたToddlerプログラムのあるデイケアです。この日はToddlerプログラムでSubをしたので、Toddler達と過ごした1日を紹介します。

 

まずはこのデイケアの教育理念いついて。このデイケアはplay-base (プレイベース)といって、子供たちに「遊びを通して学ぶ」ことに焦点をあてているデイケアなので、子供たちは1日の大半を自由に遊んで過ごします。特にこの年の子供たちは「遊ぶことが仕事」という考えがカナダでは主流で、グループタイムや、ある程度の制限の中学習をする時間は最小限に抑えられています。(特にToddlerプログラムでは。)このデイケアの教室には電車セットの机に、動物がたくさん置かれた机、パズルコーナーに、フリーアートのエリアがセットアップされていました。子供たちは自由にそのエリアを好きなように行き来します。もちろん、遊んだあとは片付けるという最小限のルールはあります。

 

こういったplay-baseの保育施設はカナダにはたくさん存在します。Play-baseの対称にあるのがacademic-base, academic-focus, structuredと様々な呼ばれ方をする、お勉強を中心としたプログラムです。時間割がしっかりと組まれていて、時間割ごとに様々な「科目」を学ぶことがメインとなっている保育施設です。グループで学ぶ機会がたいへん多く、机やカーペットに座って先生のガイドのもとアクティビティを進めていくことが多いプログラム作りになっています。また、Play-baseとAcademic-baseの混合プログラムを提供している保育施設もあります。どのようなプログラム作りになっているかは、その保育施設を運営している園長さんや保育士さんたちによって大きく変わってきます。私は両方でフルタイムの保育士として働いていたので、2つの違いなんかもおいおい紹介していこうと思います。

 

さて、保育所の話に戻りましょう。このデイケアもplay-baseということで、一日遊んですごしました。なんてったって2歳にも満たない子供たちが大半ですからそりゃぁ遊びますよ。まずは、「Shak-シャック」と呼ばれる、メインの教室の隣の少し動き回れるスペースのある小さめの部屋で、転げまわったり、クッションにダイブしたり、ごっこ遊びをしたりて朝を過ごしました。

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こちらがShakの一部。小さく見えますが、1マットに2人くらい子供が寝そべれます。そして反対側にはミニキッチンなんかもあります。

 

この時、Shak内にいた保育士は私一人。ここでSubの大変なところがもう一つでてきます。子供たちの性格や、趣味嗜好、苦手なものなどを知るのに時間がかかるため、クラスのセットアップや、何か問題が起こった時の対応がすごく難しいということです。いきなり一人でShakをまかされて、子供たちは小さいながらに、私がSubであることがわかっているので、いつもより余計にやんちゃしようとしてきます!

 

「この先生ならいけるやろ。フフフ(▼∀▼)」

 

と小さい頭の中で考えているのです。(特に大きいToddler達は。)そんなやんちゃ心を読み取って、いつもの先生のルールに従ってちゃーんと子供たちとコミュニケーションをとらないと、後々レギュラーのスタッフが困ることになってしまうので、何か「ん?これはいつも行われていること?」と疑問に思うような行動なんかがあったときにはすぐさまレギュラーのスタッフに確認しにいかないといけません。つまり、Subにはとにかくとにかく他のスタッフとのコミュニケーションが大事!とにかく私は聞いて聞いて聞きまくります。うっとうしいくらいに聞きます。そうすることで、他のスタッフとも質の良いコミュニケーションが取れて、後々自分がいて楽な環境を作れるというわけです。何回も同じことを聞くのはだめですけどね。

 

そんなこんなで、いきなり一人になり(もちろんすぐ隣には教室がありますが)、「まじ?」とちょっと度肝を抜かれつつ、「まーカナダだしね。」とおおらかなカナダのお国柄のせいにして納得し、なんとか前回来た時の子供たちの雰囲気を思い起こして、子供4人と私一人で遊び倒しましたとさ。

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着ぐるみを着て踊り狂う子供達笑

 

こんな感じで午後もいっぱい遊んで、とにかく遊ぶ遊ぶ遊ぶことが仕事な1日でした。ところどころでアートをやってみたりしたんですが、これもやりたくない子はやらなくていいといったスタイル。もちろん先生はなんとか興味を持たせようとしますが、やりたくないもんはやりたくない!!って子供は別にやらなくていいんです。そんな感じでとっても自由で、子供を一人の人間として扱い彼らの自主性を尊重します。このスタイルはカナダで推奨されている教育法です。

 

さて、こんな感じでちょっと日本とは違う保育スタイルを紹介しました☆

 

 

 

この記事を書いた人

Chloe

バンクーバーアイランドにある州立大学のECEプログラム卒業後、ECEフルライセンスを取得し、Infant and Toddler Daycare、Junior Kindergarten等様々な保育施設で保育士として働く。永住権を取得し、保育士経験6年目となった2014年に心機一転、トロントに渡り、幼児教育のBA(学士号)取得を目指し州立大学3年次に編入。現在、大学生と保育士の2足のわらじをはいて毎日奮闘中!


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